オズワルド畠中のチョコレート工場、ヘンダーソン子安の自衛隊…人気芸人の意外な“前職”に大爆笑! YCA生が卒業制作公演

「よしもとクリエイティブアカデミー(YCA)」東京校ライブプロデューサーコースの卒業制作公演が、3月14日(土)に東京・雷5656会館で開催されました。この日は『これが我等(ウチら)の平成図鑑★〜ネタとコーナーの90分!4649ネ☆〜』と『芸人になる前、なにしてた?~今日、彼らのことをもっと詳しくなる90分~』という2本立て。両公演とも多数の芸人が出演し、ネタ披露だけでなく、YCA生たちが総力を挙げて準備した企画コーナーに全力で挑戦しました。

出典: FANY マガジン
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芸人たちが“平成ファッション”で登場

YCAは、吉本興業の総合教育機関「よしもとアカデミー」が運営するスクールの1つで、エンターテインメント業界の現場で活躍する即戦力スタッフを育成する学校です。

プロデューサー、タレントマネージャー、企画プランナー、構成作家、映像脚本家、舞台脚本家、番組ディレクター、ライブプロデューサーといったクリエイターを育成し、エンタメ業界へと送り出しています。

この日のライブは、そんなYCAの東京校5期ライブプロデューサーコースの卒業制作として実施されたもの。構成作家のたぐちプラスさんを講師に、生徒たちが企画から制作、キャスティング、プロモーション、運営までを担いました。

『これが我等(ウチら)の平成図鑑★〜ネタとコーナーの90分!4649ネ☆〜』は、「平成レトロ」ブームのいま、お笑いライブでも平成を感じ、楽しもうというライブ。出演者たちは、YCA生たちが用意した“平成ファッション”で参加しました。

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まずはMCのkento fukayaとマルセイユ・津田康平が登場。本来は、津田が相方の別府貴之とコンビでMCを務めるのが自然なのですが……。kentoが「おそらく、別府さんがおじさんで、“平成”じゃないから」と理由を告げると、会場から笑い声が漏れます。

ともに平成元年(1989年)生まれだというkentoと津田は、ちょっと懐かしい平成トークを繰り広げ、ドラマ『ナースのお仕事』(フジテレビ系)でおなじみのやりとり「あさくら~」「せんぱ~い」のコール&レスポンスをするなど、客席をしっかり温めました。

ネタのトップで登場したゼロカラン(ワキユウタ、たいが)のたいがは、用意された黄色パーカーを気に入ったようで、「TOKIOの長瀬(智也)です」と自己紹介。さらに、「GAGのSJさんの私服がまったく同じでした」と明かして客席は大笑いです。

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赤と白の個性的な模様のシャツで登場したイチゴ(イクト、木原優一)の木原は、「このライブをつくったYCA生にめちゃくちゃ笑われるんだけど、それはなしだよ……」と不満顔。平成ファッションが意外にもバッチリハマったイクトは、ちょっと前に流行った“腰パン”スタイルにしようと、下着のパンツが丸出しになるほどウエスト位置を下げます。

そのほかにも、kento fukaya、スパイク(松浦志穂、小川暖奈)、世間知らズ(さおり、椎木ゆうた)、GAG(福井俊太郎、安田ファニー、SJ)、マルセイユが、次々とネタを披露しました。

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“平成”大喜利合戦がとまらない…

企画コーナーは、「平成ビンゴ合戦」がスタート。3チームに分かれ、4×4の16マスに配置された「クイズ」「イントロ」「あるある」「シンプル大喜利」などのゲームに挑戦し、1マスずつ正解を勝ち取りながら、ビンゴを目指します。

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最初のクイズのうちは真剣にゲームに取り組み、サッカーのW杯で日本が敗戦した「ドーハの悲劇」や、ポータブルゲーム機「ゲームボーイ」といった懐かしの平成ワードが次々と飛び出しました。

しかし、イントロクイズで洋楽が出題されると、みんながお手上げ状態に。イクトの「遊助で『ひまわり』」という回答を皮切りに、「小泉孝太郎で『ナースマン』」(kento)、「豚で『トンテキ』」(別府)と大喜利が始まり、客席は爆笑でした。

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“平成テレビあるある”では、メンバーたちがさまざまな“あるある”を連発。「女性の生着替えタイムがある」(松浦)、「ドラマNG集がムダに長い」(小川)、「MCが高めのテーブルにもたれがち」(さおり)、「リモコンが見当たらなくて、本体で操作」(SJ)といった回答のたびに、感覚は懐かしさで大盛り上がりです。

こうして、ほぼ大喜利合戦となってしまったビンゴ大会は、MCのマルセイユ・津田がいくら止めても、メンバーたちの回答が止まらず、予定時間を大幅にオーバーしてライブは終了しました。

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企画を担当したYCAの志真華怜(かれん)さんは、このライブの着想について次のように話します。

「老若男女、幅広いお客さまに伝わって、かつ芸人さんたちがしゃべりやすいコンセプトをを目指した結果、みんなが通ってきた“平成”をテーマにしようと思いつきました」

自身の企画に決定した直後は、「私の企画で失敗したらどうしようという不安があった」と振り返りますが、準備が進むにつれて「充実感と自信が湧いてきました」と笑顔で語りました。

芸人たちが“前職”にまつわるエピソードを披露

続く公演『芸人になる前、なにしてた?~今日、彼らのことをもっと詳しくなる90分~』には、ユニークな経歴を持つ芸人たちが出演。観客には、出演者たちが「職歴」「前職を選んだ理由」「ライブへの意気込み」などを書いた履歴書風の冊子を配布。観客は、開演まで興味深くぺージをめくっていました。

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MCを務めたのはオズワルド(伊藤俊介、畠中悠)。オープニングトークでは、芸人になる前にチョコレート工場で働いていた畠中が、工場の床をくるぶしの高さまで“チョコ浸し”にしてしまった大失敗談を披露しました。

ネタコーナーでは、しゅんしゅんクリニックP、やさしいズ(佐伯元輝、タイ)、おばあちゃん、ヘンダーソン(子安裕樹、中村フー)が登場し、爆笑をさらいました。

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そして企画コーナー「しゅんP先生と看護師長・おばあちゃんに職業病を診てもらおう」へ。この企画は、前職時代の“職業病”に悩む芸人が、しゅんPとおばあちゃんに診察してもらい、悩みを解決してもらいます。

最初の相談者は、声優をやっていたというやさしいズ・佐伯です。佐伯の悩みは、声優経験があることから、ライブでもナレーションなど“ちゃんとしゃべる”役割を任されることが多く、プレッシャーでつい噛んでしまうというもの。これに、おばあちゃんは「私なんて噛みっぱなしよ」と明るく答えます。

しゅんPが、「交感神経が活発になりやすいので、副交感神経を活発化させてリラックスさせるといいです。例えば、親指を引っぱると……」とアドバイスすると、オズワルド・伊藤から「そこまでリアルな診察はいらないです! お笑いライブなんで」とツッコみが入りました。

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佐伯は“検査”として、造船所の設計部に所属していたというおばあちゃんの経歴の“ノーミスナレーション”に挑戦。噛まずに読み上げられたら、“異常なし”でクリアです。佐伯は慎重に挑戦したものの、途中で思いきり噛んでしまい失敗となりました。

続いて迷彩服姿のヘンダーソン・子安がほふく前進で登場。自衛隊出身の子安は、「自衛官時代のクセがなかなか抜けない」と語ります。自衛隊時代、訓練された犬よりも階級が低かったという子安は、その犬に敬礼することが義務づけられていたとか。そして、「いまも公園で犬を見ると敬礼してしまうんです」と話すと会場は大爆笑です。

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子安の相談は、爆発音のような大きな音を聞くと体が反応して伏せてしまうという悩み。そんな子安のために検査として、「風船爆破無反応チャレンジ」を実施します。子安が体の複数か所に鈴をつけ、近くでしゅんPが風船を割っても無反応で耐えきればチャレンジは成功。

しかし、MCの伊藤が説明を終えるやいなや、しゅんPが風船を割り、客席も騒然。「割ったらウケるかなと思って……」というしゅんPに、伊藤が「悪ノリの大学生じゃねぇんだから!」と激怒します。

そして、いざチャレンジが始まると、静寂の中で伊藤が「ワッ!」と大声を出して、子安の全身の鈴が勢いよく鳴ってしまい、こちらのチャレンジも失敗に終わりました。

ここで、佐伯か子安のいずれかに、低周波治療器による“治療”という名の罰ゲームが下されることに……!? しゅんPが子安を指名すると、「おまえがやれ!」と子安に逆指名され、結局、しゅんPが罰ゲームをくらってしまいました。

「和気あいあいと作れたのが楽しかった」

続いて、めぞん(原一刻、吉野おいなり君)、シンクロニシティ(西野諒太郎、よしおか)、オズワルドがネタを披露。

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その後、2つめの企画コーナーからは、家族チャーハン・江頭も参加します。みんなが前職にちなんだコスチュームで登場し、江頭は元俳優、やさしいズ・タイは元広告代理店勤務、めぞんの原は元トラック・メーカーの衝突試験部所属であったことなどが明かされ、当時のエピソードも語られました。

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ヘンダーソン・中村は、ショーパブのボーイをやっていたものの、「お客さまのクレジットカードが使い捨てだと思っていて、支払いのたびに捨てていたら、店の外の警備にまわされた」と信じられないエピソードで観客を驚かせます。

また、元市役所職員のシンクロニシティ・西野は、当時の悲しい失恋エピソードを明かしました。担当していたお祭りで観客整理をしていたら、当時お付き合いしていた職場の女性が別の男性と来ていたらしく、会場内は哀しい空気に……。するとめぞん・吉野が昨年のM-1グランプリで強烈なインパクトを残した「逃げろ!」を繰り出し、見事に笑いの空気に変えました。

さまざまなエピソードが出たところで、企画コーナーへ。ビジネスに関するさまざまな常識問題や、メンバーの前職時代の写真を使った“アハ体験”などで大盛り上がりです。

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芸人たちの意外な経歴を知ることができた、今回のライブ。企画したYCAの福吉珠晏(じゅあん)さんが、その着想を語ります。

「私自身もそうですが、仕事をしながらYCAに通っている生徒がけっこういて、彼らのバックグラウンドが気になったのと同時に、芸人さんの中にも別の仕事を経験した人がいるのかなと思いました。ファンの方もきっと知りたいんじゃないかなって」

ライブの準備期間中はとても楽しかったといい、「作家コースの学生にも協力してもらって、クイズ企画などもみんなで和気あいあいと作れたのが楽しかったです」と振り返りました。

いずれのライブも、多くの観客に見守られながら、見事に大成功。制作に参加した学生たちは、最後に出演した芸人たちと満面の笑みで記念撮影をしました。

出典: FANY マガジン
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国内最大規模のお笑い養成所「NSC(吉本総合芸能学院)」、即戦力のエンタメスタッフを育てる「YCA(よしもとクリエイティブアカデミー)」、俳優・パフォーマー・歌手などを目指すタレント養成所「YPA(よしもとパフォーミングアカデミー)」、そしてこの3校のカリキュラムを学びながら高校卒業資格が得られる「吉本興業高等学院」は、2026年度生徒募集4月30日まで延長! 詳しくは公式サイトをご覧ください。

よしもとアカデミー公式サイト:https://academy.yoshimoto.co.jp/

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