吉本新喜劇65周年記念ツアーの東京公演が、11月17日(日)にIMM THEATERで開催されました。この公演には、明石家さんまがスペシャルゲストとしてサプライズ出演。思わぬ人気者の登場に、会場からは地鳴りのような大歓声が! 間寛平GM(ゼネラルマネージャー)をはじめ、島田珠代ら新喜劇の看板役者とさんまの絡みも炸裂し、客席は大盛り上がりとなりました。
65年の感謝を伝える全国ツアー
吉本新喜劇は1959年に創設された喜劇集団で、「徹底的なドタバタをやる」「理屈は抜きにする」「悪者は出さない」「物語はシンプルに」という4つの基本コンセプトで、劇場やお茶の間に笑いを届け続けてきました。65周年を記念した今回のツアーでは、日本中に長年の感謝を伝えるため、全国各地の劇場を巡回しています。
この日の東京公演では、まず矢野・兵動(矢野勝也、兵動大樹)、笑い飯(西田幸治、哲夫)、見取り図(盛山晋太郎、リリー)、サルゴリラ(児玉智洋、赤羽健壱)、エバース(佐々木隆史、町田和樹)がネタを披露。漫才やコントでしっかりと会場が温まったあと、お待ちかねの新喜劇がスタートしました。
演目のタイトルは「寛平爺さんとお年寄りが集う喫茶店」。寛平GMや辻本茂雄元座長をはじめ、やなぎ浩二、島田珠代、西川忠志、安尾信乃助、たかおみゆき、平山昌雄、瀧見信行、金原早苗、岡田直子、多和田上人、レイチェル、小西武蔵、吉岡友見、筒井亜由貴、住吉大和、野崎塁ら、ベテランから若手までさまざまな座員が出演しました。
寛平がムチャぶりに「もう許してください!」
新喜劇が始まると、町内会長役の寛平がホストクラブで働くことになるという奇想天外なストーリーが展開され、会場は笑いの渦に包まれます。
そして、ホストとして働き始めた寛平のもとに雑誌の取材が入るシーンで、取材クルーの一員として明石家さんまが登場! さんまの出演は事前に告知されていなかったため、会場には「えー!」「本物!?」と驚きと歓喜の声がこだまし、割れんばかりの拍手が沸き起こりました。
ここからは、さんまの独壇場。カメラマン役のさんま、記者役の村上ショージ、カメラアシスタント役のジミー大西が息の合った掛け合いで次々と笑いを巻き起こします。
カメラを構えたさんまは、寛平にめちゃくちゃなポーズの要求を連発。そのムチャぶりに耐えかねた寛平が「すみません。もう許してください!」と懇願すると、観客は手を叩いて大笑いしました。
珠代がさんまに「パンティーテックス!」
もちろん、新喜劇ならではの絡みも満載。吉本新喜劇の“看板女優”島田珠代が、ジミーが歌う「ギザギザハートの子守歌」のリズムに乗せながら、タイミングよくさんまの股間を「チーン!」とデコピンしたり、“パンティーテックス”などのギャグを披露してさんまを呆れさせたりと、笑いの波は止まりません。
こうして本来の出番時間を超え、30分以上も爆笑をさらい続けたさんま。最後は、さんまが寛平に“パンティーテックス”の変化形「寛平テックス」をやらせて大爆笑のなか、さんま、ショージ、ジミーが退場。
舞台に残された寛平と珠代が「疲れたぁ……」とぼやくとさらに笑いが起こり、この日限りの特別な新喜劇は、観客にとって忘れられない公演となりました。
吉本新喜劇65周年記念ツアーは今回の東京公演を終えていよいよ後半戦へ。2025年3月30日(日)の北海道・カナモトホールまで、爆笑必死のツアーはまだまだ続きます。そして次回、11月23日(土)は新潟県民会館での間寛平とアキのW座長による新潟公演です!
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