音楽×笑いが融合する新しいフェス『DAIENKAI 2025』が7月19日(土)、20日(日)の2日間にわたって東京ガーデンシアターで開催されました。今年で3回目となるこのイベントは、人気アーティストと芸人がタッグを組んだ“ここだけ”の豪華なコラボステージが各日6ステージずつ開催され、音楽ファンとお笑いファン約6500人が一体となって大盛り上がり! 今回は初日の各ステージ直後に、興奮冷めやらぬ出演アーティスト&芸人たちにコラボステージの感想などを聞きました。

マユリカ・阪本「6500人と聞いてイヤやったけど…」
【現地集合の回】
出演者:ジュースごくごく倶楽部(ジンジャエール阪本、愛コーラ、堂前タオル、辻クラシック、ポイズン反町、あたし)、ナイチンゲールダンス(中野なかるてぃん、ヤス)、金属バット(小林圭輔、友保隼平)
昨年、オープニングアクトに登場した芸人6人によるバンド・ジュースごくごく倶楽部が、今回は正式なアーティスト枠で出演。エッチなお店を利用する男性を歌った『ジリリリラララ feat.紗倉まな』では、曲の途中で、頼んだ女性が来るのを心待ちにする阪本のもとに、中野が女装姿で登場。しかし、気に入らなかった阪本にあっさり帰され、笑いを誘いました。
また、将棋の対局中の心中を歌った『入玉したいよ』では、金属バット、ナイチンゲールダンスが将棋の駒のコスチュームで登場。賑やかに回を締めくくりました。

──今年のDAIENKAIはいかがでしたか?
ジンジャエール阪本 (観客が)6500人と聞いて、最初は出るのがイヤやったんですけど、やってみたら楽しかったです。
辻クラシック 人がゴミのようでした。いい意味で。
一同 いやいや……。いい意味でとかないから。
あたし 去年はオープニングアクトだったんですけど、今年は長い時間やらせてもらって、いい意味でも悪い意味でも緊張感なくやれました。
辻クラシック 悪い意味やん。
愛コーラ 去年も出たからか、より知ってもらえている感じがして、やりやすくて楽しかったです。
ポイズン反町 今回は芸人さんとのコラボということで……。
一同 すごい、アーティスト側でコメントしてる。
ポイズン反町 優しい方たちでよかったです。
堂前タオル (ステージで阪本に帰されてしまった中野の女装について)僕はギリ、ブスじゃないかなと思います。
中野 みんな、裏で「イケる! イケる!」って……。
辻クラシック (中野が)なんか自信満々な感じで帰ってきてたな。
友保 (自分は)完璧に“飛車”として動けたかなと、(飛車同様)まっすぐ動けた自信はあるので、あとはお客さんがどう返してくるかです。
小林 僕はマジで(「桂馬」ではなく)「角行」がよかったです。桂馬かぁって思ったんで、来年、もしあったら角行で。
グッドモーニングアメリカはBKBチルドレン!?
【とりあえず生の回】
出演者:グッドモーニングアメリカ(金廣真悟、渡邊幸一、たなしん、ペギ)、ニューヨーク、バイク川崎バイク、コットン(西村真二、きょん)
バイク川崎バイク(BKB)のネタのあと、なんと、たなしんが自らオフィシャルのネットショップで買ったという“BKB Tシャツ”を着て客席から登場! 恐縮した表情のBKBの前で「ベース(B)・金髪(K)・バンドマン(B)」と、自分もBKBチルドレンであることをアピールしました。
また、自身のYouTubeチャンネルなどでギターの練習を披露しているニューヨークは、グッドモーニングアメリカと、グリーン・デイの名曲「アメリカン・イディオット」をコラボ演奏。嶋佐も屋敷も、ステージからまるでミュージシャンのような雰囲気です。
また、コットンは『キングオブコント2024』で披露した人形劇のネタを、“オーディエンスのおじさん”役にたなしんと金廣を加えた4人体制で披露。2人の見事なコント師ぶりで、笑いをパワーアップさせました。

──今年のDAIENKAIはいかがでしたか?
たなしん (コント参加は)一生に一度の経験だったんですけれども、一度、ルミネ(theよしもと)に立たせていただきたいなという欲が出ちゃいました。それくらい皆さんに笑っていただいて。ふだんのMCとかだと、私は大スベリなんですけど(笑)。
西村 おふたり(たなしん、金廣)ともすごく自然に溶け込んでいただいて、とくにたなしんさんは、きょんが体調悪いときはお願いしようかなと思うくらい。シフト制にしたいくらいスゴかったです。
嶋佐 グドモ(グッドモーニングアメリカ)さんのバック演奏でグリーン・デイを歌わせてもらって、最高に気持ちよかったです。もう3曲くらい歌いたかったですね。
渡邊 笑いと音楽のコラボイベントは新鮮で、お客さんがすごく温かかったなという印象でした。観に来てくださった皆さんに感謝です。
金廣 初めての体験ばかりで、自分が何なのかわからなくなる(笑)。そういう体験をさせていただいてありがとうございます。また機会があれば、挑戦していこうと思っています!
屋敷 僕らは今年で3回目で、改めて笑いと音楽が融合したええイベントやと思うんです。でも毎回、これくらい(14時くらい)に終わって、次の仕事に行かされるので、打ち上げをやってほしいなと思います。
西村 遅いほうの出番がいいっすね。
屋敷 今日もこれからルミネに行くんですけど、現実に戻されるんですよ。せっかくなら、軽打ち上げがあるスケジュールにしてほしいですね。『DAIENKAI』なのに……。
BKB 6500人の前で1人でブンブンできる機会って、この『DAIENKAI』だけで……。意外とほかにピン芸人が出ていないし、自分だけに向けられたブンブンが本当に気持ちよくて、この時間がずっと続けばいいなと思っていました。たなしんさんとコラボさせていただいたんですけど、僕のロンTとかもちゃんと着ていただいて、「ウェ~イ」とか声の出し方も僕と似ていて、身長さえ小さければ、たなしんさんも僕みたいな人生やったんかもなと思います。身長の差だけです。“僕(B)は今日(K)で好きになりました……米国(B)の人たちを! BKBヒィ~ア!
BLUE ENCOUNTの大喜利力に芸人が感服
【温玉シーザーサラダの回】
BLUE ENCOUNT(田邊駿一、江口雄也、辻村勇太、高村佳秀)、マユリカ(阪本、中谷)、コロコロチキチキペッパーズ(ナダル、西野創人)、フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)
相変わらずミキ・亜生に似ていることを、コロチキの2人にイジられるBLUE ENCOUNTの田邊。MCで「音楽と笑いを融合させるのはすごく大変なこと」と語った田邊は、熱くてカッコいいライブをやりきったあと、ネタで呼び込まれたマユリカと一緒に再びステージに登場。阪本の気味の悪い走り方を完コピして盛り上げました。
中谷が「BLUE ENCOUNTのライブはジュースごくごく倶楽部の10倍くらい盛り上がっていた」と言うと、阪本が強烈なビンタを食らわせ、客席を爆笑させました。
また、フースーヤはネタの最後に、代表ギャグ「ナッシングトゥマッチ」「オーマイゴッドファーザー降臨」に続くギャグを即興で考える“強制”大喜利を開始。コロチキやマユリカを次々と巻き込みます。
「筋肉もりもりショートケーキ」(西野)、「大ケガしたわよ、ひな祭り」(阪本)など、芸人たちが苦戦を強いられるなか、トリで呼ばれた田邊は「機関車トーマス乱れ打ち」というスマッシュヒットを繰り出し、会場は割れんばかりの大拍手。ナダルから「亜生より全然おもろかった」と絶賛されました。

――今年のDAIENKAIはいかがでしたか?
ナダル ホンマにめちゃくちゃ楽しかったです。全員ウケていましたし、田邊さんがズバ抜けてウケてました。なぁ、西野。
西野 やめろ! たしかに「筋肉もりもりショートケーキ」、スベってたけど!
阪本 まぁ、西野がイジられてますけど、僕もだいぶヤバかったです。
一同 (笑)
ナダル 触れられないくらいだった(笑)。
谷口 『鬼滅の刃』の映画が始まりました。
中谷 出てへんやろ、おまえ。
谷口 初日から大好評でよかったです。僕はもうこれで。
ナダル 鬼滅の刃で!?
田中 お笑いと音楽が見事に融合した素敵な回だったと思います。皆さん大盛り上がりで、ファンも喜んで、いい回になったと思います。
中谷 まじめか!
ナダル いちばん後輩なんで、すんません。
西野 スゴいシーンがいっぱいあったんですけど、いちばんスゴいと思ったのが、マユリカのネタのときに、阪本くんに続いて田邊さんがバッと出て行ったとき。帽子落ちへんのやって。
田邊 真空状態なんです
一同 (笑)
高村 また出られるように頑張ります!
江口 お笑い大好きなんで、プロの芸人さんたちを間近で見られて、今回もご褒美だと思ってやらせてもらいました。
辻村 本番前にみんなをチェックしてたんですけど、田邊が1人でぶつぶつ言ってたので、彼、今日よく寝られると思います(笑)。
田邊 ナダルさんのエピソードをずっと練習していました(笑)。芸人さんたちをめちゃくちゃ尊敬していますし、今日いいワードが出たことで、創作にもつながると思います。
谷口 「機関車トーマス乱れ打ち」が曲のタイトルに!(笑)
パラレルワールドの四星球、5人目のメンバーは…?
【カラッと!天麩羅盛合せの回】
出演者:四星球(北島康雄、U太、まさやん、モリス)、島田珠代、囲碁将棋(文田大介、根建太一)、エバース(佐々木隆史、町田和樹)、紅しょうが(熊元プロレス、稲田美紀)
ステージに、シークレットゲストのななまがり(初瀬悠太、森下直人)の初瀬が登場。さらにパラレルワールドのタモリとして、森下が本人とは1ミリも似ていない“キモスタイル”で登場すると、客席は大喜びです。
ここで『ミュージックステーション』のオープニング曲が流れると、本物の四星球が“パラレルワールドの四星球”として登場。パラレルワールドの四星球には、オリジナルメンバーの4人のほかにもう1人メンバーがいるといい、呼び込まれたのは……。なんと、ショッキングピンクのレオタードに身を包んだ島田珠代!
珠代は四星球のキレキレの演奏にのせて「珠代パンティテックス」を熱唱し、豪快に股間を叩きました。
その後も珠代は、北島とともに“ちょんまげマン”姿になったり、まさやんが作ったという巨大な“珠代パネル”で壁ぶつかり芸を披露したりと大暴れ。四星球が決める「夏に歌いたい曲TOP3」では、囲碁将棋、紅しょうが、エバースがゆずの『夏色』など名曲3曲を大熱唱しました。
最後は、北島と珠代が「ふたりの愛ランド」をデュエットし、やりたい放題、『DAIENKAI』のよさが詰まったステージとなりました。

──今年のDAIENKAIはいかがでしたか?
北島 歌っていただくということで、けっこう(一緒に)練習をしてきたんですけれども、練習自体が楽しかった……。ライブを想像しながらだったので、今日も、今日までも楽しかったです。
まさやん なかなか『DAIENKAI』に3年連続呼んでもらえるバンドはいないのかなと思います。毎回、芸人さんとのコラボも新鮮で、呼んでもらえることがすごく嬉しいです。
モリス こんなに豪華なメンバーで囲んでいただいて、めちゃめちゃ楽しくて、一瞬でライブが終わったような気持ちです。この後、忙しくて飲みに行ったりができないんですけど、またよろしくお願いします!
U太 お客さんが楽しんでくれているのが見えたので、すごくよかったなと思いました。芸人の皆さんにも一緒に歌っていただいて嬉しかったです。(演奏を)覚えるほうは大変でした!
珠代 この素敵な場所に、どうして私なの? ってスタッフに聞いたら、四星球さんがどうしても、どうしてもコラボしたいって言ってくださってますって聞いて嬉しくて、今日もステージのエンディングまではすごく気持ちよかったんですけど、いとも簡単に「次(のコラボ)はザ・ぼんちさんと」とおっしゃるのを聞いて、ショックを受けている今日このごろでした。昨日、リハをやったんですけど、どれだけやらせるんだっていうくらいで。
一同 (笑)
珠代 いまとなってはありがたかったんですけど、お客さんが熱いし、四星球さんの人気がすごくて助かりました。どうか、来年はザ・ぼんちさんと楽しい宴を。
稲田 出る前は、私たちはいらないんじゃないかって、3組(紅しょうが、囲碁将棋、エバース)でまとまっていたんですけど、出たらみんなで跳びはねていて、すごく楽しかったです。
熊元 すごく楽しくて、ふだんカラオケで言っているような、安い「さん、はい!」とか言ってしまって……。
一同 (笑)
熊元 ほんまにプロの前で……。出しゃばってしまったのだけ申し訳なかったですけど、ホンマに楽しかったです。
文田 すごい楽しくて、ずっとこの時間が続けばいいなって思っていたんですけど、終わったら、これで終わっちゃうのが寂しくて、こんなに寂しい思いをするなら、出なければよかったです。
一同 (笑)
根建 本当にわれわれが歌っていいのかなって思っていたんですけど、四星球さんとコラボできるのが嬉しくて、1番が終わるころには、もっと歌わせろよ、歌いてぇって思ってました。
初瀬 僕らはシークレットっていうことで、台本を見たら、四星球登場VTRのあと、ななまがり登場って書いてあって、シビれましたね。ここ数年でいちばんシビれたんちゃうかな。怖かったです。でも、楽しく盛り上がってよかったです。
森下 パラレルワールドのゆず・岩沢(厚治)です。全体的に楽しくて、とくに珠代さんとエチュードをいくつかさせてもらったんですけれども、6500人が誰も笑わなかったことが6回くらいありました。
珠代 大成功です。
佐々木 ゆずさんの『夏色』をあまり歌ったことがなかったので、ちょっと不安だったんですけど、町田の声がちょうどリードボーカルみたいになっていて、歌いやすかったです。
町田 本当に、少しでもゆずになれる人生をくれて、ありがとうございます。
THE BAWDIES×金属バットで漫才の頂点へ!?
【永遠に続けばいいのにの回】
THE BAWDIES(ROY、JIM、MARCY、TAXMAN)、バッテリィズ(エース、寺家)、ギャロップ(林健、毛利大亮)、金属バット(小林圭輔、友保隼平)
この日、ROYが漫才でコラボした相手は……まさかの金属バット! ROYの貴重な犬の鳴きマネもあった漫才に会場は大ウケでしたが、小林が「こんなことを言ったら失礼かもしれないですけど、(ROYが)センターマイクのことを一丁前に聞いてきた」と明かし、笑いを誘いました。
THE BAWDIESの熱いライブで会場のボルテージが上がりきったところで、ライブはいったん終了。客席がTHE BAWDIESのアンコール登場を期待するなか、満を持して登場したのが……DJ KELLY(ギャロップ毛利のDJネーム)!
漫才のときとはガラリと変わった、全身黒のサングラスコーデで登場したKELLY。本格的なDJテクニックでぐんぐんと会場を盛り上げ、飛び出してきたTHE BAWDIESメンバーとともに最高の演奏を繰り広げました。
KELLYの恍惚の表情を見かねて、芸人たちが登場。相方の林が「なんで漫才よりうまいねん」とKELLYにツッコみ、笑いを誘いました。

──今年のDAIENKAIはいかがでしたか?
エース なかなかない機会で、とても楽しかったです。
寺家 アホみたいな感想言うてるな。僕もなかなかない機会なので楽しかったですし、DJ KELLYさんがあんなにスゴいとは思っていなかったです。すごく仕上がっていて、ひと言目から面白すぎて……。
毛利 このお話をいただいたときにはどうしようと思いましたけど、全部任せていただいて、すごく愛を感じました。次はどの場所かなって。
寺家 手応え感じてる!
毛利 生音にのせるって経験したことがなかったので、興奮してます、いまも。THE BAWDIESさんには、今日初めてお会いして、何も合わせていなかったんですけど、本当にスゴ腕の方たちだったので甘えました。
林 久々に大きい画面でKELLYのDJを見ました。ちょいちょい機材を操作している手元が映ったんですけど、たぶん音なんにも変わってなかったです。
毛利 そういうこと言うなよ!
友保 ROYさんと漫才をやらせてもらいまして、犬の鳴き声をするネタで、(ROYの)声が思ったより小型犬でビックリしました。ただ、年末にせり上がりで漫才している画が見えたので……。
寺家 (M-1の)決勝行ってる!
友保 ワシとROYさん、小林とROYさんの2回出られます。
小林 THE BAWDIESさんのビジュアルがそうさせたのかもしれないですけど、最後に集合写真を撮るときに、「ラスト1枚!」って言われてから4枚撮ったのがスゴかったです。2枚はあるんですけど、4枚はなかなかない。
一同 (笑)
友保 パンチラ狙ってたな。
ROY 本当に光栄でした。僕らはロックンロールで皆さんを笑顔にしたいというバンドで、笑顔にするという点では芸人さんが神様だと思っているので、一緒にやれたのは嬉しかったです。僕、金属バットさんと漫才やるの、めちゃめちゃ緊張していたんですよ。わけわかんない状態で出たんですけど、最初に「動きおもんな」って言われた瞬間に、それでいいんかなって。それで助けられました。
TAXMAN 本当に楽しかったです。僕らは芸人さんたちと一緒にライブをやる試みもしているんですけど、今日は僕らがやりたいことが詰まっていたので、こういうイベントを自分たちでもできたらいいなって思いました。
MARCY 今年も芸人さんたちと一緒にやらせてもらったんですけど、本番当日にいろいろ決まっていくので、緊張もあり、本番で何が出るかわからない感じがすごく面白くて楽しかったです。
JIM ふだんは音楽ファンの方たちの前でやるのがメインなんですけど、お笑いファンの方たちの前でやれるこの機会はすごく刺激になるし、言ったらアウェイなんですけど、アウェイから徐々に熱を高めていく感じがすごく楽しくて、ステキな場所だと思いました。
「笑えれば」なのに、さや香・石井が涙……
【中締めの回】
ウルフルズ(トータス松本、ジョンB、サンコンJr.)、ジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)、銀シャリ(鰻和弘、橋本直)、ロングコートダディ(堂前透、兎)、さや香(新山、石井)
この日、最後のステージは、ウルフルズとジャルジャルが一緒になるということで、期待していた人も多いであろうジャルジャルの人気コント「ウルフルズに影響されてる奴」でスタートしました。
後藤扮する音楽プロデューサー西脇のもとにやってきたのは、トースター松林(福徳)、ホンコンチュニジア(アイロンヘッド・辻井亮平)、ジッパー・ジャンパー(クロスバー直撃・渡邊センス)からなる3ピースバンド「ウルトラズ」。トースター松林が作ったという曲は、どれもウルフルズの楽曲に激似で、ジッパー・ジャンパーの顔もまた、ジョンBに激似……。
ここで、西脇Pが「今日はちょうどウルフルズさんが来ている」と言うと、ウルフルズの3人が登場。会場からは大きな歓声が上がります。トースター松林はなんともいえない表情で狼狽し、その顔のアップに爆笑が巻き起こりました。
ここからウルフルズによるライブがスタート。トータス松本は「コントで絡んだあとに歌うのって変な感じっすね」と照れた表情を見せます。『バカサバイバー』で始まったライブは、『ガッツだぜ!!』『バンザイ 〜好きでよかった〜』などヒット曲だらけのベスト盤のようなセットリストで、しっかりと“ホンモノ”のスゴさを見せつけました。
最後はトータス松本が芸人たちを呼び込んで、全員で『ええねん』を大合唱! 最高の締めくくりとなりました。

──今年のDAIENKAIはいかがでしたか?
福徳 今夜はいい夢が見られるなと思うと、ベッドに入るのが楽しみです。
後藤 ウルフルズさんとお笑いのライブっていうことだったんですけど……ウルフルズさんのライブでした。
一同 (笑)
辻井 ついてきただけなので、よくわかりませんでした。
福徳 (積極性がないホンコンチュニジアの)キャラを徹底している。
渡邊 ……。
福徳 何かしゃべったけど、スタッフさんのジャンパーの“ジッパー”のジュッていう音でかき消されたって書いてください。
鰻 エンディングのMCをやらせてもらって、トータスさんに(一本締めの)「よーっ」っていう掛け声を一緒にやってもらおうと思ったんですけど、なんか小競り合いみたいになっちゃって、申し訳なかったです(笑)。でも、最高のステージでした。
石井 ウルフルズさんと一緒にステージに立ててるんやっていうことで、ちょっと売れたんやなって自信になりました。ありがとうございました!
堂前 (ウルフルズの圧巻のライブで)いったんお笑いの空気ではなくなったんですけど、さや香の小粋なダンスで回復してくれました。
新山 小粋って言わんといてください! (ウルフルズと)一緒に歌わせてもらうにあたって、福徳さんが楽屋で猛練習されていて、本番はいちばんいいのが出ていました。71点(笑)。
橋本 ドストライク世代なので、みんなで袖からカブり付きで見ていたんですけど、「笑えれば」で石井が泣いていて、これ、ウルフルズさんの意図ではないと思うんですよ。「笑えれば」なので。
石井 泣きながら出ていく寸前でした。危なかった。
橋本 それを鰻が抱きしめていました。
兎 あー……。
橋本 アメリカ人なん?
兎 I Enjoy. DAIENKAI is worldwide. Japanese comedian is music.
橋本 「笑いと音楽の融合」だって言ってます。
これで「DAIENKAI」はいったん中締め。2日目の7月20日(日)も豪華アーティストと人気芸人が続々登場しました!