アキ&すっちーの豪華コラボに沸いた『新喜劇まつり』! 座員一丸の舞台に「自分の中でひとつ進化した」

『吉本新喜劇座員総選挙』の上位25人に、じゃんけん選抜を勝ち抜いた5人を加えたメンバーが出演する『吉本新喜劇まつり2023〜選ばれし30名の座員たち〜』が、10月8日(日)に大阪・なんばグランド花月(NGK)で開催されました。総選挙で2連覇を果たしたアキや、2位に大躍進した千葉公平、ゼネラルマネージャー(GM)の間寛平らが“この日しか見られない”新喜劇を披露。ランクインできなかった座員たちも、お出迎えや場内誘導などさまざまな役割を担当し、一夜限りのスペシャル公演を盛り上げました。

出典: FANY マガジン
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アキコ&すち子のWボケが炸裂!

開演10分前、前説を担当する太田芳伸、吉岡友見、小西武蔵が舞台へ。観劇中の注意事項を説明しつつ、楽しいトークで会場の空気をあたためます。続いて、20代座員からなるユニット・秘蔵っ子が、オープニングアクトとしてオリジナル曲『オレたちゃ秘蔵っ子』を披露。フレッシュな歌とダンスに、客席からは自然と手拍子が起こりました。

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この日の新喜劇は、人手不足に悩む旅館が舞台。人材派遣会社から送り込まれた2人の仲居、アキコ(アキ)とすち子(すっちー)を中心に、豪華キャストが入り乱れて爆笑劇を展開します。

主人の清水けんじ、番頭の吉田裕、仲居の酒井藍とアキ、すっちー、料理人の千葉公平が働く旅館に、次々とカップル客が訪れます。息ぴったりのやりとりで爆笑をさらった辻本茂雄と山田花子を筆頭に、森田展義と小寺真理、高井俊彦と鮫島幸恵……。さらに兄妹である酒井と千葉にも実は秘密があり、さまざまな事情と思惑が絡み合いながら、物語は思わぬ方向へ転がり始めました。

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アキはおなじみのギャグ「……なに?」はもちろん、華麗なダンスを披露し客席を魅了します。登場するなりアメをまいて客席を沸かせたすっちーも、負けじとボケ&イジりを連発。アキとすっちーのコンビプレーやアドリブも次々と飛び出し、“Wボケ”で最高の化学反応を見せました。

島田珠代とのやりとりで沸かせた千葉が、すっちーや酒井にプライベートを暴露されてタジタジになるひと幕も!? 吉田は的確なツッコミで“回し役”を務め、舞台を牽引しました。

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宿泊客の老人に扮した寛平GMは、自身のギャグだけでなく吉田との“乳首ドリル”にも挑戦! ほかにも、松浦真也&森田まりこの“リンボー”や酒井と五十嵐サキの肉弾戦、全員でのダンスシーンなど、お祭りにふさわしい演出が満載で、客席は休まるヒマもありません。はたして、それぞれのカップルたちの恋の行く末は……!? 公演の模様は10月15日(日)までオンラインで見逃し視聴ができます。

カーテンコールでアキは「演者もお客さんも盛り上がって、チケットも即完。オンランでもたくさん見ていただいている」と感謝し、終演後は出演者30人が1階にズラリと勢揃いして手を振って観客を見送りました。

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座員たちがNGKをジャック!

この日は、ステージ以外でも座員たちが大活躍しました。公演直前の14:00からはYouTubeで『マル秘レア写真&未公開動画大放出SP』を生配信。前半は吉田裕と小寺真理、後半はすっちーと鮫島幸恵がMCを担当し、寛平GMや山田花子といったベテラン勢から若手まで、座員たちが入れ替わりで出演しました。

この日の舞台の見どころのほか、『総選挙』の振り返りや反響、ウラ話などを次々と披露。また、全座員から集めたというレア写真&動画を紹介するコーナーのほか、座員にまつわる“衝撃スクープ”も飛び出しました。

また、『総選挙』で惜しくもランク外だった座員たちが、開演前からNGKのあちこちに出没しました。筒井亜由貴、小林ゆうらが1階にあるよしもとエンタメショップでTシャツやタオルなど『新喜劇まつり』グッズを販売したほか、ボンざわーるど、伊丹祐貴、カバらは、たこ焼き店「吉たこ」で販売のお手伝いや配信チケットをPRします。もじゃ吉田と高関優は、吉本新喜劇ファンクラブ「すんの会」を宣伝するため、シールやチラシを配布しました。

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ひときわ目を引いたのは、1階エントランス周辺を鋭い目つきで見回っている“用心棒”たち。カラースーツに身を包んだ平山昌雄、ジャボリらは迫力満点でした。2階の劇場エントランスを抜けると、今別府直之、岡田直子らにぎやかにお出迎え。

客席内では辰巳智之、多和田上人らからなる“ハゲダン”がピカッと明るく足元を照らします。劇場内売店では新喜劇が誇るイケメン、桜井雅斗&岩﨑タツキがドリンクやフードを販売。いずれも開演まで写真撮影OKということで、あちこちでファンの人垣ができていました。

このほかにも、オンライン配信用の劇場レポートを行うMCに信濃岳夫、諸見里大介、前田まみ、楽屋の“食”を一手に引き受けたケータリング係に秋田久美子ら、さらに写真撮影・SNSを担ったおやどまりら、まさに座員全員が一丸となってこの日の舞台を支えました。

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千葉公平が“5人目の座長”を狙う!?

終演後の囲み会見には、寛平GM、すっちー、アキ、千葉が出席しました。寛平GMは、2時間の長編を短い稽古でカタチにした座員たちを称えます。

「どうなるかなと心配したけど、みんな立派やね。(吉田)裕がほんまにちゃんと(セリフを)覚えてくれてたから、うまいこと芝居が運んでよかった。本当に、みんなよく頑張った」

最後の“お見送り”についても、「あんなにお客さんが喜んでくれるなんて。みんな笑顔で帰っていってくれるからうれしくて、うれしくて」と大感激です。

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「ふだん、みんながこんだけ集まることってないので、けっこうムチャクチャになりましたね」と振り返ったすっちーは、「みんながそれぞれ仕掛けて、それがすごく楽しかった。その場その場でできたノリに乗っかったり、ついていったり……」と手応えを語ります。

座長として台本づくりにも参加したアキは「ずっと頭の中にあった」というすち子とアキコのコラボを実現させ、「僕の中で進化したというか、ひとつ進めた。来年、再来年も、もっと盛り上がる企画をみんなで協力して頑張っていきたい」と決意を新たにしました。

劇中、セリフを噛んでしまった千葉は、「まわりのみなさんに助けていただいた。ミスとかセリフが飛んだりしたとき、まわりが絶対に助けてくれる」と新喜劇のチームワークに感謝し、「そういう新喜劇のあったかい部分が、お客さんに伝わったのでは」と話します。

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千葉は、現役4座長が初めてそろい踏みしたこの日の舞台について、「その景色がすごくよかった。一堂に会したアドリブのやり合いを見て、すてきだなと思った」と語ります。すると、寛平GMから「5人目(の座長)に入ろうと思ったやろ」と鋭いツッコミが……千葉は「ひと言も言ってないですよ!」と全否定していました。

『吉本新喜劇まつり2023』は10月15日(日)19:15までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。

FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。