大阪・なんばグランド花月で平日夜に上演中の『よる公演』が、いまじわり話題を呼んでいます。リーズナブルな料金ながら、昼間の本公演にも負けない豪華メンバーを揃え、漫才・コントと吉本新喜劇の両方が楽しめるこのイベント。MCには、もりやすバンバンビガロやkento fukayaといったひとひねりある芸人を配し、ちょっとオシャレでトコトン笑える“大人のための”公演を演出します。また、入場時に配布されるステッカーにあるQRコードをスマホで読み込むと、“デジタルしおり”が見られるという新たなサービスも用意されました。
今回は、9月8日(木)に行われた『よる公演』の模様をレポート! この日はシャンプーハット、見取り図といった人気コンビと酒井藍座長率いる吉本新喜劇のラインナップで、会場を大いに沸かせました。
もりやすがマジックで出演者紹介!
開演を待つ観客は、さっそくスマホで“デジタルしおり”をチェック。なんばグランド花月のスタッフが書いた、出演芸人を紹介するライナーノーツをはじめ、“SNSにはあげない写真館”と題して楽屋での貴重なオフショットもアップされていきます。また、劇場エントランス近くには、終演後に感想を書き込めるメッセージボードを設置。こちらの写真もしおりに掲載されるほか、しおりから書き込める“デジタルメッセージボード”やアンケートも。開演前に見どころをチェックするもよし、帰りの電車で感想を書いたり読んだりするもよし、イベント前後もたっぷりと楽しめる仕組みになっています。
オープニング、色とりどりの華やかな照明がステージを染め上げる中、ナビゲーター役のもりやすバンバンビガロが登場。大勢の観客を前に「……なんで?」と戸惑いつつ笑わせると、「よる公演は、東京から人気者を呼んだり、大阪の若手の劇場・よしもと漫才劇場の人気者が出たり、NGKのベテランの方を呼んだり、しかも新喜劇もあったり、盛りだくさんになっているので、楽しんでいただけると思います」と公演概要を改めて説明。さあ、さっそくネタから……と、その前に、まずはもりやすが会場の空気をあたためます。
ボールを指先で回したまま前転したり、ボールをポールでどんどん高く挙げていくジャグリングに観客は大興奮。続くトランプのマジックでは、観客の1人に引いてもらったカードに、トップバッターを務める滝音の名前があるというサプライズも!
漫才にコントに、人気コンビがズラリ
ネタブロックには、ブレイク間近の若手からテレビで大活躍の人気者まで、バラエティー豊かな出演者がズラリ。大阪・よしもと漫才劇場からは、滝音とマイスイートメモリーズが登場しました。秋定のゆる〜いボケとさすけが生み出すベイビーワードでおなじみの滝音はトップバッター。おすすめのデートプランをテーマにしたネタで、初っぱなからしっかり笑いを起こしていきます。
落語の師匠と弟子のコントを演じたのはマイスイートメモリーズ。落語を口演しているはずが、心の声までダダ漏れになっていく中、最後はあっと驚く仕掛けも……!?
東京からは、蛙亭と見取り図。蛙亭は、中野扮する飼い犬と飼い主・イワクラのやりとりで描くコントを。行ったり来たり豹変するイワクラのキャラを主軸に、蛙亭ワールドを展開しました。
見取り図が舞台に上がると、客席からは大歓声が! この日のネタは同窓会がテーマ。“あるある”も織り交ぜながら、さまざまなキャラが入り乱れる怒濤の漫才を見せてくれました。
トリを飾ったのはシャンプーハット。恋さんとてつじ、2人の世界に観客を巻き込んでいく漫才で、締めくくりにふさわしい爆笑をさらいました。
また、ネタの合間にはもりやすが再登場。三番手のマイスイートメモリーズをまたまたマジックで紹介したほか、「家に帰って、人に見せられるマジックを教えます」と観客にレクチャーするひと幕も。指示に従って思い思いに左手の指をさしていくと、どんなルートをたどっても最後は必ず薬指をさしているという不思議な結果に、どよめきが起こっていました。
「面白かった!」熱い感想が続々
後半は酒井が座長を務める吉本新喜劇。酒井、今別府直之、松浦真也、山田花子といったメンバーが大暴れ。脇を固めるベテラン勢も、辻本茂雄をはじめ、テンポのいいツッコミで物語を回していく烏川耕一、池乃めだか、青野敏行、島田一の介らが、さすがの存在感を見せつけました。
エンディング、幕前に現れたもりやすが、最後のマジックで“END”マークを出してイベントは幕。終演後は、メッセージボードに多くの観客が公演の感想を書いていたほか、デジタルメッセージボードにも「めちゃめちゃ面白かったです!」「また来ます!」といった熱い感想が続々とアップされていました。
公演概要
よる公演
お得に「よる公演」を観劇できるサブスクチケットも発売中
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