寛平GMプロデュース「秘蔵っ子」が初ワンマンライブ! オリジナル新喜劇&新曲生披露で「ほんまにここが新喜劇の未来ですわ」

吉本新喜劇の20代の座員12人で結成された正統派コメディ&ダンスボーカルユニット「秘蔵っ子」が、9月3日(日)に大阪・YES THEATER(吉本新喜劇セカンドシアター)で初のワンマンライブを開催しました! ライブには、「秘蔵っ子」をプロデュースする間寛平GM(ゼネラルマネージャー)も駆けつけて大盛り上がり。客席では“推し”のメンバーカラーのペンライトが揺れ、次世代を担う若手座員の門出にふさわしいフレッシュなファーストライブとなりました。

出典: FANY マガジン
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まさに「秘蔵っ子」だけのオリジナル新喜劇

ライブ前日の9月2日(土)には、2ndシングル『オレたちゃ秘蔵っ子』が各種音楽配信サービスでデジタル配信されたばかり。このライブで新曲を初の生披露とあって、客席はメンバーの応援うちわやペンライトを持つファンの熱気に包まれていました。

『吉本新喜劇・まるごと秘蔵っ子 vol.1』と題されたこの日のライブは2部構成。第1部はオリジナル新喜劇です。

出演は、筒井亜由貴、入澤弘喜、新井崇史、生瀬行人、よこっちピーマン、住吉大和、野崎塁、松浦景子、重谷ほたる、小林ゆう、湯澤花梨、咲方響という、まさに「秘蔵っ子」だけの公演。演目は、筒井、新井、小林、咲方が台本作成を担当したという「どっちの双子にショー」です。

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前説は、新井と入澤が担当。「秘蔵っ子」初のソロライブとあってやや緊張気味ですが、「みんなで盛り上がって楽しいイベントを作っていきましょう!」と声をかけ、お客さんとの一体感を高めていきます。

新喜劇スタート直前、「僕たち、まだまだ未熟で、どうしようかな~?」(新井・入澤)、「俺たちがついてるぜ~!」(観客)のコール&レスポンスでにぎやかに幕が開きました。

物語の舞台は、ある街に新しくオープンした「花月うどん」。店主の筒井(筒井亜由貴)が店の支度をしていると、そこにやってきたのが双子の姉妹、“しゃかりきシスターズ”の花梨(湯澤花梨)と響(咲方響)。

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セレブのような風貌にもかかわらず、実は300万円の借金があり、バレリーナの借金取り(松浦景子)にスゴまれ、筒井に「この店でアルバイトさせてほしい」と懇願。この街にはもう1組、双子がいるといい、その双子が“大阪のオバちゃん”を彷彿とさせるほたる(重谷ほたる)とゆう(小林ゆう)です。

この2人も、松浦の副業であるバレエ教室の月謝を滞納しているとのことで、“しゃかりきシスターズ”と同じく「ここでバイトさせてほしい」と言い出します。そんななか、花月うどんに次々とウマすぎる怪しい商売話が飛び込んできて……!? というストーリー。

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ズッコケなど新喜劇おなじみのボケやツッコミで会場を沸かせながら、ダンスなどアクティブな要素もふんだんに散りばめられた、まさに新時代を感じさせる新喜劇です。松浦のバレエはもちろん、重谷、小林の華麗なダンス、野崎の顔マネに筋肉自慢の生瀬、飛び道具的な役割を担った新井の歌など、メンバーそれぞれの持ち味が発揮された舞台に仕上がっていました。

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推しメンカラーのペンライトが揺れる!

幕間には寛平GMがお客さんに直々にご挨拶! 「よかったですか~!?」との呼びかけに、会場は拍手喝采で応えます。

経験の浅い若手座員12人による新喜劇を見守り、寛平は「自分が出るよりドキドキしました」と笑顔を見せます。なかでも、前説に登場し、劇中でも歌声を披露した新井の活躍に感動したそうです。

「あの子、まったくしゃべりができなかったんです。ほんだら前説でしゃべってるのを見て『しゃべれるんや!』と。それくらい、(新喜劇に)出るところがなかなかなかった。でも今日、あないしてできるのを見てうれしかったです。うれしいて涙が出てきそう」

出典: FANY マガジン
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そして、お客さんたちに「どうぞ育ててやってください。僕も大阪のおっちゃん、おばちゃんにかわいがってもらって54年、やってこれました」と、自分の経験を踏まえて、これからの新喜劇を支えていく若手たちへの思いを語りました。

第2部は、「秘蔵っ子」によるライブです。まずは新喜劇のテーマ曲『ECSTASY-OSAKA-』で勢いづけます。曲中では筒井のブレイクダンスあり、松浦のバレエあり、最後には住吉がバク宙を決めて、さらに客席の熱を上げていきます。

出典: FANY マガジン
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続いて、お待ちかねの新曲『オレたちゃ秘蔵っ子』の生披露! 新喜劇のオープニングBGMである「パラパパッパ~♪」をイメージさせるコーラスと、新喜劇の往年のギャグが織り込まれた一度聴いたら忘れられない、見る側も踊りだしたくなるようなハッピーなステージは、瞬く間に客席を熱気に包みました。

また、12月23日(土)に『吉本新喜劇・まるごと秘蔵っ子 vol.2』が開催されることも告知され、お客さんから大きな拍手。歌もダンスも、そしてコメディもこなせる個性派ユニットであることを証明する初単独公演となりました。

出典: FANY マガジン
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出番がなかった若手座員の急成長に感激

公演終了後、寛平GMに「秘蔵っ子」初単独公演の感想を聞きました。

——「秘蔵っ子」の皆さんの舞台はいかがでしたか。

いや~、ドキドキ、ドキドキしてね。しゃべれなかった子が、今日、前説をやってましたやん(新井、入澤)。「こんだけしゃべれんねや!」とびっくりしました。
まだまだ荒いところはありますけど、うれしかったわ~。ずっとツッコんでた筒井は、あんなにツッコむのは今日が初めてやったんです。

出典: FANY マガジン
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(ふだんの)新喜劇に出たときは、冒頭にちょっとだけ出て終わりやった。そのときに「(舞台袖に)戻るときに、誰かにぶつかるとかでもいいから笑いを取って帰ってこいよ。出ても印象に残ってへんぞ」って叱ってたんですよ。僕はボケの人間やから、そういうことを言うのはしんどいんです。めちゃめちゃしんどいんですよ。でも、怒らないとブレてしまうからね。

——幕間の寛平GMの挨拶も「秘蔵っ子」への愛にあふれてました。

「幕前に出ていって(1部と2部の間を)つないでくれ」と言われたときも、ドキドキしました(笑)。今日はず~っとドキドキや。

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——今日は新曲『オレたちゃ秘蔵っ子』のお披露目もありました。

あの子ら、口パクじゃなくて踊りながらも歌もきっちり歌ってるんです。僕は心配やったから、「口パクでいくか?」と提案したけど、「ぜんぶ歌います!」って。練習はすごくやりましたよ、本当に。

——お客さんも大盛り上がりでしたね。

これからですよ、これから。若い子のファンがついてくれたらね。僕、あいつらに言うんです。「見てみぃ。出待ちする人がひとりもいてないやん。あそこに、お前らが出てくるのを待ってくれるファンでいっぱいになるようにせい」って言うたんですよ。ちょっとずつ増えていってるけどね。

出典: FANY マガジン
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——今後の「秘蔵っ子」に期待することは?

うれしいことに、もう「『秘蔵っ子』に入りたい」と言ってくれる子が出てき始めているんです。ほんまに、ここが新喜劇の未来ですわ。また、育てていきます。2回目の公演も楽しみにしててください!

公演概要

『吉本新喜劇・まるごと秘蔵っ子 vol.2』

出典: FANY マガジン
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日時:12月23日(土)19:00開場/19:30開演
会場:吉本新喜劇セカンドシアター(イエスシアター)
出演:吉本新喜劇20’S 秘蔵っ子
料金:前売・当日共 一般 2,500円、子ども 1,000円

詳しくは、コチラ

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