今年の3月で65周年を迎えた吉本新喜劇“初のフェス”『よしもとしんきげきフェス』が、5月3日(金・祝)・5月4日(土)の2日間、大阪・万博記念公園で開催されています。
昼は吉本新喜劇を中心とした「しんきげきワクワクステージ」や、多数のお子さま向けワークショップ、新喜劇の歴史を振り返る「吉本新喜劇65周年記念展覧会~ホンワカパッパで65年~」を実施。
夜は万博記念公園の夜空に打ちあがる1万発の花火大会もあり、朝から夜まで新喜劇座員と一緒にお楽しみいただけます。
開催中の2日間、EXPO’70パビリオンでは、「吉本新喜劇65周年記念展覧会~ホンワカパッパで65年~」が行われています。これは、当時の写真や台本、さらには小道具や衣装、かつらなどを展示。貴重な資料で吉本新喜劇が歩んできたこれまでの歴史を振り返るというものです。
歴代のギャグの中に今別府のギャグもエントリー!
5月3日(金・祝)、千葉公平、今別府直之、岡田直子が来場し、本展を案内しました。
「花月うどん」の暖簾をくぐるように入場すると、まず目に飛び込んでくるのが「吉本新喜劇65周年ヒストリー」のパネル。1972年生まれの今別府は、「幼稚園のころから新喜劇を見ていた」と話し、『あっちこっち丁稚』の当時の写真を懐かしそうに眺めていました。かたや岡田は1984年生まれで、吉田ヒロの大ファンだったといいます。中でもよく覚えているというのが『新喜劇やめよッカナ?キャンペーン』。「あれは衝撃的やった!」と今別府も同調。関東出身で当時の出来事を知らない千葉は、興味津々で2人の言葉に耳を傾けていました。
若手から大御所まで、ファンに愛され続けるギャグがパネルにぎっしり書かれている「吉本新喜劇ギャグ大百科」に、今別府の「ピュ」のネタ、「なんでやねん」もエントリー。「この歴史に名を残せたのが感動でございます」と感慨深げに語る今別府でした。
汗とよだれが染み込んだ「島田珠代 ぶつかり専用壁」
吉本新喜劇の“要”とも言える「台本」や、「セット図」、「衣装」が展示されたゾーンでは、年季の入った資料の数々をじっくり鑑賞する3人。とくに「セット図」では、当時手描きで制作されていた舞台装置の図面に「めちゃくちゃ密に描かれてる……!」と感心しっぱなしでした。
お次の「小道具」ゾーンもお馴染みのグッズがいっぱい。芝居の序盤で男性に褒められた女性が、照れ隠しに男性の顔を叩いてしまうギャグで欠かせない、おなじみの「バッグ」も数種類展示。岡田は、叩くのが上手な座員に「井上安世」を挙げていました。ほか、帯谷孝史のギャグに欠かせない、貴重な「ポット」も見逃せません。
ひときわ目を引くのが、「島田珠代 ぶつかり専用壁」の展示です。千葉は「ここに珠代姉さんの汗とよだれが染み付いているんだろうね……!」としみじみ。岡田が「ここに珠代姉さんがぶつかった時の足跡がついてるんです」と右下についた足跡を紹介。これには千葉も「なるほど~!」と感心していました。
間寛平の「引きずり女」に池乃めだか等身大フィギュアも!
ほかにも「すち子、末成映薫、池乃めだかになりきって写真を撮ろう!フォトブース」も。ここでは、すち子や末成映薫、池乃めだかの衣装やかつらを身に着け、お馴染みの「花月うどん」のセット前で本人になりきって記念撮影を撮ることができます(有料・要予約)。せっかくだからと、今別府はすち子のかつらを、岡田は末成映薫のかつらを着用。意外と似合う2人のかつら姿に、千葉は「こういうことから新しいキャラクターが生まれるかも知れない」と期待を寄せていました。
いよいよ展覧会も終盤。間寛平の代表的なキャラクターのひとつ、「引きずり女」や、池乃めだかが芸能生活50周年を記念して製作された「池乃めだか等身大フィギュア」も展示されており、ファンにはたまらない内容となっています。千葉は、「僕もそうですけど、いつか2人の等身大フィギュアを作ってもらえるように、がんばっていきましょう!」と締めくくりました。
開催概要
『よしもとしんきげきフェス』
日程:2024年5月3日(金・祝)、5月4日(土)
時間:11:00~16:00
会場:万博記念公園
(上の広場、下の広場、EXPO’70パビリオン、b-base(BBQ場))
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