元日本代表・李忠成が「引退して初のサッカー大会が…」 今年の「やべっちCUP」も子どもたちとガチ勝負

ナインティナイン・矢部浩之が主催する、子どもたちのためのサッカーイベント『やべっちCUP 2023』が、12月16日（土）に千葉・高円宮記念JFA夢フィールドで開かれました。6回目となった今回の大会は、矢部のほか、見取り図（盛山晋太郎、リリー）やパンサー・尾形貴弘、コットン・きょんらサッカー好き芸人、元日本代表の李忠成ら現役・OBを含むプロサッカー選手、さらにYouTuberチーム「WINNER’S」が参加。バラエティ豊かな面々が笑いとスーパープレーの混在した試合を繰り広げました。

元日本代表選手もやる気満々

「子どもたちのためにサッカー大会を開きたい」という矢部の一言がきっかけで、2018年にスタートした『やべっちCUP』。今回は小学生たちによるメインの「U-12サッカー大会」で全12チームが予選リーグ、決勝トーナメントを戦い、頂点を目指しました。

また、芸人やサッカー選手による4つの大人チームによるトーナメントマッチや、大人チームとU-12チームによる対抗試合も行われ、大会を盛り上げました。

イベント前の囲み取材で矢部は、「もう6回目ですか……」と大会の歴史をしみじみと振り返りながら、「現役の選手、OBの選手も毎回、オファーをしたら快く来てくれるのでありがたいです。日本の宝がここから育ってくれたらいいなと思っています」と大会への熱い思いを語りました。

今年9月に現役引退したばかりの元日本代表・李忠成は「引退して初めてのサッカー大会で、まさか矢部さんに呼んでもらえるとは思いませんでした」と笑顔を見せます。試合への意気込みを聞かれると、「真剣なサッカーしかしたことないので、エンタメとどう融合をするのか楽しみ」と語りました。

サッカー好きで知られる見取り図・盛山は、「やべっちFCのオマージュで、もりちゃんずユナイテッドという若手チームをつくった」と話します。そして「サッカーは僕のほうが好きなのに、なんでリリーが10番を背負っているのかわからない」と相方への“嫉妬”をあらわにしました。

見取り図・盛山はプロ選手のプレーに「胸熱」

大会では、大人の4チームはそれぞれ、U-12の小学生チームと対戦。子どもたちとボールを追いかけながら、年齢差は関係ないガチ勝負を繰り広げます。

続いて、大人チームによるトーナメントがスタート。ここでは、芸人たちが笑いのシュートも打ち続けます。

ピッチ上でパンサー・尾形がパンツ一丁にさせられたり、コットン・きょんが山咲トオルのコスプレで全力疾走……。さらにペナルティ・ワッキーが倒立を見せたかと思えば、ギャロップ・林健と矢部が乱闘をきっかけにワルツを踊り出し……。ここでしか見られないサッカーコントで、爆笑が起きました。

もちろん、プロ選手や芸人たちのスーパープレーも連発です。矢部はこの日、1試合4点をあげて絶好調。「ジダンから教わった」という直接フリーキックを決めた場面では、特大のガッツポーズも飛び出しました。

爆笑と興奮に包まれて大会が終了。見取り図・盛山は「個人的には学（齋藤学）さんや太田（宏介）さんと、那須（大亮）さんのマッチアップが見られて、それが胸熱でした」と大会を振り返ります。

閉会式で矢部は、「すごく充実した、楽しい『やべっちカップ』になりました」と笑顔で総括。子どもたちに、こんなメッセージを送りました。

「やべっちは、プロのサッカー選手にはもうなれません。なれないので、みなさんがプロのサッカー選手になって、いつかカメラの前で『ハーイ！　やべっち』とコメントをくれるのを夢に思っています。皆さんケガに気をつけながら、真剣にサッカーを頑張っていただきたいと思います！」

大会に参加したメンバー一覧