吉本新喜劇とNMB48が新感覚ミュージカルでコラボ! 渋谷凪咲「本気で挑んで全員が“本物”になれたら」

これまでもさまざまなコラボレーションに取り組んできた吉本新喜劇とNMB48が、今度はミュージカルに挑戦!　その名も『ぐれいてすとな笑まん』。大阪が誇る2大エンターテインメントが本気で挑む、歌って踊って笑って泣ける新感覚ミュージカルです。5月に予定される大阪と東京での公演に先立って、3月10日（木）に大阪・なんばのNMB48劇場で発表会見が開かれました。

この公演は吉本興業110周年を記念したもので、脚本を担当したのは吉本新喜劇座長の川畑泰史。そして演出を手がけるのは、なんと本場ブロードウェイでも活躍する玉野和紀氏という“本格仕様”です。公演日程は、5月14日（土）～22日（日）が大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、5月26日（木）～29日（日）が東京・明治座の全17公演となります。

川畑「今回ばかりはフワフワできない」

会見には、新喜劇から川畑のほか、すっちー座長と島田珠代が、NMB48からキャプテンの小嶋花梨と渋谷凪咲、上西怜が出席。MCを務めるのは、藤崎マーケット（田崎佑一、トキ）です。

まずは東京公演の会場となる明治座の三田光政・専務取締役が、こう挨拶しました。

「明治座も来年150周年。その前夜祭的な作品として、吉本新喜劇とNMB48という吉本興業さんの2大コンテンツを組み合わせたミュージカルショーにご一緒させていただき、新たな歴史の1ページを刻みたいと思っています」

今回のミュージカルは、吉本新喜劇にとっても、NMB48にとっても、まったく新しい試み。キーマンとなる玉野氏は、「（新喜劇の）座長である川畑さんに脚本をお願いしています。僕がミュージカルとしての上演台本に書き換え、演出・振り付けを担当します」と、その重要な役割を明かします。

一方、NMB48の大ファンで知られる川畑は、「これまでもNMB48とは、新喜劇を何度かやらせていただいています。いつもフワフワとした気持ちで仕切らせてもらうんですが、今回はミュージカルということで、いっさいフワフワでけへんな、と」といつになく真剣!

「NMBの皆さんには、初めて真剣な川畑を見ていただけると思います」と胸を張りますが、渋谷からは「川畑さんはいつも、すごくイヤらしい目で見てくる」、小嶋からも「下からなめるように見られる」とさっそくイジられながら、「そんな川畑さんの真剣な姿が楽しみです」とフォローされていました。

すっちー「全裸でヌンチャク振り回すほうがマシ」

ストーリーは、地球とよく似た星の、大阪によく似た国「なんば」が舞台。お笑い集団の新喜劇と、アイドルグループのNMB48がともに人気を集めていましたが、感染症“アホウイルス”が蔓延してしまいます。はたして2組の運命は――というもの。そんな“新喜劇テイスト”のミュージカルには、3つの大きな見どころがあります。

1「吉本新喜劇とNMBがむちゃくちゃ稽古します！」
ふだんの稽古期間は、NMB48が1週間ほど、そして新喜劇はなんとたったの1日で一気に仕上げているといいますが、『ぐれいてすとな笑まん』は1カ月以上の稽古を予定しているとのこと。

「歌うことが、いちばん恥ずかしい」と言うすっちーは、「歌を歌うくらいなら、裸でヌンチャクを振り回すほうがましっていうくらい照れるので、ミュージカルと聞いてビビってます」と明かしました。

2「本場ブロードウェイの演出も手がける玉野氏が“なんばのエンタメ”に挑む！」
川畑は「玉野さんの手にかかると、毎週やっている新喜劇もミュージカルになる」と讃えます。一方、島田は、じつは30年ほど前に玉野氏とミュージカルで共演したことがあるそうで、「当時は“タップの王様”みたいな感じでした。何をやらせても天才です」とコチラもべた褒め。

さらにトキの口から「（新喜劇の末成）映薫姉さんが、玉野さんに個人的にアプローチしてカラオケでデュエットしたいと話している」というタレコミ情報が！　すると「これ、言っていいのかな……？」と島田が、「じつは（30年前の）ミュージカルのときに映薫姉さん、玉野さんに恋してました！　30年越しの思いをこのミュージカルにぶつけるんじゃないだろうか。そこも見ものです！」と明かす一幕もありました。