吉本芸人が福井の学生と共に体育祭の新競技を考案。地元中学の体育祭で初お披露目を行いました。
吉本興業と福井県・金井学園が昨年締結した「包括連携協定」の一環として行われた本プロジェクト。4月から、福井工業大学スポーツ健康科学部の学生と吉本芸人がタッグを組んで、新競技のルールを考えてきました。同競技は、9月6日、福井工業大学附属福井中学校の体育祭で実施され、学生と西代洋(ミサイルマン)、バンビーノ(石山タオル、藤田ユウキ)が参加しました。
大学生×芸人のアイデアが競技に!
まずは大学生と本番前の打ち合わせ。事前に行われていたデモンストレーションもバッチリで「仕上がりもいいと思います」と学生たち。体育祭はすでに始まっていることから、西代は「(中学生は)テンションが上がっている状態での参加やから、俺らも一緒に(テンションを)上げた状態でGOせんと、温度差があって(中学生たちが)引いてしまう」とアドバイス。学生たちと吉本芸人で「絶対に成功させるぞ。おー!」と気合いを入れて臨みました。
オープニングでは、MCの西代を筆頭に、中学生たちを盛り上げます。さらにバンビーノが「ダンソン」ネタを披露した際には、会場が笑いに包まれました。
今回用意したのは「お笑い芸人と福井工大生が考えた『みんな』で笑えるスポーツ」です。大学生と吉本芸人が考えた3つの競技に中学生が挑戦。「知力」を使ったジェスチャーゲーム、腕組状態でみんなで立ち上がり、大縄跳び、馬跳びリレーをする「体力」のゲーム、校長先生とじゃんけんをする「運」のゲームなどを行います。
それぞれ工夫を凝らしたルールということもあって、バンビーノや西代がユニークに噛み砕いて説明。中学生もしっかり理解してゲームに取り組みました。
競技中は、西代がMCとして名さばきを見せれば、バンビーノが「頑張れー!」「行けー!」と声をかけて盛り上げます。そんなこともあってか、最後まで中学生の笑顔がとぎれることはありません。その後、3つの競技は無事に終了。競技を終えた中学生たちにマイクを向けると「めっちゃ楽しかったです!」と笑顔を見せてくれました。
笑顔と声援で盛り上がった体育祭
競技終了後、石山は大学生たちに「デモンストレーションのときより、動きがシャープになっているし、無駄もなくなって、授業として成り立っていた」と絶賛。藤田も「ブラッシュアップされていた」と言います。
感無量の学生たちにインタビュー。「この企画も中学生と絡むのも初めてだったんですけど、ケガもなく大成功したなと思います」、「デモンストレーションしたときに改善するべきところがあって。そこも改善されて……みんな楽しんでくれて良かったなと思います」、「中学生の持ち味、元気が出ていて良かったと思います」とそれぞれ振り返ります。
今回の経験について、プロジェクトに取り組んだ生徒の中には、教師を目指す生徒もおり「中学生特有の雰囲気もあって。その中で、どういう競技が一番楽しめるのかを考えられたので良かったです」とコメント。中学生の笑顔を見て、苦労が報われた、と振り返っていました。
この模様はBSよしもとの番組「ロングコートダディのつるつるいっぱい学園」で10月29日(日)に放送されます。ぜひご覧ください。