お笑い界の新たなスターを発掘する漫才団体戦『よしもと漫才リーグ2025』で激戦が繰り広げられています。9月から始まったリーグ戦は、関東、関西の2リーグで各4チームがそれぞれ2回の総当たり戦で対決、来年1月23日(金)に両リーグの1位同士が日本一を懸けて戦います。
リーグ戦は終盤に入り、12月5日(金)には関西リーグの第10戦が大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場で行われ、ダブルヒガシ(大東翔生、東良介)率いるチーム「笑勝SHOW」と、黒帯(大西進、てらうち)がキャプテンを務めるチーム「漫人」が激突! 前回の第9戦でどこよりも早く3勝目をつかんで“王手”をかけたダブルヒガシチームに対し、黒帯チームが勝てば3勝同士で並びます。

オープニングからバチバチの空気
ダブルヒガシチームと黒帯チームは、波乱尽くしだった開幕戦でもぶつかり合った因縁のカードです。冒頭では、開幕戦のトップバッターとして登場し、いきなりタイムオーバーでマイナス20ポイントとなってしまったダブルヒガシチームのイチオク(タケヤ、ないすケン)の“伝説”が蒸し返される場面もありました。
開幕戦でイチオクとぶつかった黒帯チームの三遊間・さくらいは「ほんまに美しい“逃げっぷり”でしたわ」とさっそく煽りまくり!? オープニングからバチバチの空気が漂います。

この日の両チームのオーダーは以下の通りです。
【笑勝SHOW】
ぐろう/イチオク/生姜猫/ダブルアート/ダブルヒガシ
リザーブ:ドーナツ・ピーナツ/フースーヤ/span!
【漫人】
祇園/ミステリーハンター/三遊間/牛ぺぺ/黒帯
リザーブ:20世紀/カベポスター/ヘッドライト
第一試合は小柄な祇園・木﨑太郎とぐろう・家村涼太を指して“小さい対決”と名付けられ、お互いにじり寄りながら「負けないぜ~!?」と睨み合います。そして第五試合は目が離せないリーダー対決に! 熱を帯びた対決に期待が高まります。

タイムオーバーの理由は「みんなが笑ってくれるから…」?
この日の運命の試合結果は……以下の通りです!
第一試合 ◯ぐろうvs祇園✕
第二試合 ◯イチオクvsミステリーハンター✕
第三試合 ✕生姜猫vs三遊間◯
第四試合 ✕ダブルアートvs牛ぺぺ◯
第五試合 ◯ダブルヒガシvs黒帯✕
勝利の行方は第五試合までもつれ込み、大盛り上がりだったリーダー対決でダブルヒガシが勝利。3対2でダブルヒガシ率いる「笑勝SHOW」が勝利し、ついに通算4勝目の独走状態に入りました。


第四試合では、ダブルアート(タグ、真べぇ)が痛恨のタイムオーバー。原因は真べぇにあったらしく、ネタ終了後にタグが「お前、何してるねん!」と真べぇにヘッドロックします! それに対し、真べぇが「みんなが笑ってくれるから、うれしくて!」とピュアな理由を吐露。するとキャプテンのダブルヒガシ・東が「それ言われたら、何も言われへんようになるねん」と返して会場は大笑いです。
ともあれ、勝利したダブルヒガシ・大東は「ギリギリセーフ!」と胸をなで下ろしました。

即売会でダブルアートがファンと交流
終演後の劇場エントランスでは、この日対決した「笑勝SHOW」と「漫人」のチームTシャツの即売会が行われました。即売会には両チームの中から選ばれた2人が“手売り”に駆り出されます。
この日、担当したのはベテラン枠ながら唯一タイムオーバーを喫したダブルアートの2人。さっそく「Tシャツ、どうでしょうか~?」「いつかお宝になりますよ~」「決勝リーグに着ていけますよ~」となめらかな口上を披露します。
タグが、購入してくれたお客さんに「誰のファン?」と尋ねたところ、「ダブル……ヒガシ」と返されて「ダブル“ヒガシ”かーい!」とツッコミを入れるのも忘れません。ほかにも来年NSC(吉本総合芸能学院)に入学する予定だというお客さんを激励する場面もありました。
エントランスに人影がなくなり、そろそろ即売会も終了……というタイミングで、様子が気になったのか、帰宅間際のダブルヒガシ・東が即売会場に立ち寄るサプライズも。先輩を気遣う東に、タグは「いやいや、オレらがタイムオーバーしたから」と返します。熱い戦いのあとに、先輩・後輩のほっこりとしたやりとりが繰り広げられました。

関東と関西のリーグ戦で熱戦を展開中!
『よしもと漫才リーグ』の前身は、タモンズ・大波康平が考案した『幕張漫才リーグ』。昨年、千葉・よしもと幕張イオンモール劇場で熱戦を繰り広げてきましたが、今シーズンから“関西リーグ“を新設。東西2リーグ制へとパワーアップしました。主なルールは以下の通りです。
●東西各4チームが、それぞれで総当たり戦を2回ずつ実施(東西各12試合)
●東のキャプテンはオズワルド(伊藤俊介、畠中悠)、エバース(佐々木隆史、町田和樹)、ゆにばーす(はら、川瀬名人)、金魚番長(箕輪智征、古市勇介)
●西のキャプテンは黒帯(大西進、てらうち)、ダブルヒガシ(大東翔生、東良介)、ツートライブ(たかのり、周平魂)、例えば炎(タキノルイ、田上)
●チーム同士で5組対5組(キャプテンは必ず出場)の漫才バトルを実施し、3勝以上したチームが勝利(勝敗は会場の観客、配信視聴者の投票で決定)
●(勝った組数)-(負けた組数)=得失点
●ネタ時間はM-1グランプリ決勝と同じ4分(4分半で強制暗転、強制暗転はマイナス20ポイント)
●リーグ戦を制した東西の王者が「日本一決定戦」で激突
●優勝チームには賞金30万円

今年5月に実施された「ドラフト会議」で決まったチーム編成は以下の通りです。
<関東リーグ>
【飛龍(ひりゅう)】
キャプテン:オズワルド
チームメンバー:囲碁将棋/アメリカンBBチキン/素敵じゃないか/ナユタ/タモンズ/ド桜/ツーナッカン
【結果じゃねーぜ!!必笑DASH組4649☆】
キャプテン:ゆにばーす
チームメンバー:ウルトラスーパーコバタナックス/鶴亀/官兵衛/マシン語感/パピヨン/小虎/LLR
【国立エレファントボイーズ(くにたちエレファントボイーズ)】
キャプテン:エバース
チームメンバー:滝音/家族チャーハン/シンクロニシティ/出目金/大王/ブラゴーリ/レイザーラモン
【ヨイ肉が来たゼ】
キャプテン:金魚番⾧
チームメンバー:からし蓮根/イチゴ/ゼロカラン/クリアノート/ヨネダ2000/太鵬/2丁拳銃
<関西リーグ>
【漫人(まんちゅ)】
キャプテン:黒帯
チームメンバー:カベポスター/三遊間/20世紀/ミステリーハンター/牛ぺぺ/祇園/ヘッドライト
【笑勝SHOW(しょうしょうしょう)】
キャプテン:ダブルヒガシ
チームメンバー:ドーナツ・ピーナツ/イチオク/フースーヤ/生姜猫/ぐろう/ダブルアート/span!
【県立高校】
キャプテン:ツートライブ
チームメンバー:デルマパンゲ/ぎょうぶ/空前メテオ/銀⿁/幸のとり/丸亀じゃんご/モンスターエンジン
【爆速車バーストショット】
キャプテン:例えば炎
チームメンバー:豪快キャプテン/ジョックロック/華山/釈迦虎/愛凜冴/翠星チークダンス/スーパーマラドーナ
開催概要
『よしもと漫才リーグ2025』(関東よしもと漫才リーグ・関西よしもと漫才リーグ)
各リーグ戦:2025年9月~12月
※都合により変更になる可能性がございます。
チケット販売:FANYチケット(会場)、FANY Online Ticket(配信)
『よしもと漫才リーグ2025 決勝戦』
場所:ルミネ the よしもと
日程:2026年1月23日(金)
時間:18:30開場/19:00開演/20:30終演予定
料金:前売 4,000円/当日 4,500円/配信 1,500円
※未就学児入場不可
※出演者:未定
※関東リーグ優勝チームと関西リーグ優勝チームが出演いたします。
※出演者は追って発表いたします。
よしもと漫才リーグ公式サイト:https://www.manzai-league.com/
