芸人たちが趣味や特技を通して可能性を開拓するよしもと部活動プロジェクト「ブカツ!」の「たこ焼きブ!」が、新たな取り組みを始めました。ブ員の若手芸人たちが店頭に立つたこ焼き店「吉たこ produce by たこ焼きブ!」を、すでに2店舗オープンさせた彼らの次なる活動の場は「子ども食堂」! ほたる火・おーにしゆーまが大阪府吹田市の子ども食堂「さたけん家」を訪れた3月24日(金)の初回イベントの模様をレポートします!
今回、子どもの居場所づくりや地域活性に力を入れる吹田市と「たこ焼きブ!」がタッグを組んでスタートさせたのは、吹田市の子ども食堂で月1回たこ焼きをふるまうという取り組みです。今後、3つの子ども食堂を順番に巡り、味にも定評がある「吉たこ」自慢のたこ焼きを無償提供していく予定です。
“焼き手”おーにしを無邪気に囲む地域の子どもたち
今回、「たこ焼きブ!」が出張した「さたけん家」は、2011年にオープンしたコミュニティカフェ。飲み物やランチの提供のほか、さまざまなイベントが開催され、子どもから高齢者まで幅広い世代が集う地域住民の憩いの場となっています。
この日は、そんな「さたけん家」で子ども食堂が開催される日。日ごろから「さたけん家」を利用する小学生から高校生までの子どもたちが、入れ替わり立ち替わりで訪れるなか、「たこ焼きブ!」がイベントを行いました。
子どもたちは、慣れた手つきでたこ焼きを焼くおーにしに興味津々の様子。生地を流し込んでから焼けるまではおよそ10分。「おいしそ〜」「早く食べたい」とせっつく子どもたちにおーにしが「すごい圧力やわ」と苦笑いしたり、「何個食べたい?」と聞くと「90個!!!」と元気な声が上がるなど、会話が弾みます。
オリジナル“塩コンブ”より定番ソースマヨが人気!
焼き上がったたこ焼きは「吉たこ」の紙パッケージに入れて、子どもたちに順に手渡されます。味つけは、定番ソースマヨと「吉たこ」オリジナル塩コンブの2種類。おーにしは、たっぷりのマヨネーズに細かく刻んだ塩コンブをかけるオリジナルの味つけを「イチオシ!」と勧めますが、子どもたちはいっさい忖度なし。みんながソースマヨを選んで、次々と焼き上げられるたこ焼きを満足そうに平らげていました。
イベントの約2時間で、おーにしが何度も生地を作り足しては焼いたたこ焼きの数は、なんと320個! 最初は遠巻きに眺めるだけだった子どもたちも、「焼いてみたい」と次第におーにしの横に並ぶようになりました。
おーにしが流し込んだ生地に、大きなタコ、天かす、ネギなどの具を振り入れる子や、ピックでたこ焼きをくるくると器用にひっくり返す子もいたり。“食べておいしい”“焼いて楽しい”たこ焼きならでは、みんなでワイワイ盛り上がる会となりました。
「僕が子どもたちから“お笑い”を学ばせてもらった」
子どもたちと一緒にたこ焼き作りを楽しんだおーにしから、感想が届きました!
「『たこ焼きブ!』としては、以前にも大阪市浪速区の子ども食堂に出張していますが、僕は今回が初めて。小さな子どもたちとの交流って本当に久しぶりで、楽しかったです。子どもってつくづくおもしろいなぁ、と痛感しました。子どもたちの素朴な疑問とか、ふと口から出る言葉って、突拍子がなくて、マネしたくてもマネできない。今日は僕が子どもたちから“お笑い”を学ばせてもらったような気もします。ありがとうございました!」