KOC王者はロングコートダディ! 堂前はポリスピース、兎は涙を“否定”「感は極まってましたけど…」

“日本一のコント師”を決める『求人ボックスPresents キングオブコント2025』(TBS系)が10月11日(土)に開催。決勝常連のロングコートダディ(堂前透、兎)が激戦を勝ちぬき、悲願の優勝を果たしました。

出典: FANY マガジン
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2年連続トップバッターで悲願の優勝

決勝では、1stラウンド(コント「モグドン」)で474点、ファイナルラウンド(コント「警察泣いてる」)で471点を獲得し、合計945点で悲願の王者となったロングコートダディ。優勝が決まった瞬間、兎の目に光るものが! コントの役柄上、警察官の格好をしていた堂前は「この一言に尽きますね。ポリスピース!」と喜びを表現しました。

大会直後に行われた囲み取材で胸中を問われた堂前は「まずは本当に……ポリスピースって感じですね」と笑いを誘います。そんな堂前から、エンディングで泣いていたと追及された兎は「“感”は極まってましたけど、泣いてはいないです」とキッパリ。「目指していたところだったので本当に嬉しいです」と語りました。

出典: FANY マガジン
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今回、ロングコートダディはトップバッターでの優勝。堂前は「トップバッターで1位に残り続けるのは、正直、すごいと思いますね」と自画自賛で笑わせつつ「去年もトップバッターだったので、そこで信頼を得て審査員さんも点数をつけてくれた部分があると思います」と述べます。

一方で兎は、2年連続のトップバッターだと、前回の自分たちとくらべられるのではないか、と懸念していたと本音を吐露。しかし、すぐに思い直したようで「いや、くらべられたからなんやねん、と。1年間コントをやってきて成長してないはずがない。負けるわけないやんと思いました。去年は“1年前”、今年は“1年後”だから、いまの方が強いに決まってる」と独特の表現で振り返りました。

出典: FANY マガジン
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ロングコートダディは、2年連続4回目の決勝進出で、昨年は準優勝と好成績を残しています。そんななか、今回の勝因はなんだったのでしょうか。「(これまでより)一番落ち着いていたかもしれないですね。2回目までは若干ふわふわしている感じがあって、去年も1年空いての決勝だった。今年はセットや(MCのダウンタウン)浜田(雅功)さんも全部見覚えがあった」と語る堂前に対し、兎も「緊張はするんですけど、『始まっちゃえばどうせ楽しい』というのは何回もやってきたんで、それを知っていたのはデカいかもしれないです」と同調しました。

ラストチャンスで有終の美

今年で大会の参加を終えようとしていたという堂前。「今年、優勝せずとも(来年以降)出るのをやめようと思っていたんで、一番いいかたちで終われて良かった」と本音を語ります。

出典: FANY マガジン
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反対に賞レースに参加したい意向のあった兎は、堂前の思いもわかっていた分「優勝できなかったら来年も出たかったので、(出場したくない堂前と)また喧嘩になるなと思っていました。これで喧嘩はなくなる」とほっと胸をなで下ろしました。

今回優勝しなかった場合、来年も大会に出る約束をしていたという堂前。しかし「平気で嘘をついたろうと思ってた」と裏側を明かすと、兎は返す刀で「僕も勝手にエントリーしたろうと思っていました」と言い、記者を笑わせます。

『キングオブコント』、『M-1グランプリ』、『ダブルインパクト』など、賞レースで好成績は残すものの、優勝を逃してきたロングコートダディ。堂前にとって、賞レースはどんな存在だったのでしょうか。

「僕が35歳で、(兎が)37歳なんですけど、ほんまに(この年齢で)『悔しい』と思うことってなかなかないと思うんですよ。でも、こういう職業で、賞レースという場所を作ってもらって、だいぶ『悔しさ』を感じることができました。人間としてすごく成長できたと思います」

続いて、賞レース優勝にこだわり続けた兎は、その想いをこうぶつけます。

「堂前と組んでからの僕の目標はずっと『キングオブコント』だったので、それは果たしたかった。あと、堂前(の才能)だと、もっと早く賞レースを獲れていたんじゃないか、獲れない原因は僕にあるのかな、とも思っていて……。そんな自分を否定したくて必ず獲りたいなと思っていました」

そうして熱く兎が話すなか、堂前はモグドンのネタをさらうように「やっぱり自分を否定するんやね」とつぶやき、会場の笑いを起こしていました。

出典: FANY マガジン
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なお、今回のファイナリストを含むコント師が集うライブ『キングオブコント2025LIVE』の開催が2026年1月7日(水)LINE CUBE SHIBUYA、2026年1月24日(土)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて開催決定! 新王者の傑作コントから、ファイナリストたちの幻のコントまで、ネタ披露はもちろん、大会当日の秘話も語り尽くします。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか?

番組概要

求人ボックス presents『キングオブコント2025』
放送日:10月11日(土)よる放送
決勝進出組:トム・ブラウン/ベルナルド/元祖いちごちゃん/レインボー/青色1号/しずる/ファイヤーサンダー/ロングコートダディ/うるとらブギーズ/や団(※エントリー順)

[公式ホームページ]https://king-of-conte.com/
[公式X]https://x.com/koc_staff
[公式YouTube]https://www.youtube.com/channel/UCvHjqot4S5xj5J8RlQE-MYw

イベント概要

『キングオブコント2025LIVE』
【東京会場】※2公演
日時:2026年1月7日(水)①開演 15:00/②開演 18:30 
会場:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

【大阪会場】※2公演
日時:2026年1月24日(土)①開演 15:00/②開演 18:30
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

詳細は「TBSチケット」または、「FANYチケット」まで!

TBSチケット:https://tickets.tbs.co.jp/kingofconteLive2025/
FANYチケット:https://r.ticket.fany.lol/koc2025live

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