『THE W』優勝は吉住! 独特なひとりコントで「やっと自分のネタが認めてもらえた」

女性芸人の中から“笑いの女王”を決める『女芸人No.1決定戦 THE W2020』(日本テレビ系)が、12月14日(月)に放送され、ピン芸人の吉住が優勝を果たしました。ドラマチックな“ひとりコント”が持ち味の吉住は、優勝決定後の取材で「やっと自分のネタが認めてもらえた」と喜びを爆発させました。

出典: FANY マガジン
出典: 日本テレビ

「勝ちづらいところがあった」

「正直、“やっと勝てたか”って感じです。ネタに重点を置いてやり続けてきたので、賞レースで勝てたのが嬉しいです」

放送終了後のリモート囲み取材で、吉住は優勝の喜びをこう語りました。

今回の優勝を“やっと”と表現したのは、それだけの思いがあります。『THE W』に第1回から挑戦していただけでなく、ほかの賞レースでも、決勝に行くことはあっても、なかなか優勝には手が届かない……。ようやく手にした栄冠に、安堵の表情を浮かべます。

「ピンでコント……となると、コンビやトリオの漫才・コントにどうしても勝ちづらいところがあったので、“やっと”自分のネタが認めてもらえたと思いました」

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出典: 日本テレビ

『THE W』は、今年で4回目の開催。プロ・アマチュア、芸歴、芸風、人数など一切問わず、純粋にネタの面白さで、女性芸人日本一の座と優勝賞金1000万円をかけて争う“異種格闘技戦”です。MCは、フットボールアワー・後藤輝基と日本テレビアナウンサーの水卜麻美。大会サポーターは、EXIT(りんたろー。、兼近大樹)とモデルの生見愛瑠(めるる)が務めました。

評判がよかったネタで勝負

Aブロックは、TEAM BANANA(藤本友美、山田愛実)、オダウエダ(小田結希、植田紫帆)、にぼしいわし(にぼし、いわし)、紅しょうが(熊元プロレス、稲田美紀)、ターリーターキー(伊藤那美、玉遥香)。

Bブロックは、Aマッソ(村上、加納)、ゆりやんレトリィバァ、吉住、はなしょー(杵渕はな、山田しょうこ)、ぼる塾(あんり、きりやはるか、田辺智加)。

決勝には、それぞれのブロックから紅しょうがと吉住が勝ち上がり、見事、吉住が優勝を果たしました。

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吉住(出典: 日本テレビ)
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紅しょうが(出典: 日本テレビ)

吉住は、「死のグループ」と言われたBブロックに入ったことで、「勝つというよりは、自分のネタを信じてやるしかないと思いました」と胸中を語ります。そんな中で優勝するには、ネタ選びが重要なポイント。ブロック戦の「女審判」、ファイナルラウンドの「銀行員」というネタ選びについて、こう振り返ります。

「ストーリーのあるネタが好きなんですけど、ストーリーがあると笑いどころが作りづらいということもあって……。今回は、みんなから評判がよかったネタを優先してやりました」

「意外といちばん難しい賞レース」

『THE W』は、ピン芸・漫才・コントが同じ土俵で選考される稀有な賞レースです。それだけに、独特な“ひとりコント”を得意とする吉住にとって特別な大会でもありました。

「意外といちばん難しい賞レースなんじゃないかと思っておりまして、ここで絶対に勝ちたいという気持ちでした。あと、女に生まれたからには『THE W』は獲りたいと思っておりました」

ファンに向けてメッセージを求められると、「皆さん、『吉住のネタは優勝しづらい』と冷静に分析されていて、分かっていらっしゃる方が多かったので……。『やっと勝てました。応援いつもありがとうございます!』って伝えたいですね」と笑顔で語りかけていました。

出典: FANY マガジン
出典: 日本テレビ

優勝者である吉住には賞金1000万円と、副賞として日テレ人気14番組の出演権が贈られました。賞金の使い道について、吉住はこう明かしました。
「整骨院に行くのが趣味で。いまは近場にしか行けないので、全国を周りたいです。あとは、(所属事務所の)人力舎のみんなに美味しいものを食べさせてあげたいなって思います」

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