吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー(GM)による月例会見が、8月30日(水)に大阪市内の吉本興業本社で行われました。先日、開票が行われた『吉本新喜劇総選挙』を振り返ったほか、吉田裕座長の主演映画が上映される『別府短編映画制作プロジェクト』や、浅香あき恵の単独ライブの詳細を発表。新喜劇の魅力満載の会見になりました。
寛平GMはいつまでも「目立ちたいね~ん」
寛平GMが「すーっごい盛り上がりました!」と笑顔で報告したのが、8月20日(日)に結果発表イベントが開催された『吉本新喜劇座員総選挙2023』。寛平GMは12位に入り、この日の会見でMCを務めた千葉公平は2位と大健闘でした!
会見には、20代座員によるダンス&ボーカルユニット「秘蔵っ子」から筒井亜由貴、住吉大和、小林ゆうが参加して総選挙を振り返りました。39位だった筒井は「去年が74位で35ジャンプアップしました! この調子で上がると来年は4位を狙える」と前向きに来年を見据えます。
33位だった住吉が、「ここまで来るとは思わなかったので、来年めちゃくちゃがんばろうと思った」と話すと、千葉が「今年がんばってなかったの!?」とツッコみます。
28位だった小林は、総選挙上位25人が出演できる10月開催の『吉本新喜劇まつり2023』に惜しくも届かず、「くやしい~!」と絶叫。小林は昨年も落選し、今年も速報で19位だったにもかかわらず届きませんでしたが、「“来年へのフリ”と考えることにした」と前向きです。
小林は、勝てば『吉本新喜劇まつり』に出演できる“世代別”じゃんけん大会でも最終決戦で敗退しました。それでも、「去年は悔しいだけでしたが、今年は“おいしい”と思える自分がいた」と語り、芸人としての成長を感じさせました。
昨年の10位から今年は2位と大躍進した千葉は、「去年は(寛平)師匠が9位、僕が10位。寛平師匠にはお名前もいただいて、いつまでも偉大な存在ですが、今年は超えさせていただきました」と明るく語り、寛平GMが思わず「くやしいなぁ~!」とこぼします。
千葉は「僕がうれしいのは、(寛平GMが)一緒に総選挙に出てくれること。僕らもがんばろうと思える」と話します。しかし、寛平は「目立ちたいね~ん」と返して記者陣を笑わせていました。
総選挙とじゃんけんで選ばれた30人は、10月8日(日)に大阪・なんばグランド花月(NGK)で開催される『吉本新喜劇まつり2023 ~選ばれし30名の座員たち~』に出演しますが、なんとチケットは開票イベントの翌日に完売しました!!
寛平GMは「1位のアキは座長やから、いまがんばって(公演の内容を)考えてる最中です。30人使っての新喜劇はなかなか難しいからね」と語ります。千葉は「ぜひオンラインチケットをお買い求めください」とアピールしました。
浅香あき恵は“ビジネスブサイク”!?
会見では、大分県出身の浅香あき恵も登場。同県で実施されている「別府短編映画制作プロジェクト」の第4作目として、吉本新喜劇による短編映画『ナンバのハンパな借金取り~陽気なカッパと珍道中~』が上映されることが発表されました。
監督は大森亜璃紗で、吉田裕が主演し、松浦真也、烏川耕一、島田珠代が出演します。この日、吉田と松浦、烏川、珠代は完成前プレミア上映会の行われる豊後大野市に滞在中。会見場とオンラインでつないで4人が登場しました。
映画のストーリーは、借金取りの吉田と相棒のミュージシャンである松浦が、別府や豊後大野を旅してゆく笑いと涙の人情モノ。予告編が流され、吉田が二枚目を演じる場面では、寛平GM、あき恵、千葉が思わず吹き出す一幕もありました。
また、珠代の「パンティーテックス」の歌声に人だかりができたという撮影秘話も明かされます。映画『ナンバのハンパな借金取り~陽気なカッパと珍道中~』は、豊後大野市を皮切りに全国のミニシアターで上映予定です。
あき恵は、9月8日(金)にNGKで開催する公演『あき恵ちゃん祭りvol.2―最後のルッキズム!』をPRします。“最後のルッキズム”という意味深なサブタイトルについて、「私にしかできない新喜劇となっております」と説明。さらに「初めて自分だけで挑戦する演目もあります。私の世代では絶対に歌えないような歌に挑戦します!」と宣言して期待を煽りました。
“ブサイクキャラ”で突っ走って芸歴47年のあき恵について、千葉はこう語ります。
「あき恵さんの存在は、東京から大阪に来て驚いたことのひとつ。ちゃんとお芝居もやりつつ、とにかくツッコミがすごいな、と。こういうお姉さんは、東京にはいない」
さらに千葉が「営業妨害かも知れないですが、最初、あき恵さんがブサイクいじりをされているのを見たときに『ブサイクじゃないのになぁ?』と思ったんです」が話すと、あき恵は「ありがとぉ~! ほんっとにいい子! やりがいがある!」とご満悦です。あき恵は「本当のブサイクというわけでなく、“ビジネスブサイク”です」と高らかにアピールしました。
「秘蔵っ子」の初単独イベントも開催
また、8月12日(土)、13日(日)に福岡・博多座で行われた『新喜劇出前ツアー2023→2024』の報告も。2日間ともチケットは完売し、「来年もやってほしい、と言われました」と寛平GMもうれしそうです。
8月11日(金)に開催された『未知やすえ60祭 還暦記念特別公演』では、やすえが夫の内場勝則と新曲「ちぐはぐ最強夫婦」を披露しました。千葉は「後半に2人がハモるところがあるんですが、なかなか聴けないのですごくよかったです」と振り返ります。寛平GMも「あの2人は仲悪そうに見えるけど、すっごい仲がいいのよ」と話しました。
8月19日(土)、20日(日)に開催された『セカンドシアター新喜劇』では、岩﨑タツキと重谷ほたるの2人がリーダーをつとめ、こちらも2日間とも満席に! 寛平GMは「若手がすごくがんばってきています。皆さんのおかげですごくよくなってきています」と感謝しました。
9月も予定が盛りだくさん。9月2日(土)には、秘蔵っ子のセカンドシングル『オレたちゃ秘蔵っ子』の配信がスタートします。作詞・作曲を間慎太郎が手掛けたポップチューンで、「聞いたら誰もが元気になれる」という作品です。翌9月3日(日)には吉本新喜劇セカンドシアターで、秘蔵っ子初単独ライブ『まるごと秘蔵っ子vol.1』を開催。小林は「コア過ぎるイベント、ほかにありません!」と猛アピールしました。