野沢直子&真珠“母娘”がハートウォーミングな母の日トーク「自分の好きな道を見つけてくれたのがうれしい」

5月8日(日)は母の日――ということで今回は、別々のフィールドでともに大活躍する野沢直子&真珠母娘によるスペシャル対談をお届けします。現在、アメリカのサンフランシスコに拠点を置き、家族5人で暮らしているお笑いタレントの野沢直子と、格闘家としてキャリアを積む長女の真珠さん。仲良し母娘の2人が語る、いい関係を築く秘訣、そして“幸せな娘”を育てる極意とは!?

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

長女の真珠さんは28歳、次女の珊瑚さんは26歳、長男の海さんは21歳――野沢直子は日本での芸能活動を続けながら、異国の地で3人の子どもを立派に育て上げた“ママ”でもあります。そんな野沢の長女・真珠さんは、真珠・野沢オークレアとして活動するプロの格闘家。2017年に開かれた総合格闘技イベント・RIZINでのプロデビュー戦で、見事に一本勝ちを飾ったことでも話題になりました。

シビアな“勝負の世界”に飛び込んだ娘のことを、野沢は母としてどんな思いで見つめているのか。そして、娘の真珠さんは母の存在をどう感じているのか――笑いあり、ジーンとする話ありのハートウォーミングな母娘対談となりました。

日本での思い出は「ミスドと花火」

――真珠さんは、いま何歳に?

真珠 いま28歳です。

直子 わ~おとな。大人ですよね〜。

――直子さんは、真珠さんの格闘家としての活躍をどんなふうに見ていますか?

直子 試合はちょっと見るのは怖いんですけど、でも、とにかく自分の好きな道を見つけてくれたってことがすごくうれしい。子育てにおいて、いちばんそこを重要視していたので。

真珠 お母さん自身が好きなことを見つけてずっとやってきているのを近くで見ていて、私も妹も弟も「自分の好きなことを続けることで、ちゃんとキャリアが作れるんだ」ということをお母さんの姿から教えてもらいました。

直子 わー、こんなこと言われたらしょっぱなから泣いちゃう。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――お母さんが日本で有名な芸人だと知ったのは、いつごろだったんですか?

直子 いつぐらいから知っていたんだろう。子どもたちが小さいときは、子どもたちを連れて日本に帰っていたので、それでなんとなく「TVにお母さん出てんだ」みたいな感じで気がついたのかな。

真珠 道ですれ違った人が「写真撮ってください」とお母さんに言っているのを初めて見たときに、「あ、なんか、ふつうのお母さんじゃないんだな」って思いました。5~6歳ぐらいだったと思う。

直子 そんな小さかったんだ。よく原宿とかにクレープを食べに行ったりしていたんですよ。そういうときに、まわりの人に「あれってもしかして……」みたいな感じで見られていたので、そういうので知ったんじゃないかな。

――日本での特別な思い出は?

真珠 (即答で)逗子!

直子 逗子ね! 父親が逗子に部屋を持っていて、そこにプールとか、父親の持っているボートとかがあったんです。「ゴキブリ」っていう名前のボートだったんですけど(笑)。

そこでボートに乗ったり、プールで遊んだりは楽しかったかな。あと、鎌倉駅のミスタードーナツでドーナツをいっぱい買って部屋で食べるっていうのが夏の恒例でした。

本人提供
本人提供

――ドーナツ! むしろアメリカが本場のイメージがありますが。

直子 それがねー、日本のね、甘いものって本当に美味しいんですよ!

真珠 アメリカの甘いものは“砂糖”って感じの味なんですけど、日本のは違う。日本の、あのモチモチのやつ。

直子 そうそう! ポンデリングとかそういうの好きだよね。日本の思い出というと、食べ物がおいしかったというのもありましたね。

真珠 うん。アメリカでは買えないし、食べられないようなものがたくさんあった。それと、アメリカだと花火ができない。だから日本に行くと花火ができるのがすごく楽しかった!

直子 そうそう! 手に持ってやる花火は、アメリカだと道でやったりできないんですよ。私たちからするとふつうの日本の夏なんだけど、彼女たちにとっては特別なことができたりで楽しかったみたいですね。

好きな“母の味”は「グリーンココナッツカレー」

――サンフランシスコで一緒に住んでいるということですが、母娘はどんな関係なんですか? 一緒にお買い物に行ったりもしますか?

直子 忙しいんでね。時間がちょっとでもあったら、体を休めたりとかそういう感じになっちゃうので。でも、一緒に住んでいるので、テレビの話をしたり、「このクッキー、おいしかったよ」とか、そういうくだらない話はよくします。

真珠 お母さんの買い物がすごく長いので。一緒に行くと大変なんです(笑)。

直子 ははは。そんなことないじゃーん。この人ね、歩くのがすごい速いんですよ。それに比べたら私が歩くの遅いから、一緒に行きたくないのかも(笑)。

本人提供
本人提供

――お話を聞いていると、なんでも言い合えるし、ツッコんだりボケたり、すごくいい関係ですよね。

直子 そうですね。小さいころは「机に乗っちゃダメ」とか、もちろん怒ったんですけど。でも、わりと大きくなってからは怒っても聞いてくれないし、あんまり厳しくはしなかったんじゃないかなと。

真珠 けっこう怒られていたんですけど、お母さんがテレビに出てクレイジーなことをいろいろやっているのを見ると、「なんで私、怒られてるんだろう」ってなんかちょっと納得いかないなって思っていました。

直子 「あんなことしてるお母さんなのに」って、説得力がないってことですよね(笑)。

――(笑)。ちなみに、お母さんの料理で好きなものはありますか?

直子 ……ドキッ。この人のほうが料理うまいんですよ。私も別に下手ではないと思うんですけど。

真珠 あ、グリーンココナッツカレー! ピーマン、チキン、ほうれん草とかが入ってるやつ。

直子 あ、ココナッツカレーね! よかった、よかった(笑)。ココナッツミルクとココナッツスライスも入っているんですけど、これはたしかに気に入ってくれて、よく「あれ作って」と言われる料理でしたね。最近は、あんまり作っていないけど。日本のご飯と一緒に食べるやつです。

――逆に、真珠さんの料理で、直子さんが「これはおいしい」というものは?

直子 基本、なんでも美味しいんですよ! ふつうの料理も上手だけど、スイーツもすごい上手で。スイーツの修業をしたこともあるので、プロ並みの腕前で。レシピ本を見てすぐ作れるのはもちろん、そこからアレンジして自分流の味にしたり。あと、レストランに行って食べたものを家で再現するってのもできて。

本人提供
本人提供

――すごいですね!

直子 すごいんですよ! 私にどうしてこんなすごい子ができたんだろうと思って(笑)。

真珠 ……親バカ(笑)。

直子 たしかに親バカ(笑)。でも、いろんなところで言っているんですけど、親ができないと、子どもって自分ができるようにならなきゃと思うらしくて。まさに反面教師みたいな感じなのかなと。

「サムライのようなメンタルをガチで尊敬しています」

――どうすれば、おふたりみたいないい親子関係を築けるんでしょうか?

直子 ケンカをすることも、いっぱいあって。思春期とか、難しい時期もあったし。そのときはどうしていいのかぜんぜんわからなくて。でもけっきょく、難しい時期は何をしてもダメなんだなって後からわかりましたね。で、難しい時期がある子は、心に情熱を秘めているからそうなるんですよね。そういう意味で、難しい時期があるのはいいことだったんだなといまになって思います。

真珠 あの時期はけっこう大変でしたね。心のなかでやりたいことがすごくあって、でも、誰にもわってもらえないというのがツラくて。それですぐにケンカになったり……いまはもうぜんぜん大丈夫ですけど。

直子 温かく見守るとかぜんぜんできなくて、あたふたしながら見守っていましたね。その最中はどうしてもあたふたしてしまう。それが自然だと思うんですよね。3人みてわかったんですけど、三人三様にそれぞれ難しい時期も側面も違う。だから、みんなに共通するような“これ”という策はないんですよね。本当に待つしかないんだなって、いまになってみると思います。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――なるほど。いま、お互いに「ここは直してほしい」というところはありますか?

直子 直してほしいところはほぼない。彼女はサムライのようなメンタルなので、ガチで尊敬しています。だから、別に私が言うことは何もなくて、「このまま行ってください」と。私は後ろから「またすごいことやってる」と見るのが楽しみなので。

真珠 私は……えっと、お母さん運転が下手で。車に乗るのが怖いです。

直子 えー-そこ?(笑) 私、いっつも夜に送ってあげてるのに! 25年も運転してて、下手ではないと思うけど。

――真珠さんが“サムライ”のようだという話がありましたが、やはり格闘家としてメンタルもフィジカルも鍛え上げている、ということもあるんでしょうね。

直子 そのメンタルは、私がそういうふうにしようと育てたわけではなく、たぶん生まれつきなんだと思います。ある目標があって、たとえばそれが試合だったとすると、それに向けた努力の仕方というのが尋常じゃなくて。

でも、強くなろうと意識しているわけではなく、ファイトすることが楽しくて仕方ないんですよ。だから、意識して強くなろうと努力しているんじゃなくて、ほんとに好きだから楽しいからやっているんだと思います。

真珠 これが好きでしょうがないから、大変だとか努力しているとかっていう感覚はまったくないんです。だから、それはスゴイことでもなんでもなく、自分が好きなことを見つければ、みんな「大変」とか、「辛い」とか思わずにできるんだと思います。純粋に楽しいから。

本人提供
本人提供

――直子さんが子育てて大事にしてきた「好きなことを見つけてほしい」ということを、真珠さんが実践して、その道を歩んでいる。それは素敵なことですね。

直子 そうですね。自分の経験上、「自分の好きなことをやる」というのがいちばん幸せだと思います。そこさえあれば、人生はきっと楽しいだろうなと、身をもって知っていたので。

――「この先、お互いこんなふうになっていってほしい」という願いはありますか?

直子 私は、格闘を末永くやってくれればいいなと思っています。“末永く”っていうのがポイントで、格闘家で30代でやられている方もいっぱいいるので。自分の好きな格闘というフィールドでなるべく長く続けられるよう、ケガがないように、ということですね。それが本人にとっていちばん幸せなんじゃないかなと思うので。

真珠 いまお母さん、本を書いているので、それを頑張ってほしい。あとは、そろそろピンクの髪の毛、やめてもいいかなって思います(笑)。

直子 ははは。白髪を隠すために色を入れたほうがいいのよ(笑)。本のほうはいま書いているんで、今年出せたらいいなぁと頑張っています。

――最後に、母の日ということで、真珠さんからお母さんへひと言お願いします。

真珠 Happy Mother’sDay! 自分の好きなものを自分の人生にしていいんだよと教えてくれただけじゃなくて、お母さん自身がその姿を見せてくれているのがうれしいです。

直子 感動しちゃう~。親の背中を見てっていうことね。この言葉聞いて、私、ほんと(子育てを)よくやってきたなって思います(笑)。

真珠 (そんな母を見ながら)私の言った言葉、早くも撤回したいです(笑)。

本人提供
本人提供

野沢直子の公式Instagramはこちらから。
公式YouTubeはこちらから。
オフィシャルブログはこちらから。

真珠・野沢オークレアの公式Instagramはこちらから。
公式Twitterはこちらから。