5月からアメリカに活動拠点を移すたむらけんじの冠イベント「ちゃ～ズモール」が、4月23日（日）に4年ぶりに開催されました。大阪・森ノ宮の「もりのみやキューズモールBASE」に設けられた会場には、吉村洋文・大阪府知事がスペシャルゲストとして登場。芸人やアスリートも多数参加して、たむけん渡米前最後のイベントは終始、大盛況となりました。
開会式に吉村府知事がサプライズ登場！
「ちゃ〜ズモール」の会場ではフットサルや卓球、水泳、陸上といった、さまざまなスポーツも楽しめます。開会式に先駆けて、まずはフットサルパークで「第12回 たむけんCUP」がスタート。オープン、U-9、ミックスのクラスで各8チームがトーナメントを行い、オープンクラスの優勝チームは、たむけん監督率いるサッカー芸人オールスターチーム「スマイラーズ」とスペシャルマッチを行います。
試合開始前にたむけん、ミサイルマン・西代洋、女と男（市川、ワダちゃん）、親指ぎゅー太郎ら芸人が集結すると、スペシャルゲストとして吉村知事が登場！ 参加者に「応援してるんで、1日がんばって楽しんで」と声をかけます。そして、たむけんをキーパーに吉村知事がキックインを行い、大会がスタートしました。
各クラスで白熱の試合が繰り広げられ、表彰式ではたむけんや芸人との撮影会が行われるなど、大会会場は大盛り上がりでした。
続いていよいよ「ちゃ〜ズモール」の開会式です。MCのミサイルマン・西代と福本愛菜に呼び込まれたたむけんは会場の観客を見渡して、「すごいな〜」と一言。4年前に行われた前回の来場者数は約1万５千人。この日の目標は2万人ですが、たむけんは「これはいくな」と早くも確信した様子です。
ここで再び吉村知事がスペシャルゲストとして登場し、会場からは拍手と歓声が！ 吉村知事は、渡米するたむけんに「いろんなエンタメを大阪に持って帰ってきてもらいたい」とエールを送るとともに、森ノ宮、大阪城公園一帯をもっと活性化させたいと話しました。
ここで、この日のイベントに参加する芸人がステージへ。吉村府知事と芸人が絡むレアなシーンに会場も爆笑です。そして「開会宣言」は吉村知事を差し置いて、なぜかサバンナ・八木真澄が担当することに――。
「世界でいちばん細いグー」でひとスベリすると、そこからギャグをたたみ掛けて見事に笑いをゲットし、最後はたむけんの「ちゃ〜ズモール、開幕です！」の掛け声でイベントがスタートしました。
ケンコバ「たむけんがいなくても大丈夫でしょ？」
会場内では、さまざまなエリアで芸人＆アスリートのイベントが実施されました。アスリートがレッスンを行うスポーツ教室には、小学生100m元日本記録保持者の山本慎吾氏や、オリックス・ブルーウェーブ、阪神タイガースでエースとして活躍した元プロ野球選手・星野伸之氏らが登場し、参加者といっしょにスポーツを楽しみました。
また、麒麟・田村裕らによる「芸人×バスケットシュートチャレンジ」が行われたほか、「芸人×卓球チャレンジ」のコーナーでは、バイク川崎バイクが参加者を相手に3点先取の試合に挑戦しました。
東急スポーツオアシス内プールではミサイルマン・西代と、アテネオリンピック200mバタフライ銅メダリストの中西悠子氏らが参加して「笑スポ！ 水泳クリニック」を開催。笑いたっぷりの水泳教室に、子どもたちの笑顔がいっぱいでした。
このほかにも、折り紙やプラ板を使った芸人のワークショップや、電動キックボードの試乗体験があったり、セントラルスクエア前では土肥ポン太の「ポン太青果プロデュース出張マルシェ」と、兵庫県市川町のふるさとPR大使である女と男・市川が同町の魅力を伝える「ふるさと市川PRブース」を出展するなどしました。
ステージでは、お笑いライブも開催。冒頭には、この日、大阪でライブを行う宮川大輔とケンドーコバヤシがサプライズ登場し、たむけんとトークを繰り広げました。
ケンコバは「（たむけんがアメリカへ行くなら）俺はメキシコ行くわ」とボケると、さらに「ぶっちゃけ、（たむけんがいなくなっても）大丈夫でしょ？」と会場へ呼びかけます。「ちゃ〜ズモール」という名前についても「俺のセンスが許さない」と切り捨てるケンコバに、最後はたむけんが「はよ帰れや！」とツッコミを入れていました。
その後、ファンファーレと熱狂（奥慎太郎、こうちゃん）、藤崎マーケット（田崎佑一、トキ）、スマイル（瀬戸洋祐、ウーイェイよしたか）の3組が登場し、ネタを披露しました。
最後はたむけんを胴上げ！！
「ちゃ～ズモール」の閉会式では、ミサルマン・西代がこの日の来場者数が2万人を超え、最終見込みは2万5000人に達することを発表。たむけんは「新型コロナで子どもたちがつらい思いをしたので、少しでも触れ合えるように考えてやってみた。それが数字になってよかった」と喜びます。
最後は、たむけんの胴上げが行われ、会場から大きな拍手が。たむけんのこんな言葉で締めくくられました。
「キューズモールBASE、よしもとの劇場にも遊びにきてください。アメリカで大いに楽しんできます。とりあえず、バイちゃ〜」
終了後の囲み取材でたむけんは、来場者数が目標の2万人を突破したことについて、「本当によかった」とホッとした表情。ミサイルマン・西代が「（たむけんが）いままでで、いちばんエエのが出された。最後に形を作れたかな」と感慨深げに話すと、たむけんも「何より子どもたちが楽しんでいた」と満足そうです。
閉会式の胴上げは「めちゃくちゃ恥ずかしかった！」と言いつつ、「でも、気持ちがありがたい」と笑顔を見せました。
一方、来年以降の「ちゃ～ズモール」について質問されると、たむけんは「この名前でなくてもできると思う。まだまだ楽しめる余地がある」と継続に期待しました。
また、獅子舞を使った芸については、「俺はもうしない」と封印を明言。渡米後は“裸芸”ではなく、アメカジでいくとの宣言も飛び出しました。
