構成作家、マネージャー、ライブプロデューサー、動画クリエイター、脚本家など、多彩な職種を目指すエンターテインメントの未来を担う「オモシロイ」人材を育成する「よしもとクリエイティブアカデミー」東京校の学園祭が、10月13日(月)、14日(火)の2日間、東京・あうるすぽっとで開催されました。
2日間全5公演のなかから、今回は2日目に開催された「YCA現役生が企画・制作したライブ」と「卒業した構成作家が企画したライブ」をピックアップ。多くの人気芸人らが出演した、この2本の模様をレポートします。

ガケヤマ・タバやん。が大活躍!
現役のYCA生が企画・制作したライブは、題して『YCA生が本気で考えた「面白い」は、本当に面白いのか?~ネタとコーナーで検証する90分~』です。
ジョイマン(高木晋哉、池谷和志)、カーネーション(岡下雅典、吉田結衣)、ツートライブ(たかのり、周平魂)、カゲヤマ(益田康平、タバやん。)、マルセイユ(別府貴之、津田康平)、カベポスター(浜田順平、永見大吾)、9番街レトロ(京極風斗、なかむらしゅん)という豪華メンバーが出演しました。

MCを務めたのはマルセイユの2人。津田がオープニングVTRはもちろん、照明や音響、構成台本などすべてにこだわって作られたライブだと説明すると、別府も「夢いっぱいです!」とYCA生の熱意を称えました。
ライブは前半と後半に分かれ、それぞれのブロックに出演する芸人たちがネタ披露後に、YCA生のグループが考えたコーナー企画に挑戦するという構成。前半ブロックはカベポスター、カゲヤマ、カーネーションが登場しました。

最初のコーナー企画「走ってつなげ! リレー大喜利!!」は、2つのチームに分かれ、1人ずつ劇場内を1周して再び舞台に戻って大喜利に挑戦。マルセイユ・別府の判定で「◯」が出たら次の走者にたすきを繋ぎ、早くゴールしたチームが勝利します。ただしリレーだけではなく、大喜利の回答も3人で繋いで完成させないといけません。
カゲヤマ・タバやん。、カーネーションの2人による「タバやん。チーム」とカゲヤマ・益田、カベポスターの2人による「益田チーム」で対決。お題は「何かおかしい修学旅行。何がおかしい?」です。
序盤はカベポスターの2人が早めにクリアして優勢だった益田チームですが、3人目の“カゲヤマ対決”ではまさかのドローに。第3走者のタバやん。がサドンデスを制し、タバやん。チームの逆転勝利でした。

マルセイユの「もうええわ」に注目!?
続くコーナー企画は「ハロウィンだし、リーダーをミイラにしちゃえ! トリックオアベットバトル!」。4つのお題に対して4つの答えの中から、それぞれのリーダーのものを選んで数字をベットします。
当たれば、相手チームのリーダーをミイラ状態にするために包帯を巻く時間がプラス、間違うとマイナスに。最終的に自分のリーダーの包帯をはやく解いたチームが勝利です。4つの答えにはリーダーのカゲヤマの2人のほか、YCA生やマルセイユ・津田のものが紛れています。
「マルセイユの尊敬できるところは?」というお題では、「圧倒的なテンポとツッコミのうまさ」「圧倒的な漫才」など漫才を褒める回答が続くなか、カーネーション・岡下が「みなさん、最後の(津田の)『もうええわ』は絶対に観て!」と注目ポイントをレクチャーして笑わせます。
結局、両チームともリーダーの回答を当てられず、時間はマイナスに。包帯を巻く時間が10秒多かった益田チームが有利かと思われましたが、ここでもタバやん。の活躍で「チームタバやん。」が連勝をおさめました。

嬉しくなったジョイマン・高木が大はしゃぎ!
後半ブロックには、9番街レトロ、ジョイマン、マルセイユ、ツートライブが登場。ネタ披露終了後、9番街レトロ、ジョイマン、ツートライブが、コーナー企画「跳んで絆を深めろ! 大縄シャッフル297!」に挑戦しました。
タイトルの「297」は、ツートライブのツー「2」、9番街レトロの「9」、ジョイマン・高木の「ななななー」にちなんで「7」から付けられたもの。全員で大縄跳びを跳びながら、「◯◯といえば?」というお題に対して答えを合わせて得点を重ね、297点到達に挑戦するというゲームです。
が、297点には到底届かず……。久しぶりのコーナー企画に嬉しくなったジョイマン・高木が、この日披露したネタの一部を、お題の答えに入れ込んで盛り上げる一幕もありました。

最後のコーナー企画は「ナイトクラブ★大喜利」です。ショーパブで働いていたマルセイユ・別府にインスピレーションを得て作られたこの企画は、面白いことが大好きな美女“別府ちゃん”を笑わせるために大喜利に挑戦。お題に対してキュンとする回答を出して、別府ちゃんに乾杯された芸人はダンスを披露します。
「浮気がバレた時のとっさの一言」というお題で選ばれたのは、9番街レトロ・なかむらしゅん。ルールを忘れてしまったのか、踊るだけ踊って答えず、全員からツッコまれます。
代わりに出たジョイマン・池谷は、「オレ……別班」という回答で見事クリア。個性あふれるコーナーを全力で盛り上げる芸人たちに、会場は大きな笑い声に包まれました。

開演前から来場者を楽しませる工夫は、舞台上だけでなくロビー空間にも満ちていました。出演芸人たちの等身大パネルや各コンビのキャッチコピーが手書きで添えられた特製タイムテーブル、来場者が思いを書き込めるメッセージボードなど、会場のあちこちにYCA生の手作り装飾がずらり。
生徒たちが知恵を絞って練り上げた企画の数々に実力派芸人たちが全力で応え、細やかなこだわりと熱意が随所に光る、充実の90分となりました。



「あのときやっておけば……と後悔するなら」
YCA卒業生の公演は、題して『NSC東京30期同期ライブ 出たいやつ、手挙げろ!~ネタとコーナーの75分~』。MCをNSC(吉本総合芸能学院)東京27期生のイワサキ(まんたろう、ビエラ・J・ダニエル)が務め、構成作家・木佐さんと同期の芸歴2年目となる12組の30期生たちが出演しました。
コーナー企画「クラブでひとこと!」は、スクリーンのルーレットに「◯◯な◯◯」という上の句と下の句に分かれたお題が登場。「日本語が怪しいお母さん」というお題に、片言で「ワタシ、カイモノワスレタ~」と返して笑わせます。ほかにも「なんでもアピール!」のコーナーでは、芸人たちが得意の話術を披露して客席を沸かせました。

ライブ終了後に、構成を担当した作家・木佐さんを直撃しました。
――YCAを卒業して、構成作家として2年目。現在はどんなお仕事をしているんですか?
いまはフリーで作家をしながら、ルミネ the よしもとの制作進行のアルバイトをしています。フリーの作家としては、吉本主催のライブの進行や、先輩芸人のコットンさんのYouTubeチャンネルチームに参加して構成を担当したり、『ラストコール』というYouTubeのキャバ嬢オーディション番組に作家として入ったりと、いろんな仕事をしています。
学生のころからずっとお笑いが好きで、大学卒業後、好きなことを仕事にするか、大学で学んでいた栄養系の仕事に就くかで悩んで、栄養士を選びました。それはそれで楽しかったのですが、構成作家の夢が諦め切れず、「どうせやるならいまだ。いまがいちばん若い!」と仕事を辞めて上京し、YCAに入学しました。
結果として、この道を選んでよかったです。いまいろんな経験をさせてもらっていますが、すごく楽しい毎日を送っています。それにYCAは吉本が運営している学校なので、私のようにライブの構成に携わりたいと思っている人には向いている学校なんじゃないかなとも思っています。

――今後はどんな仕事をしていきたいですか?
ルミネの進行をあと1年で卒業するので、ほかのところで作家業ができたらいいなと思っています。テレビのバラエティ番組の構成もいずれやってみたいんですが、劇場を観て育ったので、劇場でいろんなライブの構成をやりたいと言う思いがいちばん強いです。
で、この人がついてるライブって面白いなと言ってもらえるようなものが作れるようになりたいですね。
――YCA入学を迷っている人たちにメッセージをください。
私は社会人を経験してからこの世界に入りました。もう少し早くやってもよかったのかなと思いますが、社会人として経験したことが、いまに活きているなとも思っています。少しでもやってみたい気持ちがあるなら、いま。いまがいちばん若いです! あのときやっておけば……と後悔するなら、やっておいて損はないと思います。
■ よしもとクリエイティブアカデミー(YCA)とは?
本公演を手がけた生徒たちが学ぶ「YCA」は、吉本興業が運営するエンタメスタッフの育成機関です。構成作家、マネージャー、ライブプロデューサー、動画クリエイター、脚本家など、未来のエンタメを仕掛ける即戦力を養成。企画立案からライブ制作・番組撮影・現場運営まで、1年間のリアルな現場体験を通して実践力を身につけます。
よしもとクリエイティブアカデミー(YCA)は現在2027年度生徒を募集中。
▼詳細・学院説明会はこちら
よしもとクリエイティブアカデミー公式サイト:https://yca.yoshimoto.co.jp/
