鮫島幸恵にしてこのファンあり!? 新喜劇「日本酒会」メンバーと行く“飲んだくれ”バスツアーは大成功

吉本新喜劇の鮫島幸恵がプロデュースした「新喜劇日本酒会メンバーと行く!『日帰り淡路島バスツアー』」が2月18日(土)に開催されました。昨年の「吉本新喜劇座員総選挙」で、鮫島が“ファンの皆さまと楽しいバスツアーをする”という公約を掲げて見事、15位にランクイン。その結果、ツアーが実施されることになりました。当日の様子を芸人ライターとしても活動している吉本新喜劇の𠮷岡友見がレポートします。

出典: FANY マガジン
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仲良し4人組がファンとツアー

このツアーには、鮫島がプライベートで仲良くしている先輩座員の岡田直子、服部ひで子、そして同期の𠮷岡友見(そうです、筆者です)が同行しました。この4人は通称「日本酒会」のメンバーです。これはお酒大好きな鮫島、岡田、服部、そしてお酒は弱いがずっと食べている𠮷岡が夜な夜な集まり、お酒を飲んでゴハンを食べるという、ただの仲良し集団です。まさかこの「日本酒会」が公の場でバスツアーをすることになるなんて……。なにが起こるかわかりません。

当初、鮫島は「参加してくださる方はいるのか……」と不安がっていましたが、ふたを開ければ32人のファンの方が集まってくださいました。出発地は新大阪。ファンの皆さまが待つバスに4人が乗り込むと、大きな拍手でお出迎え。鮫島は「ありがとうございます」を連発していました。おひとりで参加してくださっている方、ご夫婦や親子で参加してくださっている方など、年齢や性別もさまざまな鮫島ファン、新喜劇ファンの方々とともに旅がスタートします!

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歴史ある酒蔵で日本酒を堪能

さすがは「日本酒会」だけあって、最初に向かうのは酒蔵見学です。神戸市東灘区にある「神戸酒心館」に向けてバスが走り出しました。

目的地に着くまでの間は、レクリエーションの時間です。𠮷岡がMCを務め、真の鮫島幸恵マニアを決める『YUKIEウルトラクイズ』が開催されました。優勝者は目的地まで鮫島の隣の席に座ることができます。MC𠮷岡のグダグダ進行を参加者の皆さんが空気を読んで助けてくれたりと、なんという大人でアットホームな空間なんでしょう、と感動しきりでした。

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優勝者は酒心館まで15分ほど鮫島の隣をゲット。みんなが拍手で優勝者を祝福し、参加者の皆さんが一緒にこの旅を「盛り上げよう」としてくださっているのがヒシヒシと伝わりました。そしてここで、まさかの鮫島の両親から「今回は私たちは行けないけれど、娘をよろしくお願いします」と駄菓子の詰め合わせが!

これはもう家族ぐるみのお付き合いです。参加者から「恐れ多くて食べられない。しばらく眺めます」との声も上がり、わいわいと盛り上がっていると、あっという間に最初の目的地に到着しました。

ノーベル賞公式行事で振舞われたこともある日本酒「福寿」の蔵元、神戸酒心館は1751年創業、現在13代目となる歴史ある蔵元です。入ってすぐの場所にある“大桶”の前で集合写真を撮ったあとは、さっそく蔵見学と試飲。鮫島は参加者にお酌をしつつ、ちゃっかり自分も試飲を楽しんでいました。お酒大好きな岡田、服部も心躍らせ、食に貪欲な𠮷岡は酒粕ドーナツと酒粕ソフトを両手に持ち、参加者も「福寿」を購入したりと神戸酒心館を満喫しました。

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淡路島の絶品料理に舌鼓

続けて、昼食会場となる淡路島の「のじまスコーラ」に向けて再びバスは走り出します。車内では岡田がMCを務めて、『YUKIEチャレンジクイズ』が始まりました。これは、鮫島が常識問題に正解できるかどうかを参加者が当てるゲームです。優勝者はまたもや鮫島の隣の席をゲットできます。

島田一の介師匠の本名を「元の介(はじめのすけ)」と答えたり、天然炸裂する鮫島に岡田はツッコミまくり。参加者は翻弄されつつも見事、優勝者が決まり10分ほど鮫島の隣の席を堪能しました。そして盛り上がるバスは明石海峡大橋を渡り、淡路島に入ります。

出典: FANY マガジン
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昼食会場となる「のじまスコーラ」は、閉校となった小学校を改装した複合施設です。淡路島の採れたて野菜や焼き立てパンを販売するマルシェやカフェ、レストランなどがあります。校訓が刻まれた碑や考える人の銅像など小学校の名残を残しつつ、とてもお洒落に可愛らしく改装されており、たくさんの来場者で賑わっていました。

新鮮な野菜のサラダ、熱々のペンネ、ポークのローストなどコース料理をいただきつつ、参加者同士で交流を深めたり、鮫島が各テーブルを回って挨拶したり、岡田は自腹でビールを注文して振舞ってくれたり、𠮷岡はパンをお代わりしたり(おい!)と、各々の時間を過ごします。

出典: FANY マガジン
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途中、服部がインタビュアーとなって、鮫島にいままでやった好きな役や、日本酒会メンバーから見た鮫島の印象などをトーク。参加者の皆さんもニコニコと耳を傾けてくださいました。お腹も満たされ、「のじまスコーラ」さんからは玉ねぎのお土産をいただき、次に向かうのは「パルシェ香りの館」でのお香作り体験です。

“思い出を持って帰る”お香作り体験

20分ほどのバス移動中、なぜかこのツアーにまったく関係ない新喜劇座員・もじゃ吉田が、この日に誕生日だという話題になり、急遽、車内でバースデーソングを合唱。動画をもじゃ本人に送りつけます。すぐに、もじゃから感謝とともに「岡田直子だけ顔がぜんぜん笑ってなかった」という動画メッセージが届き、車内は笑いに包まれました。

じつは、お香の生産量が日本屈指の淡路島。「パルシェ香りの館」はお香だけでなく、香水作りやキャンドル作りなどさまざまな香りの体験ができる施設です。ハーブの香りに包まれた会場に入り、スタッフの人の説明を受けながら、お香作りが始まります。

出典: FANY マガジン
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白檀とタブ粉という材料を混合した粉にローズの香料を入れて練り上げ、型抜きをして作ったのですが、練り上げる作業になかなか力が必要。腕力のある服部が早々に練り上げるかたわらで、非力な岡田は「腕がもげそう」と悲鳴を上げていました。参加者もお香作りに集中します。

“なにか思い出を形にして持って帰れたら”という鮫島の願いで、行程に組み込まれたお香作り。家でこのお香を焚いて、香りに包まれるたびに参加者の皆さんはこのバスツアーを思い出してくださるのでしょう。

出典: FANY マガジン
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そして、この施設は「いちじくソフト」や「ラベンダーソフト」といったスイーツも目玉となっていて、𠮷岡はいちじくソフトを買い込んでバスに戻りました。本日2つめのソフトクリームです。はい、私はずっと食べています。

「あったかい参加者」ばかりのツアー

そしてバスは、最終目的地となる「たこせんべいの里」へ。40種類ほどのたこせんべいを販売していて、工場見学もできる施設です。試食もできるため、もちろん𠮷岡はほぼ全種類を試食。甘いもしょっぱいもあり、目移りします。参加者は家族や自分へのお土産を購入し、「たこせんべいの里」さんからもお土産をいただき、ほくほく気分で全行程終了。帰路につきました。

帰りのバスは参加者の皆さんからの質問や感想を聞く時間に。「とても楽しかったので、また企画してほしい」と嬉しいお言葉をいただき、日本酒会メンバーは感無量です!

出典: FANY マガジン
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服部は「鮫島にしてこのファンあり。感動しました。私がツアーをするなら献血ツアーです!」と看護師免許を持っているからこその挨拶をしました。岡田は「最高でした。私も鮫島が大好きなので、私も皆さんの仲間です。私は池袋のアニメイト第1号店ツアーします!」とアニメオタクらしいツアー企画を提案。主役の鮫島は、こんな感謝を述べました。

「子どもさんが心配で付き添ったというお母さまから、“こんなあったかい参加者の皆さまなら、1人で参加しても安心です”と言ってもらえて嬉しかったです。そんなあったかい方たちに応援していただけてるんだと、しみじみ幸せだなあと噛みしめています」

最後に車内は暖かい拍手に包まれ、大阪に到着。バスツアーは無事に終了しました。

出典: FANY マガジン
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ファンの方々同士で写真を撮り合ったり、1人で参加されてる方に喋りかけたり、そんな皆さんを見ていて、本当に素敵な空間だなあと𠮷岡も思いました。私にもたくさんの応援のお言葉をくださり、身の引き締まる思いと、パワーをいただいた最高の1日でした。ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。

そして、𠮷岡はやっぱり「食い倒れツアー」希望です。皆さまと美味しいものを食べられる日を楽しみに頑張りますね!