9月26日（火）に『2023年クリスマスケーキトレンド発表会』が開催され、ゲストに、スイーツ芸人のぼる塾・田辺智加が登壇しました。当日は、田辺とともにCake.jp会員を対象に実施した「クリスマスケーキに関する意識調査」の結果から導き出した今年のクリスマスケーキのトレンドキーワードが発表されました。
コロナをきっかけに「家族で過ごすクリスマス」に
「クリスマスケーキに関する意識調査」によると、去年に引き続き今年のクリスマスも自宅や友人宅での「おうちクリスマスパーティ」派が8割以上という結果に。
この結果を受けて田辺は、「クリスマスは恋人と過ごすというイメージがこれまでありましたが、本来のクリスマスは家族との団らんの時間なんですよね。コロナをきっかけに、本来のクリスマスの過ごし方というのが定着した傾向がありますね」とコメント。
クリスマスはクリスマスケーキから始まる
「クリスマスケーキに求めるものは“味”が約86％。価格よりも重視」という結果をうけて、「クリスマスケーキがあってクリスマスが始まるので、味やデザインにとことんこだわります」と田辺。
「クリスマスケーキ購入予定数が『2個以上』が約20％と意外と多い」という結果を受けて、田辺は、「やっぱりいろんなお店のケーキを食べたいですね。だって、やっぱりパティシエさんたちの人生と言うかクリスマスケーキにかけてきてる想いが違って、それはぜひ食べないとって思うので、できることなら個数なんて考えずに何日でもクリスマスケーキを食べたいって思いはあります。でも胃袋にも限界があるので、少なくとも3つは食べたいですね！」とコメントし、笑いを誘いました。
クリスマスケーキは予約がおすすめ！
「クリスマスケーキ購入検討は『1ヶ月前から』が約44％とスタンダードに。『2か月前から』検討する人も約30％と多く『当日』は約3％とごく少数」という結果に。
この結果を受けて、洋菓子店で働いていた経験のある田辺は、「クリスマスケーキは絶対予約した方がいい！ 当日だと人気の商品は売り切れてて、すごく並ぶんですよ。予約すれば早く受け取れるので予約がおすすめです！ 早く予約するという文化が広がってほしいと思います」と、クリスマスケーキの予約の大切さをアピールしました。
2023年クリスマスケーキのトレンドは「サムネ映え」
「サムネ映え」とは、ただオシャレ、かわいい、だけではなく、パッと興味をひき、いいねの数や視聴回数が稼げるインパクトや仕掛けのあるデザイン。SNSでの投稿や動画で「いいね」が貰えるような、“サムネで映える”がポイント。そんな「サムネ映え」なケーキをさらに深堀りし、5つのトレンドキーワードと、各キーワードにちなんだおすすめの新作ケーキが発表されました。
田辺の食レポとともにご紹介していきます。
▼キーワード1：Party!Party!Party!
パーティで盛り上がるインパクトや遊び心のあるクリスマスケーキが人気になると予測。
大人数にも対応可能な大きなサイズのクリスマスケーキや、ロシアンルーレットになっているプチケーキのセットなど、パーティの主役となるケーキです。
＜パティスリーラヴィアンレーヴ／サンタの汽車旅行チョコレートケーキ＞
「アクセントに柑橘が入っていて、すごく合う！ クリームもなめらかですごくおいしい」と食べ進める手が止まらない田辺。直径30㎝と大きなケーキなので、パーティーの主役になりそうなケーキです。
＜N.Y.Cupcakes／クリスマスPartyカップケーキ＞
ロシアンルーレットになっているカップケーキセット。1つだけ辛い唐辛子が入っています。パーティーが盛り上がること間違いなしのケーキです。田辺自身でどれを食べるか選んだところ「う〜ん、あっ美味しい！ 唐辛子入りじゃないよ！（笑）チョコレートの味がさっぱりしていて何個でも食べられちゃうような味わいです。見た目も可愛いですし、とにかくチョコのクリームがすごく美味しいですね」と、唐辛子入りを回避して一安心。
▼キーワード2：ラグジュアリークリスマス
「有名ブランド」「有名ホテル」のクリスマスケーキの人気の高さや、価格よりも味を重要視するニーズから、ラグジュアリーな雰囲気のクリスマスケーキの人気が高まると予測しています。繊細なデザインが特徴です。
＜アグネス・ペストリーブティック／ノエルピスターシュ＞
香り高いピスタチオを贅沢に使用したクリスマスケーキ。
ピスタチオ味が好きな田辺。「ピスタチオの濃厚さと苺のソースの甘味と酸味でキュッと味が締まって、とても美味しい！ やっぱりピスタチオ味はテンション上がりますね！ クリームの方にも粒々があってピスタチオ感がありますし、本格的に美味しくって、いいクリスマスが迎えられそうですね！」と熱度の高いコメントをしていました。
▼キーワード3：バニラ
意識調査によると「流行りの味」のクリスマスケーキに注目が集まっています。昨年は「ピスタチオ」味のクリスマスケーキが多く登場しましたが、今年の注目のフレーバーは「バニラ」。春頃から「バニラ」味のケーキの新作が各パティスリーから登場し、人気が高まっています。また、2つ目のケーキとして、味の差別化ができるのもポイント。香り高い「バニラ」のケーキは、クリスマスの食卓を華やかにしてくれます。
＜アルノーラエール／パリセヴェイユ＞
全てのパーツに甘美な香りのマダガスカル産バニラを贅沢に使用したケーキ。
「あ〜美味しいこれ！ バニラってケーキに合うんですね！ 昔からバニラってアイスで慣れ親しんだ味じゃないですか、だけどケーキになると、泣きたくなるような優しい甘さ。香りがまたいいですね！ バニラって子どもが好きな味という印象でしたが、このケーキは大人も楽しめますね」と初めてバニラ味のケーキを食べて感動した印象でした。
▼キーワード4：すこやか
大人数、友人とのクリスマスパーティが解禁の今年。パーティに集うどなたでも美味しく食べられるケーキかどうかが重要に。「グルテンフリー」「糖質オフ」「ヴィーガン」「乳幼児でも食べれる」など素材にこだわったケーキがトレンドにあがってくると予測しています。
＜migna（ミーニャ）／【赤ちゃんも食べられる】クリスマスのミニチュア風シンプルケーキ＞
赤ちゃんでも食べられるように素材にもこだわったケーキ。てんさい糖を使用したやさしい甘さのスポンジに、豆乳ホイップクリームでデコレーションを施しています。
「私もケーキを作るときは絶対てんさい糖にしてます！ 豆乳クリームがさっぱりとしているので、甘さが苦手な人も食べやすそう。豆乳のクセが全然ないですね。クリームにいちごの甘酸っぱさが合いますね」と田辺。
▼キーワード5：萌え断3.0
人気の萌え断が「サムネ映え」なクリスマスケーキになって登場。今年の萌え断は、断面の美しさだけでなく、シズル感のある断面が特徴です。
＜Re:s cafebar&sweets（リスカフェ）／Xmasピスタチオミルフィーユ＞
濃厚なイタリア産ローストピスタチオペーストを使ったカスタードクリームとマダガスカル産バニラを使ったカスタードを交互に絞り、カットした時にも断面を楽しめるケーキです。
一口食べて「えー！ これ本当に冷凍ケーキなんですか！？」と、冷凍とは思えないサクサクとしたパイ生地に驚いた様子の田辺。「クリームがたっぷり、パイはさっくり。甘さと酸味のバランスがいいですね。冷凍とは思えないパイのバターの香ばしさに驚きました！」とコメントしました。
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