“花の82年組”同期・松本伊代をモデルに! 元アイドルの画家KAORUKOの新作に「ほしい!売らないで!」

アイドル「新井薫子」から現代アーティストに転身し、ニューヨークを拠点に活躍するKAORUKO。そんな、世界から注目される彼女の個展「Femina(フェミーナ)」が、6月1日(水)から東京・西武渋谷店で始まりました。5月31日(火)に開かれた取材会見では、 KAORUKOと同期のアイドルであり、堀越高校の同級生という松本伊代がお祝いに! 30年来の友人である2人が、お互いの高校時代の印象や絵の話題で盛り上がりました。

出典: FANY マガジン
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「KAORUKOちゃんが描いてくれるなら…」

KAORUKOは、1982年にシングル『虹いろの瞳』で、アイドル“新井薫子”としてデビュー。松本伊代、小泉今日子、早見優らそうそうたる同期たちとともに“花の82年組”として活躍した後、芸術の道に進んだ異色のアーティストです。

2007年からはニューヨークを拠点に精力的なアート活動を行い、2012年には米アート誌「New American Paintings」で注目アーティストの1人に選ばれて表紙にもなりました。その後、コロナ禍で絵のスタジオに通えなくなったことから2021年に日本に帰国。このたび、西武渋谷店で個展を開くことになりました。

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この日の会見は、KAORUKOが松本をモデルに制作した絵画『IYO』をバックにして行われました。松本が16歳のときのデビューシングル『センチメンタルジャーニー』のジャケットを見ながら1カ月以上かけて制作したという作品で、松本をモデルに起用した理由について、KAORUKOはこう説明します。

「私はこれまで、フェミニズムとジェンダーをテーマに女性をずっと描いてきました。番組がきっかけで伊代ちゃんに再会し、アイドルのときも今もキラキラ輝いている伊代ちゃんを見て、私のテーマにふさわしい人だと思ってオファーさせていただきました」

一方、松本は、そのオファーを「KAORUKOちゃんが描いてくれるなら、こんなに嬉しいことはない」と二つ返事で快諾したとのこと。この日、『IYO』を初めて見て、「かわいい!すごい!」とリアクションも大きく、喜びを表現していました。

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「もし違った人生を送っていたら…」

『IYO』で描かれているのは、渋谷のハチ公前で人を待っている様子の松本。もっとも、高校生だったころ、人気絶頂のアイドルである2人がハチ公前で待ち合わせることは難しく、実際は高校近くのカフェで学校帰りにお茶をしていたとのこと。

KAORUKOは、「もし私たちが違った人生を送っていたら、ふつうにハチ公前で待ち合わせをして遊びに行ったり、買い物をしたりしたのかなあと、いろいろ考えて描かせていただきました」と作品に込めた思いを語っていました。

出典: FANY マガジン
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また会見で、当時のお互いの印象について質問が及ぶと、KAORUKOは「伊代ちゃんは本当に学校でも、いちばんかわいかった。楽屋でも木箱に入った衣装が運ばれて来たり、もう本当にアイドルという存在だったので憧れていました」と語ります。

一方の松本も、「KAORUKOちゃんは、何事にも積極的で大好きだったお友達。ライバル心もそれぞれ少しはあった気がするけど、それよりもお互いに頑張っているという絆が大きかった」と、アイドルとしてともに支えあった時代を振り返りました。

出典: FANY マガジン
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こうして、高校時代からの友人である2人の囲み会見は終了。最後に、『IYO』は個展で販売されるのかと記者から質問が飛ぶと、松本は「ほしい! 売らないで」と真っ先におねだり。集まった取材陣から笑いが起こり、KAORUKOも笑みを浮かべていました。

個展概要

KAORUKO個展「Femina」
期間:6月1日(水)~6月19日(日)
場所:西武渋谷店B館 8階 美術画廊/オルタナティブスペース
時間:10:00~20:00(最終日は18:00まで)
※入場は各日終了30分前まで。
入場無料

詳細はこちらから。

股のぞきポーズをしている女性キャラクター「K子」の新作も展示

期間:6月7日(火)~6月30日(木)
場所:西武渋谷店 A館1階ショーウインドー