ドンデコルテの“フェイクドキュメンタリー”で銀次の真実の姿が!? 「笑わそうとしてないのにめっちゃ面白いのあるじゃないですか」

「M-1グランプリ2025」準優勝で一躍注目を集め、いまや各方面に引っ張りだこのドンデコルテ(渡辺銀次、小橋共作)。彼らの“実態”に迫った90分冠特番『ドンデコルテ冠特番「人間、銀次。」』が、8月29日(土)にCS「映画・チャンネルNECO」で放送されます。この番組では、彼らの人間性に迫るべく仕事現場や日常生活に密着。カメラは銀次の漫才へのこだわりと、漫才に没頭するあまり行き過ぎた行動をする姿を捉えます……が、「フェイクドキュメンタリー」をうたっているだけに、いったいどこまでが真実なのか。収録を終えたばかりの2人に、番組の見どころを聞きました!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

「軽くて薄い」「iPhoneってこと!?」

──最初にこの特番の企画を聞いたときは、どう思いましたか?

渡辺 「フェイクドキュメンタリー」というのがいいなと思いました。テレビ、テレビしていなくて、すごく面白そうだから、いいものになればいいなと思いました。

小橋 本当に光栄だなと思うのと同時に、僕ら2人だけでそんなにもつかな? と思いました。でも打ち合わせをしていくうちに、すっげえ面白そうだなと思うようになりました。

──撮影はどのくらい?

渡辺 丸2日かかりました。日の入りのシーンを撮るために頑張ってタイミングを合わせて撮影をしたりもして、作り手側のチーム感と情熱を感じましたね。

小橋 僕は1日目がマジでラクだったんですよ。ほぼナベさんが稼働する感じで、「ラクな仕事をいただいたな〜」と思っていたら、2日目は丸1日ロケで、楽しかったんですけどヘトヘトになりました。

──2人の“真の姿”に迫る番組ですが、普段はお互いをどんな人間だと思って見ていますか?

小橋 ナベさんはお笑いに対して真面目で、ネタへのこだわりが強い。

渡辺 小橋は本当に、こんな(見たままの)感じ。

小橋 そう。ナベさんはね、「小橋は小橋」って言うんですよ。形容できないって。

渡辺 そうですね。小橋は小橋ですね。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

小橋 僕は僕です。どうやら僕は小橋みたいなヤツらしいんですよ。

渡辺 軽薄で、浅はか。

小橋 ケイハク……?

渡辺 軽くて薄い。

小橋 iPhoneってこと!?

渡辺 そうですね。

本気ではしゃいだ動物園ロケ

──「どこまでがリアルでどこからかフィクションかわからない」番組とのことですが、撮影中に「フィクションのつもりでやったけど、リアルになったな」と感じたところはありますか?

小橋 路地裏のネタ合わせじゃない?

渡辺 「ストイックがゆえ」という演出で、意味のわからないビルの陰でネタ合わせするシーンがあるんですよ。ただ、これは全芸人がやってきたことで、実はリアルだったりします。それと、タバコのペースかな。撮影場所も喫煙できるところを選んでいただいたので、あのタバコはリアルでしたね。

小橋 あと、動物園に行ったシーンは、制作側はボケにしたかったと思うんですけど、ナベさんが動物を好きすぎて本気ではしゃいじゃってました。

渡辺 動物園に行くまでは、この番組タイトルのフォントの“銀次”をちゃんとやってたんですけど、動物園ではだいぶはしゃいでしまいましたね。ワオキツネザルが、あまりにも私のことを好きすぎたので。

©日活・チャンネルNECO
©日活・チャンネルNECO

小橋 ナベさんが泥まみれになっているのを見て、僕は自分が全身ブランドを着ちゃってることを思うと檻には入れなかったです。

渡辺 このとき着ていたTシャツは、えらいことになりました。本当に臭かったですね。獣臭さというより、よだれ臭い。やっぱり唇って大事ですよね。

小橋「自分の名前がないことにはもう慣れた」

──今回の特番は銀次さんのこだわりが見られるとのことですが、小橋さんのパーソナリティも多少は垣間見える作りになっているのでしょうか?

小橋 いや、僕のこだわりはまったく出てこないです。

渡辺 そう考えると、本来あるべき我々の1周目の紹介をしてくださっている番組かもしれないですね。

──小橋さんは、『人間、銀次。』という銀次さん100%のタイトルやテーマに対してどう感じていますか?

小橋 僕の名前がないのには、もう慣れました。売れる前、みんなで飲んで「冠番組を持つとしたら」と話している段階から、こうなるだろうなと想定済みです。

──リアルとフィクションどちらかわからない番組の収録を終えてみて、リアル何%くらいになったと思いますか?

渡辺 難しいですねえ。「おお、ウソついてるな」というときもありましたし、でも撮影場所は全部本当だし。

小橋 で、動物園でどんとリアルが増えたと。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

渡辺 だから、動物園のシーンで一気にフィクション部分がバレるかもしれないですね。「普通にしゃべったらこんな感じか」って。

小橋 いや、でもそれまでの流れ次第では、動物園さえも本当かどうかわからないように見えるかも。

渡辺 編集でどうなるか楽しみですね。

明かされる“ネタづくり”の銀次のこだわり

──銀次さんの漫才へのこだわりが番組の軸になっていますが、小橋さんがネタづくりを見て「銀次さんはすごいな」と思う部分は?

小橋 言葉じゃないですかね。ナベさんって、ボケ自体が新しかったり、誰もやっていないボケだとしても、言い回しがお笑いっぽいとボツにしてしまうんですよ。そういうこだわりの強さ。

渡辺 気になっちゃいますね、お笑いっぽい言葉。よくお笑いの現場で聞くようなフレーズは、私の中では「面白くない」に入ってしまいます。

──小橋さんも、その感覚は理解できる?

小橋 僕は言葉を知らないだけで、感覚は一緒なんですよ。伝わりやすい言葉って、みんな使いがちなんです。僕もそういう言葉しか知らないから、つい他の人が言っていたような言葉でツッコミを入れちゃったりする。でもそれに気づいたときはめっちゃ恥ずかしい。

渡辺 特に我々はツッコミっぽい言葉、ボケっぽい言葉を使っちゃダメなコンビだと思いますし。速さとかテンポではなくて、重さでやっているコンビですから。

小橋 例えばM-1でやったデジタルデトックスのネタの「意味不明な自己啓発セミナーみたいになってるから!」という言葉、あれは実はちょっと例外なんです。

渡辺 「自己啓発セミナー」は、本当はイヤなんですよ。「講演」とか「セミナー」とか最近、芸人が使っているのをよく聞きますから。

小橋 うん。でもいろいろと試した結果、その後の「目覚めるな!」のために選んだんだよね。

渡辺 そう。「目覚めるな!」のフリとして、「セミナー」という言葉を渋々採用しています。

小橋 「うろうろするな!」とかも、「スティーブ・ジョブズじゃねえんだから」とかのほうがわかりやすいけど、それが僕は咄嗟に出てこないから「うろうろ」という弱い言葉になりました。

「芸能人は自分たちを見ていない」

──M-1以降、さまざまな仕事を経験したと思いますが、いちばん印象に残っている仕事は?

小橋 僕は大好きな(プロ野球の横浜DeNA)ベイスターズのキャンプの仕事です!

渡辺 『しくじり先生』、マクドナルドのCM、『ダウンタウンプラス』で松本(人志)さんを見たのも印象に残ってますね。……よく考えると、記憶にあるのは全部、睡眠が足りているときですね。睡眠不足だと印象に残らないんですよ。とんでもない美人も絶対に見ているはずなんですが、何も覚えていない。

小橋 オレ、覚えてるな。正月の番組で、ずっと「後ろ姿きれいだな」と思って見てた。ただ、相手がこっちのことを“男”として見ていないのは伝わってきました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

渡辺 この半年間で「芸能人の目」を覚えましたね。基本、こっちが見えていない。

小橋 ありますね。「お笑い芸人」という記号として見てるんだな、と思うとき。

渡辺 それは、悪いことではないんですよ。でも恐怖はあります。この人はこういう世界で生きてるんだなと。逆に挨拶したときに「この人、芸能人なのにオレのこと見てる!」というのも、わかるようになりました。

小橋 僕はやっぱりモテたいし、芸能人と会ったら嬉しい。でも、だいたいの人は「ああ、可能性はまったくないんだな」とわかる目なんですよね。

渡辺 女優さんとかと浮き名を流す芸人は、芸人だからじゃないんです。その人がモテているだけですね。

「これはボケなのか?」と考えながら見てほしい

──最後に、特番『人間、銀次。』の見どころを教えてください。

小橋 ボケっぽく見えて本気のところがあるし、ボケているところであってもあまり僕がツッコミを入れていないので、「これはボケなのか?」とか探しながら見てほしいですね。

渡辺 『ジャングルの王者ターちゃん』以前のギャグ漫画を読む人の脳みそじゃないと楽しめないと思います。ターちゃんにおけるヂェーンが現れてから漫画にもツッコミが現れるようになって、日本人は自分でツッコミながら漫画を読むことができなくなったので。なので、ピン芸人を見て楽しめる人、人に縁取ってもらわなくても笑える方は楽しめると思います。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

──笑いどころは自分で探す、ということですね。

渡辺 たくさんあると思いますよ。やっていて面白かったですね。笑っちゃダメなシーンで笑いそうになるところがいくつもありました。オレの演出で(カゲヤマの)益田(康平)がしゃべるところとか、小橋が番組の根底を覆すようなことを言ってしまったところとか、本当にヤバかったです。

小橋 フェイクドキュメンタリーだけど、ドキュメンタリーで笑わそうとしていないのにめっちゃ面白いのあるじゃないですか。そういうのの、めっちゃ面白いバージョンだと思います。

渡辺 時代に逆行した番組かもしれませんね。逆ショート動画。

──もし続編として『人間、小橋。』が作られるとしたら、どんな番組にしたいですか?

渡辺 やっぱりリムジンで登場でしょう。

小橋 ヒールを履いた170センチ以上の外国人美女を3人用意してもらいます!

番組概要

『ドンデコルテ冠特番「人間、銀次。」』

©日活・チャンネルNECO
©日活・チャンネルNECO

日時:2026年8月29日(土)23:15〜24:45
放送局:CS放送 映画・チャンネルNECO
出演:ドンデコルテ(小橋共作、渡辺銀次)、カゲヤマ・益田康平

番組公式HP:https://www.necoweb.com/neco/info/detail.php?id=1402
番組公式X:https://x.com/cn_dondecollete
番組公式Instagram:https://www.instagram.com/cn_dondecollete

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