12月31日(日)、なんばと森ノ宮、2つの漫才劇場で行われたのが「大晦日大祭典2023 マジでマンゲキ!フェスた君 エンジェルvsデビルで白黒つけようぜ」です。このイベントは、ビスケットブラザーズ、滝音、kento fukayaがメインMCとなり、今年最後のお笑い聖戦を8時間生配信するというもの。エンジェル軍はビスケットブラザーズ・原田、滝音・さすけ、kento fukaya、デビル軍はビスケットブラザーズ・きん、滝音・秋定が、それぞれ率い、よしもと漫才劇場メンバー総出演での対決が行われたほか、各芸人のネタもたっぷりと披露されました。
オープニングから31対0でスタート!?
オープニングはなんばで。エンジェルチームが白、デビルチームは黒の衣装に身を包んで全員集合しました。きんから優勝チームには100万円の賞金が出ることが伝えられると、芸人たちは大騒ぎです。そしてYou Tubeチャンネルでは配信ゲーム実況が行われていることが紹介されたあと、今回の芸人カメラマンであるネイビーズアフロ・みながわと爛々・萌々がステージへ。皆川は「元MC!」と早速イジられますが、この時点ですでに400枚ほど撮影しているとアピール。萌々も「命燃やしてがんばります!」と気合いを入れていました。そしてチーム分け時に運の合ったエンジェル軍にまず1ポイントが入ること、さらにこのイベントは、チケット購入者が購入時にどちらの組を応援するかを選ぶという決まりがあり、多く選ばれていたエンジェル軍にはもう30ポイントが加算され、31対0の状態でスタートすることも明かされました。
ランウェイを闊歩する芸人たちで爆笑!
森ノ宮では「ランウェイで魅せろ! モリノミヤコレクション」を開催。MCは祇園・櫻井、審査員は九条ジョー、ラニーノーズ・洲崎、フースーヤ・田中ショータイムらが務め、令和喜多みな実・河野がリーダーのエンジェル軍、祇園・木﨑がリーダーのデビル軍が、劇場に特設したランウェイを使い、様々なテーマで対決しました。祇園の2人がランウェイでひとノリ披露したあと、まずは「おしゃれ私服ランウェイ対決」。「2023 冬コレクション」をテーマに両軍6人が参加しましたが、はるかぜに告ぐ・とんずが「月イチ限定ギャルコーデ」を披露したデビル軍が勝利。負けたエンジェル軍について、九条は「ミラノの風からイギリス、最後に宗右衛門町」と評しました。
続いては、よりダサイ方が勝つ「ダサイ私服ランウェイ対決」。人数、テーマは同じく6人、「2023 冬コレクション」ですが、審査員からは「レベルがやばい!」、「だっせー!」と声が上がります。ここでなんばから滝音、ビスケットブラザーズ・きんが到着。ここはエンジェル軍が勝ちました。牛ぺぺ・ゆたか、カンフーカンフー・チェン、豪快キャプテン・べーやん、ヘンダーソン・子安といった筋肉自慢が登場した「マッチョランウェイ対決」、そして個性的なメンバーが次々に飛び出した「来年推して行きたいキャラランウェイ対決」、2つの対決ともデビル軍の勝利。最後の「ロシアンランウェイ対決」は、6個のうち1個だけの激辛シュークリームを引いた方が負けでしたが、これもデビル軍がエンジェル軍を倒しました。
マンゲキ最強の手押し相撲チャンプが決定
なんばではkento fukaya presents「カメラロールに入ってる冴えない思い出たち」で、ツートライブ、ハイツ友の会・西野らがおもしろ冴えない写真を披露したあと、手押し相撲最強決定戦「TEOSHI」が行われました。漫才劇場所属芸人125名でトーナメントを実施、そこから勝ち上がった各軍団の4人、計8人が激突しました。MCはカベポスター・浜田、レフェリーはセルライトスパ・大須賀が担当。決勝戦で勝った軍団には100ポイント、さらに決勝を制した芸人にはレッドブル100本が賞品として贈られることも伝えられました。
まずは各軍団同士で対決、そして両軍団のトップとなった芸人が最終決戦を行います。対決する芸人たちはカッコイイあおりVTRが流されたあと、ステージへ。エンジェル軍は、MCの浜田が「ほぼ同じ体型、メガネ」と紹介したタチマチ・胡内vsゴエモン・だいじゅが決勝を行い、熱戦の末、胡内が代表に。デビル軍は審判判定になる際どい勝負もありつつ、ビスケットブラザーズ・きんが代表になりました。そして、いよいよ最終決戦。ここまで圧倒的な強さを見せていた胡内vsきんの戦いの結果は……。
第二部も爆笑の連続!
ここから第二部がスタート。途中経過としてエンジェル軍281点に対してデビル軍155点という現時点での得点も発表されました。そしてなんばではメインMC5人がGAORAの番組「マジで勘弁! けびた君」の1コーナー、「けびた君presents マジで楽しい昔の遊び!」の時間。MCを令和喜多みな実・河野が務めます。まずはバックスピンをかけたフラフープをチーム5人が飛べるかを競う「バックスピンフラフープ」から。両チームともこのゲームに参加していない、今井らいぱち、祇園・木﨑に失敗の責任をなすりつけるなど、醜い争いを展開。足つぼマットを使った「超健康だるまさんがころんだ」では、健康過ぎる清川雄司のスピードに会場は爆笑。最後の対決「変則コート学習机ピンポン」では、思わぬハプニングから、まさかのルール変更が行われました。
最終対決は歌、ダンス、なんでもありの本気パフォーマンス!
ゲーム配信などのポイントが発表されたあとは最後の対決「有終の美を飾るのはどっちだ! マジでマンゲキ歌合戦!」。両軍が交互に登場、コンビや今日かぎりのユニットなどでパフォーマンスを披露します。まずはデビル軍のポートワシントンが「My Way/Def Tech」を歌いますが、なぜか最後に笠谷が伊藤のおでこにキス。続いては、ネイビーズアフロ・みながわが「たしかなこと/小田和正」を熱唱。しかし、スクリーンには芸人たちによる、みながわディスりコメントが流され、会場は笑いと拍手に包まれます。
三組目は「声細合唱団」。ぎょうぶ・為国、とくいち・西垣、三遊間・櫻井、エナマキシマ・グレン世紀、清川雄司といったメンバーが「Everything/MISIA」を、細い声で聞かせました。ダブルヒガシ、パーティーパーティー・ひらかわ、豪快キャプテン・山下ギャンブルゴリラ、うただ・一石、タチマチ・胡内、タイムキーパー・ひできからなる「デブ軍団」は、トップレスで「ベリーダンス」を披露。最後にはあの芸人も登場、レベルの違うベリーダンスを見せつけました。
続いてのパートでは、まず隣人・橋本市民球場、スナフキンズ・松永ボディ、タイムキーパー・まついあきらが「ラッシュピストル〜決断の日々」として、シビアな芸人の世界を描いたトリオネタに「拝啓、少年よ/Hump Back」をミックスして聞かせます。鉄人小町・住友、とくいち・西垣、キャツミ、シスター・週末、マーメイド・テクニック。による「X NAMBA」はエアバンドスタイルで「Rusty Nail/X JAPAN」を披露。
「43期清川雄司軍団」は、清川ほかオーケストラ、山椒魚、シカノシンプ、例えば炎、ヒョウリ・マツザワといった面々。全員でハーモニカを口に入れたなんとも言えない表情に会場も爆笑です。さらに切り絵でもシュールすぎる作品を披露すると、最後は「velfarre 2000」にのせて、全員でパラパラを見せてくれました。
ラストはラニーノーズ・山田率いる「山田パフォーマンス集団 GBP」です。メンバーは、ダブルアート・真べぇ、ツートライブ・たかのり、セルライトスパ・肥後、華山・やすい、イノシカチョウ・ムギ、イチオク・タケヤ、ドーナツ・ピーナツ・ドーナツ、cacao・高橋、エナマキシマグレン・世紀、真輝志です。まずは山田が自身の手で体を叩きリズムを作ると、あとから登場するメンバーたちもそれに倣い、息の合ったボディパーカッションを披露。一輪車も登場するなど、会場を盛り上げました。
そしていよいよエンディングです。総合結果が発表されたあと、ヘンダーソン、ヒューマン中村、kento fukayaらがなんばグランド花月での単独イベントを告知。記念撮影のあと、最後は会場へ「来年もよしもと漫才劇場をよろしくお願いします、良いお年を!」と呼びかけ、イベントは終了しました。
配信チケット販売は、2024年1月6日(土)12:00まで、視聴は同日21:00までとなります。ぜひご覧ください!
FANY Online Ticketはこちら