『キングオブコント2023』王者のサルゴリラ(児玉智洋、赤羽健壱)が5月1日(金)~10日(日)、東京・赤坂RED/THEATERで『サルゴリラ単独ライブ「カレー&ラーメン4」』を開催します。結成10周年の節目となる今年は、演出に俳優・脚本家・構成作家など多岐にわたって活躍する神谷圭介、音楽に2ピースバンドの左右(Vo,Ba,Dr/花池洋輝、Vo,Gt/桑原美穂)が参加。サルゴリラワールドがより多角的にパワーアップします。現在、準備の真っ最中だという2人を直撃しました!

KOC優勝後はコントづくりがますます楽しい
──2021年にスタートした単独ライブ『カレー&ラーメン』は今年で4回目となります。毎回会場が変わっていて、今年は赤坂RED/THEATERでの開催ですね。
児玉 メトロンズ(サルゴリラ、しずる、ライスの芸人3組に、作家で演出家の中村元樹を加えた7人組演劇チーム)はずっとRED/THEATERなので、めっちゃやりやすいです。おいしいものも、まわりにいっぱいあるので。そういう街でやりたいんです。
──環境を大切にしているんですね。
児玉 おいしいものですね。
赤羽 フフフ……。
──公演までは、まだ1カ月以上(取材日は3月末)ありますが、どのような状況でしょうか?
児玉 準備万端です。
──毎回、準備は着実に進めるほうですか?
赤羽 いや、ボクらはけっこうギリギリになっちゃうので、前もって締め切りとかを言ってもらっています。
児玉 そういうのを決めてくれる大人の人がいるんです。

──ネタは何本くらい予定していますか?
児玉 5本か6本ですね。昔は8本とかやってたんですけど、ちょっと、もう、疲れちゃって……。
赤羽 (笑)。あとは、尺が長いのが多いんですよ。
児玉 たしかに。以前は賞レース用に5分ネタを多くつくっていたんですけど、優勝してからはもう自由なので、すっごく楽しいです。10分とか15分とかのネタもできるので。
──長いコントのほうが好きなんですか?
赤羽 つくりながら、自然と長くなっちゃうんですよ。だから、最初につくったときは尺が足りないかと思うんですけど、やってみると、逆にオーバーしちゃうくらい。去年も6本つくったんですけど、1本削りました。
児玉 初めて5本でやってみたんですけど、「いいな」ってなって。
赤羽 うん。5本いいなって。それで今年も5本でいこうと思っていたんですけど、いまのところ、肌感でちょっと尺が足りなくなるかなという感じがあって、それで“5、6本”と。でも、たぶん5本になると思います。

全部を通して1つのショーとして仕上げる
──今回は演出に神谷圭介さん、音楽に2ピースバンドの左右さんを迎えることが発表されています。
児玉 ずっと、優勝したら単独ライブに演出の方を入れたかったんですよ。ライブ全体のパッケージみたいなものをプロの方に決めてほしいというか……。そのほうが、やっぱりお客さまの満足感が違うと思うんですよね。
赤羽 僕らだけだと、ネタをやって終わりという感じなので。
児玉 アタマから終わりまで、全部を通して1つのショーとして仕上げる作業をお任せしたかったんです。さらば(青春の光)とかも、家城さん(マンボウやしろ)を入れてよくなったって聞いて。もちろん、もともと面白いんですけど、森田(哲矢)くんも「めっちゃいいですよ」って言っていたので。
メトロンズをやるようになって、演劇をたくさん見るようになったんですけど、神谷さんがめっちゃ面白いなと思っていたんです。それで、GAGの福井(俊太郎)くんのライブ(GAG・福井企画・脚本のコント公演「ひくねとコントサークル」)で初めてご一緒させてもらったときに、年齢も同じで、勝手に“合うな”ってずっと思っていて。

今回、お願いしたら、ボクらの考えとすごく一緒だったというか、「こういう演出どうですか?」って提案してくれることが、ことごとく「それです」「そういうの求めていました」ということばかりなんですよ。だから、いま楽しいですね。
──以前、ニューヨーク(屋敷裕政、嶋佐和也)のYouTubeチャンネルで、おふたりがジューシーズ(児玉、赤羽がサルゴリラ結成前に組んでいたトリオ)時代からライブの演出に時間とお金をかけていたというトークをしていたのですが、以前からそういう志向があったのでしょうか。
赤羽 いえいえ(笑)。ジューシーズのときは、オープニングでプロジェクションマッピングを取り入れたんですけど、当時はそれをやっている芸人がいなかったというだけです。
児玉 あれは、オープニングが信じられないくらい盛り上がって、その後のネタが全然ウケなくなっちゃって。
赤羽 弊害が出ました(笑)。
おしゃれだけど、バカな感じに
──演出を担当する神谷さんに、何か要望したことはありますか?
児玉 なんか、おしゃれにはしていただきたいなと……。だけど、そうはなりすぎず、バカな感じというか、そんな変な説明だったのに、「ボクもそうだと思います」って、すぐにわかってくれて(笑)。めっちゃやりやすかったです。

──まさに、一を伝えれば十を理解する関係性なんですね。
赤羽 好きなものが一緒なんですよ。年齢も同じだし、通ってきた道が一緒な感じがするんですよね。
児玉 だから、楽しみです。
──左右さんに依頼したのは、どのような経緯でしょうか?
児玉 もともと神谷さんのお知り合いで、提案していただきました。しずるの(池田)一真がすごく前に「この人たちカッコいいんだよね」って言ってたのを聞いていて、先日、神谷さんとライブに行かせてもらったら、本当にめっちゃカッコよかったんです。こんな音楽があるんだって。歌詞も同じことを繰り返すんですけど、発し方や重ね方や音量で、すごくカッコよくなって。今回も、もうデモみたいなものを聴かせてもらったんですけど、よかったです……。
“10周年”でもうひと皮剥けたい
──今回は公演回数がたっぷりとありますね。
児玉 16公演ですからね。
赤羽 休演なしなのがちょっと……。
児玉 (笑)
赤羽 ヤバいです。
児玉 頑張れるかな。もしかすると2ネタになる可能性があります。
赤羽 疲れすぎて(笑)。

児玉 でも嬉しいです! 優勝してから、大きくしていきたいというのはずっとあったので。ぜひ、客席を埋めたいですね。あと、今年はサルゴリラ結成10周年なんですよ。
赤羽 同期がみんな20年越えなので、まだまだフレッシュだぞって(笑)。
児玉 推していきたいですね、“10周年”を。まだ10年なんだって思わせたいです。
赤羽 数字で見せて、ダマしたいです。
──大きな節目ですが、思うことはありますか?
児玉 もうひと皮剥けたいという思いはあって、新しいことにももっと挑戦したかったので、今回、神谷さん、左右さんに入っていただけるのは楽しみなんです。ネタをつくる、やる、というところに全体で楽しめる仕掛けをプラスして、お客さんの満足度を上げたいです。
──最後に、FANYマガジンの読者の皆さんに、メッセージをお願いします。
赤羽 神谷さんと左右さんが入ることで満足感が高まって、二度、三度と行きたくなるライブになると思います。GWの開催なので、ぜひたくさんの方にお越しいただきたいです。
児玉 いまつくっている最中ですけど、新しい感じのものも見てもらえると思います。もちろん、ボクららしさも残しつつ、いままでと違った単独になると思うので、映画や演劇を観終わった感じのような満足感を楽しみに来てほしいです。あと、グッズもいいものができそうなので、それも楽しみに来てください。

<神谷圭介>
コントユニット「テニスコート」のメンバー。2022年からはソロプロジェクト「画餅(えもち)」もスタート。
俳優、脚本家、構成作家など多岐にわたる才能を発揮し、独特のユーモアと世界観で注目を集めています。

<左右>
花池洋輝と桑原美穂による横浜の2ピースバンド。 2人だけで全楽器を担うミニマルな編成から放たれる、独特な言語感覚とソリッドなサウンドが国内外で高く評価されています。

開催概要
『サルゴリラ単独ライブ「カレー&ラーメン4」』
会場:赤坂RED/THEATER
(東京都港区赤坂3-10-9 B2F)
日時:※開場は各回開演30分前
5月1日(金)19:00 開演
5月2日(土)①13:00 開演/②17:00 開演
5月3日(日)①13:00 開演/②17:00 開演
5月4日(月)14:00 開演
5月5日(火)①13:00 開演/②17:00 開演
5月6日(水)①13:00 開演/②17:00 開演
5月7日(木)19:30 開演
5月8日(金)19:00 開演
5月9日(土)①13:00 開演/②17:00 開演
5月10日(日)①12:00 開演/②15:30 開演
<チケット情報>
料金:前売/当日 6,500円
※未就学児不可
※配信なし
FANYチケット:https://r.ticket.fany.lol/sarugorilla
