吉本新喜劇・諸見里大介の入団10周年を記念した特別公演「☆シュポシュポカーニバル☆」が、7月14日(金)に大阪・なんばグランド花月(NGK)で開かれました。主役である諸見里を筆頭に、吉田裕座長らおなじみの新喜劇座員たちが大勢出演。さらにはナインティナイン・岡村隆史率いる“大阪岡村軍団”も登場する豪華なキャスティングで、ギャグにトークに大盛り上がりとなりました。
諸見里の入団10周年を祝うこのイベント。出演したのは諸見里や吉田のほか、松浦真也、信濃岳夫、音羽一憲、鮫島幸恵、吉岡友見、瀧見信行、小西武蔵、多和田上人、重谷ほたる、けんたくんといった面々。
15~16年前からの遊び仲間だという“大阪岡村軍団”からは岡村に加えて、高橋智(へびいちご)、岩橋良昌(プラス・マイナス)、もりやすバンバンビガロ、稲田直樹(アインシュタイン)といった豪華メンバーが登場し、晴れの舞台に華を添えました。
スタートからおなじみの滑舌で爆笑!
公演の冒頭、滑舌の悪い諸見里のナレーションが聞こえると、会場からはさっそく笑いが沸き起こります。そしておなじみ新喜劇のテーマが流れ、舞台がスタートしました。
記念公演のタイトルは「記憶を無くしたモンスター」。大阪にあるNGK公園を舞台に、ラーメン屋台の店主役である諸見里が巻き起こすハプニングの数々を、面白おかしく描きます。
ステージに現れた諸見里は、客席に向かっていきなりの土下座。その姿を会場は大きな拍手で迎えます。諸見里が生まれてからこれまでの人生を振り返る場面なども交えつつ、ストーリーは進行。諸見里の持ちギャグ「やばいね〜!」や松浦のギターを使ったボケなど、座員たちのおなじみのギャグもたくさん披露されました。
トイレにまつわる諸見里の爆笑エピソードも3連発で暴露され、座員だけが知る諸見里に関するウラ話が明かされると、会場は一層の盛り上がりを見せるのでした。
旧知の岡村軍団もエピソードを次々と!
大阪岡村軍団の出番はストーリーの終盤でした。諸見里の古い友人として登場すると、会場は拍手と歓声に包まれます。
軍団員の自己紹介のあと、稲田の子役モノマネや岩橋の体つきモノマネ、もりやすのジャグリング、高橋によるメッセンジャー黒田の舞台登場モノマネに続いて、岡村がマジックを披露しますが、「シュール過ぎる!」とブーイングが起きていました。
大阪岡村軍団からは諸見里のエピソードも明かされ、さらに軍団員たちの面白話も次々と披露され、会場は爆笑の渦に! 芝居のラストは、大阪岡村軍団による一発ギャグで大いに盛り上がり、ハッピーエンドで舞台は終了しました。
次は「11周年」記念公演!?
エンドトークでは座員たちが舞台に再登場し、諸見里は会場の観客に感謝を伝えます。「皆さんとお客さまのおかげで10年を迎えることができました」と改めて挨拶すると、大阪岡村軍団の面々を呼び込みました。
岡村は「1回だけだった練習の成果が出ました」と胸を張りますが、諸見里は「覚えられへんから簡単なやつにして(と言われた)」とあっさり暴露します。
一方で「10周年記念公演をやることになったら、絶対このメンバーに出てほしいと思っていた」と、軍団が大切な仲間であることを真剣に打ち明ける場面も。
最後に諸見里はもう一度、出演者たちに感謝を伝え、「またこれからも新喜劇がんばっていくので、応援よろしくお願いします」と客席に一礼。「次は11周年記念公演で会いましょう!」としっかりボケて締めくくりました。