アイドル好きとしても知られるガクテンソク・奥田によるイベント『ガクテンソク奥田presents GANG PARADE vs ルミネtheよしもと』が1月12日(金)に開催されました。おととし10月になんばグランド花月にて開催された同様イベント以来となる奥田主催の“アイドル×お笑い”のイベント。
今回は、前回も出演した13人組のアイドルグループ、GANG PARADE(通称・ギャンパレ)に加え、kento fukayaがプロデュースする芸人アイドルグループ、ZiDol(スーズ・高見、マユリカ・中谷、紅しょうが・稲田美紀、ニッポンの社長・ケツ、男性ブランコ・浦井のりひろ)と芸人ロックバンド、ジュースごくごく倶楽部(ニッポンの社長・辻、ロングコートダディ・堂前、滝音・さすけ、マユリカ・阪本、シカゴ実業・山本プロ野球、ムームー大陸・山﨑おしるこ)の3組が出演しました。
ライブがまさかのトリプルブッキング!?
公演冒頭、奥田とともに吉本新喜劇のテーマソングにあわせて登場したのは、おととし行われた『ガクテンソク奥田 presents ~GANG PARADE in なんばグランド花月~』にて花月高校の教師である奥田がその生徒を集めて結成したアイドル、GANG PARADE。そこは、彼女たちにとって初めてとなる東京で行うライブ会場でした。
しかし、会場には彼女たちが使用しないバンドセットが組まれており、一同が困惑していると、赤い服を身にまとった5人組と一人の男性が現れます。奥田が6人に話を聞くと、彼らはZiDolというアイドルグループとそのプロデューサーで「ここでライブがあります」とダブルブッキングが判明します。「じゃあ、このバンドセットはあなたたちのものですね?」と奥田が問いかけるも「違います」とZiDolもバンドセットは使わないと言い、さらに混沌とするライブ会場。すると、そこへジュースごくごく倶楽部と名乗るバントが登場します。彼らもまた同じ会場でライブを行うと言い、トリプルブッキングだったことがわかり驚きを隠せない様子。3つのグループが一堂に会したライブ会場は解決法をめぐって一触即発のムードへと展開します。
そんな中、ZiDolのプロデューサーであるkento fukayaが「3組でライブをやって、一番盛り上がったグループが優勝、他の2組が解散」という解決策を提案。しかし、奥田は「俺たちはライブパフォーマンスだけであなたたちに勝てるとは思えない」と言い、続けて「なんばグランド花月でお笑いのレクチャーを受けている」とライブ対決に加えてお笑いの対決で勝負を決めることを提案し、解散を懸けた対決が幕を開けます。
3組によるライブ対決が開演!
最初にライブを行ったのは、ジュースごくごく倶楽部。ボーカルのジンジャエール阪本(マユリカ・阪本)が「ギャンパレ見に来た人も、ZiDol見に来た人もおらんと思うけど盛り上がっていくでー!」と客席をあおってスタートします。その勢いのまま「留守番ロック」「ぴーち鬼ぱーち鬼~We are the world~」「マジでタク乗る5秒前」「泣く子も黙るセパレート」の4曲を披露。GANG PARADEとZiDolのファンも巻き込み、見事にトップバッターを務めました。
続いて登場したのはZiDol。この日が昨年7月に活動休止して以来の復活ライブとなった5人のステージは“アイドル自己紹介”を行ってから始まりました。ライブパフォーマンスはkento fukayaの「最後の曲になりました」との言葉通り「today is まにまに」のみを披露し、舞台を後にします。しかし、壇上にただ一人残ったケツが客席へアンコールを促し、GANG PARADEが所属する事務所、WACKのグループではお馴染みでもある、同じ曲を再びパフォーマンス。遊び人(GANG PARADファンの呼称)にとっても親近感がわくようなライブとなりました。
“トリ”となったGANG PARADEは彼女らのSEに合わせて登場すると「エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANG PARADEです!」とお決まりの挨拶からスタート。その流れのまま「Plastic 2 Mercy」「Gangsta Vibes」「涙は風に、思いは歌に」「Happy Lucky Kirakira Lucky」の4曲を披露。この日の公演は声出しOKとあり、遊び人の息の合ったコールと、ダンスの振りをマネする“振りコピ”で会場一体となって盛り上がりを見せ、グループとしても新年初となったライブパフォーマンスで“ライブ対決”を締めくくりました。
舞台は一変し、お笑い会場へ
3組のライブパフォーマンスが終わると、お笑い対決へと様変わり。最初の対決は観客の持ち物を使っての「借りモノボケしりとり」。各グループから3名ずつが客席へ降り、観客の持ち物を実際に借りに行くも、人見知りの浦井はなかなか話しかけることができず、モノ集めに苦労します。3組ともモノを集め終わり、舞台へと戻るとユイ・ガ・ドクソンの、モノとはいいがたいボケからしりとりがスタート。3組からさまざまな回答が飛び交う中、テラシマユウカ、チャンベイビーも普段のライブなどでコントを披露することのある彼女たちらしく、物怖じすることなく“モノボケしりとり”をつなげました。
ZiDolから“地獄のチーム”が誕生!?
続いての対決は二人一組のペアでお題に回答する「コンビネーション大喜利」。ZiDol、ジュースごくごく倶楽部は全員が参加し、GANG PARADEからは代表者6人が挑戦しました。そんな中、高見&ケツのペアが回答しようとするとジュースごくごく倶楽部のメンバーから「地獄のチーム」と揶揄され、二人は反発。回答で汚名返上したい二人でしたが、観客から期待していた反応は得られず、ケツも「地獄やないかい!」と声を荒げます。
その後、お題が変わると最初に回答したのはキャン・GP・マイカ&アイナスターのペア。新しいお題のトップバッターとして堂々と回答を終えると、次の回答者へ移る際、稲田から「先にいかせてください。(回答が)似てた」と高見&ケツが登場。「角度は似てますけど弾道が違う」と満を持して答えを出した二人だったが、ギャンパレチームと回答が酷似しており、会場は騒然としました。
そんなハプニングとも言える事態も起こった中、ライブのトリプルブッキングによって始まった、解散の懸かった対決は幕を閉じました。『ガクテンソク奥田presents GANG PARADE vs ルミネtheよしもと』は、1月19日(金)20:00(販売は同日12:00まで)まで現在見逃し配信中ですので、結果が気になる方はチェックしてみてください。
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それぞれの新規ファン獲得を期待!
2年ぶりの開催となった公演を終えた奥田は「構想から開催まで1年弱かかってますね。でもそれだけ時間をかけた分、思ってた以上にお客さんが楽しんでくれてる感じがしたので、やってよかったなと思います」と振り返りつつ、ZiDol、ジュースごくごく倶楽部との共演になった点については「事務所、ジャンルの垣根を越えて、多分これでギャンパレさんのライブに行く人もいるかもしれないし、ジュースごくごく倶楽部、ZiDolのライブ、なんならよしもとのお笑いライブに来てくれる人もいるかもしれないので、ジャンル別につながったらいいなと思います」と3組と“お笑い”に新規ファンが増えることへの期待も見せました。
また、自身のnoteで“たぶん今回でラスト”と綴っていた奥田へ“次回開催を熱望する声も上がるのでは?”と聞くと「マジで誰かがやってほしいですね。やってしまえば、ライブ中はずっと楽しいんですけど、前日までが“いけるか?”みたいな(不安がある)」と主催者の苦悩を語るも「(出演者が)当日、体調不良になったらどうしよう? って色んなパターンを用意して“前日まで忙しい”と思って。でもやったらやっぱり達成感があるんですよね」と主催者としての葛藤を語りました。
最後に3組のファンに向けて「得体の知れないライブに何の内容の告知もせずにただただ『GANG PARADE vs ルミネtheよしもと』っていうタイトルだけで期待してチケットを取ってくださった人々ですから、とにかく感謝ですね」と語り「#ギャンパレルミネデビューで感想、そして僕への労いの言葉を検索しようと思ってます」とやり切った表情を見せました。
配信概要
ガクテンソク奥田presents GANG PARADE vs ルミネtheよしもと
チケット販売:1月19日(金)12:00まで
視聴:1月19日(金)20:00まで
出演:ガクテンソク奥田、GANG PARADE、Zidol、ジュースごくごく倶楽部
チケット料金:2,800円
チケット販売:FANY Online Ticket
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