歌ウマ芸人が勢揃い! 圧巻&爆笑パフォーマンスで『LIVE STAND OSAKA』のフィナーレ飾る 「やすともの黒白歌合戦」

12年ぶりに復活した伝説の大型お笑いライブフェス『LIVE STAND 22-23 OSAKA』2日目の公演が9月18日(日)、大阪城ホールとCOOL JAPAN PARK OSAKAで開催。大阪城ホールでは「やすともの黒白歌合戦」が行われました。

LIVE STAND盛り上げ隊“ライブスタンジャー”の一員である海原やすよ ともこが中心となり、ベテランから若手までが入り乱れる“ガチすぎ”な歌合戦を展開。同じく“ライブスタンジャー”から博多華丸・大吉、タカアンドトシ、かまいたちのほか、吉本を代表する歌ウマ芸人がズラリ勢揃いした圧巻&爆笑のパフォーマンスで、フィナーレを盛り上げました。

おじさんも躍動するジャニーズメドレー

DJ KELLYことギャロップ・毛利のアゲアゲDJタイムに続いて、ステージにやすよ ともこと陣内智則、ブラックマヨネーズ・小杉が登場。歌合戦は、やすよ ともこの黒チームと陣内・小杉の白チームに分かれて行われますが、ともこは「基本はマジ歌やで! 」と改めて念押しします。審査員室には、審査員を務める中川家・礼二と千鳥がスタンバイ。ノブは「今日は11時からずっと見ているが、今のところ一番盛り上げているのはDJ KELLY。それは超えてもらわないと! 」と出場者たちを煽ります。

まずは「爆アゲ対決」と題して、黒チームのEXITと白チームのレイザーラモンRGが激突。EXITが大きなフラッグを振りながらORANGE RANGEの『イケナイ太陽』を歌えば、RGはボディコンダンサーを率いて荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』を熱唱。いずれもボケなしのステージで、小杉は「RGがあるあるを我慢できた!」と驚きを隠せません。

「芸人に愛され対決」では、黒チームのダイアン・津田が鈴木雅之になりきりラッツ&スター『め組のひと』を歌っていると、途中からダイアン・ユースケ扮する太秦の俳優・岸大介がマイク片手に乱入! かたや、白チームの天竺鼠・川原はなすびくんの扮装で、中島みゆき『糸』を歌いながら「ねむたーい! 」と絶叫するシュールな世界観で沸かせました。

NSC大阪26期が黒白に分かれて戦った「仲良し同期対決」も白熱。白チームのアインシュタイン・河井は、フースーヤ・田中ショータイムと紅しょうが・熊元プロレスをしたがえてAAAの『恋音と雨空』をしっとりと歌い上げます。対する黒チームは、歌に定評のあるトット・多田に久保田利伸の『LA・LA・LA LOVE SONG』を歌わせ、守谷日和が藤崎マーケット・トキとともに自身のネタ“表現”で魅了しました。

「ジャニーズ対決」は、黒白が入り乱れてのメドレースタイル。衹園・木﨑、さや香・石井、ラニーノーズ・洲崎、大村ジーニアスらダンスに定評のあるメンバーが顔を揃え、本格的なステージを見せつけます。そんな中、おじさん世代もジャニーズのキラキラに挑戦! モンスターエンジン・西森がなにわ男子『初心LOVE』で決めゼリフを担当し、スマイル・瀬戸はNEWSの『チャンカパーナ』でタップダンスを披露。モンスターエンジン・大林はKAT-TUN『Real Face』のサビを笑福亭仁鶴のモノマネで聴かせ、華丸・大吉とタカトシは修二と彰『青春アミーゴ』をたどたどしい振り付けとともに歌い切り拍手と歓声を浴びました。

小杉がB’z熱唱! やすともはドリカムで勝負

タカトシとかまいたちは「ライブスタンジャー対決」でバトル。黒チームのタカトシは、タカがTM NETWORK『Get Wild』を熱唱、トシはダンスと掛け声という分業制。白チームのかまいたちはコブクロの『赤い糸』。もちろんガチ歌ですが、交替しながら歌うはずが、なぜかずっと濱家が歌わされるというボケも盛り込んでいます。

終盤に入ると、本気度がさらに上昇! 「K-POP対決」では、白チームがトレンディエンジェル・斉藤やジェラードン・かみちぃらによるBTS、黒チームが藤崎マーケット・田崎のPSYという顔ぶれ。キレキレの歌とダンスでBTSになりきった一同に、田崎も負けじと『江南スタイル』で対抗。続く『ナパルバジ』ではやすよ ともこが飛び入りして一緒にダンスするうれしいサプライズも飛び出しました。

「沁みる歌対決」も、まさに“ガチ歌”。スキマスイッチ『奏』を歌ったのは白チームのジャングルポケット。黒チームからは、中川家・剛のギターに乗せ、水玉れっぷう隊・ケンがビートたけし『浅草キッド』を味のあるボーカルで聴かせました。

いよいよラストは「キャプテン対決」です。白チームの小杉は、B’zカラオケイベント『小杉-GYM』そのままに『太陽のKomachi Angel』『ultra soul』を歌唱。ギャロップ・林と藤崎マーケットによるエアバンドとともに、ホットパンツでステージ狭しと駆け回れば観客は大喜びです。黒チームはもちろんやすよ ともこ。DREAMS COME TRUE『大阪LOVER』で、歌だけでなく揃いの振り付けも見せてくれた2人に、観客もノリノリの手拍子で応えていました。

全演目が終わり、いよいよ審査タイム。全出演者が舞台に集合する中、うちわによる観客の投票を経て、最後は審査員のノブが黒チームの勝利を告げました。オールエンディングでは、LIVE STANDのテーマ曲である『LAUGH! LAUGH! LAUGH!』に乗って芸人たちがトロッコで会場を回り、2日間にわたるイベントはすべて終了しました。

華丸・大吉がメッセージ「福岡で待ってます! 」

終演後の囲み会見には、やすよ ともこ、中川家、タカトシ、華丸・大吉、千鳥、かまいたちが登壇。それぞれに歌合戦、そしてLIVE STANDの感想を語ってくれました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

中川家・礼二は「東京もよかったですけど、それ以上に大阪も盛り上がって……やっぱり大阪は笑いの文化なんだなって感じました」としみじみ。「やすともさんに感謝してます。僕らに『Get Wild』が歌える場を与えてくれて」と興奮ぎみに語ったのはタカ。療養のため8月の東京公演を欠席し、大阪公演からの参加となったノブは、「黒白歌合戦は、ない日が悲しくなるぐらいに見応えがすごくて楽しかった」と絶賛します。

来年1月14日(土)・15日(日)に地元・福岡公演を控える華丸・大吉は、「視察を兼ねた出演」(華丸)という意識もあった様子。大吉は「これだけ芸人が歌ってみんなが盛り上がるって、地域的にここしかない。福岡でもやりたいけど、福岡で田崎くんはウケるかなあという心配もあるので、いろいろと参考にさせていただきます」。華丸はケータリングのたこ焼きが途中で品切れしていたことに触れ、「明太子だけは切らさぬようにしたい」と決意を新たに!? 「ぜひご期待いただきたい」「福岡で待ってます! 」と早くもやる気満々な2人でした。

「あんなに踊ってるやすともさんって見られないので、素直に感動しましたし、全員で楽しいイベントを作ったなという気持ちになった」と言うのは濱家。「ずっとやりたかった」という歌合戦を無事に終えてホッとした表情のともこは、「声をかけたら皆さん気持ちよくやっていただいて、お客さんも結構楽しみにしてくれてはったなっていう空気感があった」と手ごたえを。やすよが「イベントとして残っていけばいい。まだどこかでやれたら」と期待を寄せると、ともこも「営業、お待ちしてます(笑)」としっかりアピールしていました。

いよいよ『LIVE STAND 22-23』のラストを飾る福岡公演は2023年1月14日(土)、15日(月)、マリンメッセ福岡A館で開催されます。ぜひお楽しみに。

『LIVE STAND 22-23』公式HPはこちら


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