中川家、チュートリアルなど歴代M-1チャンピオンのインタビューも掲載! 雑誌「Number」M-1特集 12月1日発売!

12月1日(木)発売のビジュアル・スポーツ総合誌「Sports Graphic Number」で漫才の競技⼤会である「M-1」が特集されています。

創刊42周年にして初の「M-1」特集

出典: FANY マガジン
©Sports Graphic Number

この号では「総⼒特集 M-1グランプリ スポーツとしての4分間の競技漫才」と題して、M-1を採点競技化した「競技漫才」としてとらえ、通常のスポーツノンフィクションの⼿法でM-1やM-1に登場した漫才師たちを描いています。

第1回優勝の中川家、史上初の「完全優勝」を果たしたチュートリアル、史上最年少優勝の霜降り明星(粗品)、史上最⾼得点で優勝したミルクボーイなどのインタビューをはじめ、〝史上最⾼の激闘〟とも⾔われる、フットボールアワー、笑い飯、アンタッチャブルが激突した「2003年⼤会のノンフィクション」などM-1史に残るドラマを取り上げています。

出典: FANY マガジン
©Sports Graphic Number

「Number」編集⻑・中村毅 コメント

もちろん漫才はスポーツではありませんが、M-1は漫才に「制限時間」や「審査員による採点」などのルールを取り⼊れて、最終的に1組の「勝者」とそれ以外の「敗者」がはっきりと分かれる「採点競技」になっています。
スポーツは⼀定のルールのもと、選⼿たちが全⼒で競争して勝負をつけるもので、そこにドラマが⽣まれます。M-1は「採点競技化」することで、漫才本来の⾯⽩さだけでなく、スポーツと同じドラマが⽣まれ、同じ魅⼒を持つコンテンツになっていると思います。今回は主に、普段からNumberでスポーツについて書いてもらっている筆者の⽅々に、いつもと同じやり⽅でM-1の⾯⽩さを切り取ってもらいました。
念のために申し添えますが、サッカーW杯もしっかり取材しており、まずは来週、臨時増刊号を刊⾏して、グループステージを詳報します。こちらもよろしくお願いします!

「M-1」のノンフィクションも発売中!

出典: FANY マガジン
©⽂藝春秋

Number1064号でも執筆する中村計氏の『笑い神 M-1、その純情と狂気』が、11⽉28⽇に発売されました。「週刊⽂春」連載時より話題を集めていた⾻太なノンフィクション作品です。

⽬次
プロローグ/笑い飯/笑い飯と千⿃/「島⽥紳助 様」/ますだおかだ、ハリガネロック/再び、笑い飯/フットボールアワー/再び、笑い飯と千⿃/ABC/ブラックマヨネーズ/チュートリアル、変ホ⻑調/キングコング/NON STYLE/パンクブーブー/スリムクラブ/三たび、笑い飯/エピローグ

担当編集者 コメント

いまやM-1グランプリはお笑い界の⼀⼤イベントですが、90年代、漫才は過去の演芸とされ絶滅の危機にありました。
窮状から救ったのは吉本興業内に作られた⼀⼈だけの新部署「漫才プロジェクト」の社員です。彼が島⽥紳助に相談したことで、漫才を競い合い、優勝したコンビは1千万円の賞⾦を⼿にすることができるM-1グランプリを誕⽣させたのです。はじめこそ出来レースを疑われたこの⼤会も、⼈気コンビの敗退や無名コンビの決勝進出といくつもの番狂わせで、芸⼈にも視聴者にも“ガチンコ競技”であることを知らしめていきました。
本書は9年連続でM-1決勝⼤会に進出し2010年に10代⽬王者となった笑い飯を主⼈公に、漫才とM-1の20年を描いたノンフィクションです。千⿃、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、フットボールアワー、キングコングなど、芸⼈、スタッフ80名以上の証⾔から、笑いとは何か、漫才とは何か、の解へ私たちを導いていきます。
12⽉18⽇に開催される「M-1グランプリ2022」決勝⼤会を⽬前にしたいま、漫才師たちが⼈⽣を賭けた狂熱のステージを⾒つめ続けた中村計さんの、圧倒的取材⼒と筆⼒をお楽しみください。

書籍概要

Sports Graphic Number 1064号「総⼒特集M-1グランプリ スポーツとしての4分間の競技漫才」
発売日:12⽉1⽇(⽊)
発行:⽂藝春秋

笑い神 M-1、その純情と狂気
著者:中村計
価格:1,980円(税込)
発売日:11⽉28⽇(月)
発行:⽂藝春秋

書誌関連サイト

著者紹介
中村計(なかむら・けい)
ノンフィクションライター。1973年千葉県⽣まれ。同志社⼤学法学部政治学科卒。スポーツ新聞社を7カ⽉で退職し独⽴。『甲⼦園が割れた⽇ 松井秀喜5連続敬遠の真実』で第18回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、『勝ち過ぎた監督駒⼤苫⼩牧 幻の三連覇』で第39回講談社ノンフィクション賞を受賞。『⾔い訳 関東芸⼈はなぜM-1で勝てないのか』(ナイツ 塙宣之著)では聞き⼿と構成を担当した。

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