子どもたちの“実力”にミルクボーイ、島田珠代も脱帽! 「よしもと放課後クラブ」でエンタメ体験

小中高生がエンターテインメントの世界を体験できる「よしもと放課後クラブ」の秋のイベント「エンタメオータムキャンプ」が、大阪市内のよしもとアカデミー大阪校で開催されました。11月の2日間にわたって行われたイベントでは、子どもたちのために漫才や新喜劇、YouTubeの番組制作やダンスまで、さまざまなプログラムを用意。ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)や島田珠代ら人気芸人たちも登場して、参加者たちが楽しくエンタメについて学びました!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

子どもたちの漫才をミルクボーイが絶賛

「よしもと放課後クラブ」とは、吉本興業が東京・大阪・沖縄で運営する小中高生を対象としたクラブ活動。子どもたちが放課後に安心して身を置ける場所を提供すると同時に、エンターテインメントの世界への夢を応援しています。

11月25日(土)には、よしもとアカデミー大阪校でお笑いを学べる3つのプログラムを開催。最初に行われた「よしもとお笑いクラブ オープンスクール~漫才編~」は、子どもたちが漫才を作って人前で披露するワークショップです。

MCのネイビーズアフロ(みながわ、はじり)が「みんな何歳?」と問いかけると、集まった17人の子どもたちは「白菜!」「ちんげん菜!」などいきなりボケたおします。積極的に笑いを取りにいく子どもたちにネイビーズアフロの2人はたじたじです。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

漫才未経験の子どもが大半ということで、初心者でも取り組みやすい穴埋め式の台本を使って、ネタ作りからスタート。講師を務めた構成作家の藤田曜氏が「相手の意見を否定しない」「最初からおもしろいことを考えなくていい」といったネタ作りのポイントや発想法をレクチャーします。

参加者は、全8組のコンビやトリオに分かれ、ネタの話し合い。ネイビーズアフロの2人や藤田氏のほか、NSC(吉本総合芸能学院)45期生のエイトマイル・村上知明や、遠足ダイスキタイム・トン吉が、子どもたちのネタ作りやネタ合わせをサポートしました。

そして、保護者をスタジオに迎えていよいよ本番です。漫才の講評を担当するミルクボーイの2人が登場すると大歓声が! 内海は「このなかに未来のM-1チャンピオンがいるかも!」と期待を寄せます。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

トップバッターをつとめた小学生の男女コンビは、新喜劇のギャグも織り交ぜる達者ぶり。堂々とした漫才に内海は「一つひとつの演技がうまいし、目の前の台本を見ずにやる努力が見えた」と感心します。7歳の最年少コンビが奮闘すると、駒場は「頑張ってマイクに近づいて喋る姿がよかった!」と目を細めました。

今回の参加者のなかで唯一のトリオは、舞台上で全員寝るという斬新なネタ展開で驚かせます。長尺コント漫才を熱演した中高生コンビには、ミルクボーイがM-1を見据えた真剣なアドバイスをする一幕も。本番を終えた参加者は「楽しかった!」「またやりたい!」と目を輝かせていました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

「新喜劇座長になれる!」と島田珠代がスカウト

続いてのオープンスクール「吉本新喜劇編」には、小学生から中校生まで約20人の子どもたちが参加しました。事前に決められた配役で80分間稽古し、新喜劇「うどん屋は変な客ばかりで大騒ぎ2023」を仕上げていきます。

講師は長年にわたって若手芸人を育ててきた構成作家の大工富明氏。そして、現役の新喜劇座員である信濃岳夫と鮫島幸恵のほか、NSC45期生のマーガリン画伯(ミヤワキ工房、東もず)、スリーマンセル・中村金時も子どもたちをサポートします。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

まずは信濃、鮫島がリードしながら台本を読んでいく“本読み”からスタート。川畑泰史の登場ギャグ「カーッ」のきめ顔の練習シーンでは、「やりたい!」「やりたい!」と手を挙げる子どもが続出します。

本読みが終わるとギターや杖など、それぞれの小道具を持って“立ち稽古”に移り、舞台上でイスを使ったコケ方など細かい動きを実践。小学校低学年の子に上級生がお手本を見せる微笑ましいシーンもありました。台本を置いて挑んだラストの“通し稽古”まで、本番に向けて念入りな準備が進められました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

そして保護者や、ゲストとして登場した島田珠代が見守るなか、いよいよ開演! 緊張でセリフを忘れる子や、稽古とは違うアドリブを繰り出す子もいましたが、全員がのびのびと個性を発揮します。おなじみのギャグがふんだんに盛り込まれた新喜劇は大ウケでした。

なかでも、すっちー&吉田裕の「乳首ドリル」を熱演した少年は、声の出し方もリズムもプロ級で、珠代も「完璧でした。座長になれそう! いまの若手座員よりすごいです。ぜひ新喜劇座員をめざしてほしい」と太鼓判。講師を務めた大工氏は「7~8歳の子どもたちは、本番でコケるところがとても上手くなっていてびっくりしました」と笑顔で語りました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

“スパルタ小学生ディレクター”に芸人も真っ青

この日の最後のワークショップは、「番組制作を体験してみよう!」。参加した2人の小学生が、実際に30分のYouTubeの番組を制作しながら現場の仕事を体験しました。小学校5年生の武内さんはカメラマンを担当し、小学校6年生の佐々木くんは、番組ディレクターと進行スタッフを兼務。制作した動画は後日、よしもとアカデミーのYouTubeチャンネルで配信されるとあって気合が入ります。

番組の出演者として登場したのは、令和喜多みな実・河野良祐とタイムキーパー(ひでき、まついあきら)。みんなで番組名を考えてコミュニケーションを深めたあとは、スタッフの指導のもと、カメラの操作方法を学びます。武内さんがタイムキーパー・ひできの顔にピントを合わせる練習ではみんなで大盛り上がり。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

そして、事前に用意された台本に添ってゲームコーナーの小道具を確認したり、トークコーナーのテーマを書いたパネルを準備したり……ディレクターと進行役を兼務する佐々木くんの仕事は盛り沢山。飲み込みが早い佐々木くんは、バミリ(演者の立ち位置に目印を付けること)をなんなくこなし、出演者の3人は「初めてとは思えない……」と驚きます。

リハーサルが終わると実際に番組を収録。オープニング早々に「ボケて!」の指示を出すディレクター・佐々木くんのスパルタっぷりに動揺したタイムキーパー・ひできの顔がみるみる赤くなります。一方、カメラマンの武内さんは動きのあるギャグにも上手に対応。MC役の河野ともスムーズに連携する佐々木くんが、面白くないボケに対して見せる厳しい表情はまるで本物のディレクターのようです。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

エンディングで全員に「大声でぼけて!」と、ドSなカンペでたたみかける“佐々木ディレクター”。最後はボケ合戦となり、大盛り上がりうちにエンディングとなりました。そして収録を終えた河野が、「なんちゅうカンペ出すねん! 殺す気か!(笑)」とぼやく一幕も。

ワークショップを終えた小学生2人は、「楽しかったです!(芸人さんを)従わせられてよかった!」(佐々木くん)、「ちょっと映せてないところがあったかも……」(武内さん)とそれぞれ感想や反省を語り、貴重な体験に満足気な表情を見せました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

初心者でも楽しめるダンス・プログラム

11月18日(土)には、よしもとアカデミー大阪校で「K-POPダンスクラブ オープンスクール」が行われました。大阪のよしもと放課後クラブで毎週月曜に実施している「K-POP ダンスクラブ」のレッスンを体験できるプログラムで、この日は、プロダンサーのJuri(gp STUDIO)が講師を務め、ゲストとしてラニーノーズ(洲崎貴郁、山田健人)、紫式部(ことみ、はまり)が参加しました。

まずは準備運動として、音楽を流しながらストレッチ。ラニーノーズと紫式部も一緒に身体をほぐしていきます。ダンス経験者も未経験者も、ケガを防ぐために念入りにストレッチを行いました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

そして、いよいよダンスレッスンがスタート! 人気のK-POPの曲を使って、実際にダンスのテクニックを体験します。ダンス初心者の子どもにも、Juriがわかりやすく丁寧に振り付けのポイントを説明。一緒に参加したラニーノーズや紫式部は、振り付けが難しくて苦労するシーンもありましたが、ダンスの発表に向けて一生懸命に取り組みます。

レッスン終了後は、3チームに分かれて発表会。ラニーノーズの2人と紫式部もそれぞれのチームに加わります。そして保護者が見守るなか、Juriのサポートを受けて各チームが課題曲に合わせてダンスを披露! どのチームも振り付けを覚えたばかりとは思えないクオリティで、参加者も踊りを楽しんでいる様子でした。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

終了後、ラニーノーズの2人は「すごく楽しかった。発表会も上手くいってよかった」と語り、講師を務めたJuriは「年齢などをみて少し難しい内容だと思いましたが、みんな(ダンスの)振りを覚えるのが早くてすごかった」と振り返りました。

「よしもと放課後クラブ」公式サイトはこちらから。

関連記事

関連ライブ配信

関連ライブ