ZAZYがリベンジ宣言「優勝以外、イヤすぎる」!? 今年のR-1ファイナリストがズラリ登場

“ピン芸日本一″を決める『R-1グランプリ2022』の準決勝が2月13日（日）に開催され、決勝進出の7人が決定しました。3月6日（日）に行われる決勝では、お見送り芸人しんいち、金の国・渡部おにぎり、kento fukaya、ZAZY、サツマカワRPG、寺田寛明、吉住の7人と復活ステージの1人の計8人が、優勝を目指して激突します。発表会見では、それぞれが熱い気持ちをぶつけました。

昨年の大会から参加資格が芸歴10年以内に変更され、ロゴも一新して新たなスタートを切ったR-1。記念すべき20回目を迎える今回は、エントリー総数3199人のなかから31人が準決勝に進出し、最終的に7人が決まりました。

決勝は、7人＋復活ステージの1人によって1stステージが行われ、点数の高い2人がFinalステージへと進出となります。準決勝が行われたこの日、オンラインで決勝進出者発表会が開催されました。抽選によって決まった決勝当日のネタ順は以下の通りです。

ラストイヤーは独走態勢で！

【1】kento fukaya

大阪に活動の拠点を置く芸人のなかで唯一、ファイナリストに選ばれたfukaya。客席から舞台に上がったときは冷静を保っていたものの、ともに準決勝を戦った“大阪組”の仲間からエールを送られて胸を熱くしたといいます。決勝のトップバッターになったことについて、慌てることなく意気込みを語りました。

「逆に逃げ切りパターンでいけたらなと。シンプルにラストイヤーなので、（出番は）1番ですけど優勝。独走態勢でいきたいと思います！」

【2】お見送り芸人しんいち

決勝の舞台に初めて立つことになって感極まったしんいち。準決勝で負けていたこれまでとの違いを問われると、こう答えました。

「ラストイヤーだったので、楽しもうと思ったんですよ。いつも“挑んでやるぞ”って気持ちだったんですけど、こんな楽しい舞台ないな……と思って。それがよかったのかな」

「決勝進出を伝えたい人は？」との質問には、「マネージャー」と回答。事務所ライブで最下位をとっても見捨てることなく支えてくれた人物だといい、「東京の恩人。頭が上がらないです」と話しました。

【3】敗者復活枠

惜しくも準決勝でやぶれた芸人たちが戦う「復活ステージ」は、大会前日の3月5日（土）に開催され、1人のみが決勝に進出することができます。昨年のファイナリストから、テレビで活躍する実力派まで揃い踏みのなか、勝ち上がるのは果たして――！？

吉住「男女関係なく“ピンネタ”で勝ちたい」

【4】吉住

2020年の『女芸人No.1決定戦 THE W』女王である吉住。彼女のなかでR-1は特別なものだと言います。

「THE Wは、コンビやトリオの方と戦って……。あとは、男女関係なく“ピンネタで勝つ”というのを狙っていきたいです」

また、同じく決勝へ進んだZAZYから「『もし一緒に決勝行けたら30万円やるから手を抜いてくれ』って言われた」と暴露する一幕もありました。

吉住は「コントで勝ち切る！」と、決意を語りました。

【5】サツマカワRPG

決勝初進出のサツマカワ。お笑いユニット「怪奇！YesどんぐりRPG」で活動する彼は、MCのあべこうじからの質問もギャグで返答し、会場を盛り上げます。そんなサツマカワが決勝進出者のなかで“ライバル”として挙げたのは寺田寛明です。寺田とは、大学時代からの仲であり、切磋琢磨してきた芸人だと明かしました。

サツマカワは決勝に向けて、こう意気込みを語りました。

「『R-1グランプリ』の決勝に行くのが夢だったので、夢の舞台で頑張りまーす！」

決勝会見でスーツを新調したZAZY

【6】ZAZY

昨年、惜しくも準優勝で涙を飲んだZAZY。その反省を踏まえて、今回は「決勝でミスをしない。これにつきます」と述べました。決勝進出者のなかのライバルについて問われると、「しんいちさんやfukayaなどの“ラストイヤー組”には負けたくないですね」と回答。「優勝以外がイヤすぎるので、今年は絶対！」と熱い思いをぶつけました。

決勝会見は“フォーマルな衣装”と指定されていたため、ZAZYは準決勝とオンライン発表の合間にスーツを新調したとのこと。そのため、ラフな格好をしている渡部おにぎりを見て、「そんなフォーマルじゃなくてよかったんや！」とツッコミを入れていました。

【7】寺田寛明

昨年、初の決勝進出を果たしたものの最下位で終わってしまった寺田。昨年の決勝ネタについて、「“そんな、つまんなかったわけないだろ”と思って」と不満を爆発させていました。そのためか、寺田は「『今年はリベンジ』ってよく言われるんですけど、そんなカッコいいカタカナじゃなくて“仕返し”です」とコメント。M-1グランプリで一度は最下位に沈んだものの、その後、優勝したマヂカルラブリーに絡めて、こう意気込みました。

「（マヂカルラブリーの）野田クリスタルさんが、M-1グランプリで『最下位とっても優勝できる』って言っていたので、僕もその通り、優勝したいと思います」

【8】金の国・渡部おにぎり

渡部は今回が初の決勝進出。昨年の準決勝での苦い思い出を振り返りました。

「開始10秒でネタを全飛ばしして、30秒くらいで終わっちゃったイヤな過去があったので……。今年、決勝に行けるとは思っていませんでした。嬉しいです！」

決勝の喜びを伝えたい人物として、ピンネタを書いてくれた相方の桃沢健輔の名前を挙げます。金の国の2人の力で『R-1』に出場しているため、優勝賞金も折半すると明かしました。最後に「優勝賞金でめちゃくちゃ美味しいもの食べたいです！」とキャラ通りのコメントを残した渡部。周囲からは「カワイイ～」との声が出ました。

『R-1グランプリ2022』は、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで3月6日（日）20:00から生放送されます（一部地域を除く）。MCを務めるのは霜降り明星と広瀬アリス。決勝戦を盛り上げる“ピン芸”と“音楽”の融合を目的としたイベント『R-1フェス2022～ピン芸と音楽の祭典～』は3月3日（木）～6日（日）の4日間、東京と大阪で開催されます。