アーティスト・KAORUKOが有田焼の老舗・香蘭社とコラボ! 「海外展開も狙っています」

1980年代にアイドルとして活躍し、現在はアーティストに転身してニューヨークを拠点に活動するKAORUKO。「伝統工芸とコラボしたい」という念願が叶い、有田焼の老舗「香蘭社」の新ブランド「by koransha」とのコラボレーションが実現しました。10月12日(木)には、東京・銀座の香蘭社でコラボ作品の発売を記念した取材会を実施。3人の子どものママである横澤夏子と、吉本きっての料理芸人、ボルサリーノ・関好江とともに作品をPRしました。

出典: FANY マガジン
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ポップと伝統が融合する新しい有田焼

「by koransha」は、現代のライフスタイルに寄り添いながら、高い品質とデザインを兼ねそなえる「日常使いのうつわ」を展開するブランド。今回のコラボで新たに誕生したのは、食卓を美しく彩り、かつ使い勝手のいいマグカップと2サイズのボウル、オーバルボウルを、それぞれ金と銀の2色で展開した全8種類の作品です。

KAORUKOは、今回の作品にかけた思いやこだわりをこう語りました。

「有田焼の香蘭社さんは来年で創立145年の老舗。その商品を若い世代を含めた幅広い層の方々に使ってほしいという思いがあって、ポップだけど和の要素もある、伝統を壊さないものをつくりたいと思いました。サイズがひと回り大きいんで、(大きいボウルは)ラーメンを入れてもいいし、煮物や大皿料理、また、夏子さんが好きな親子丼にも合う。何通りにも便利に使える器を作りたかったんです」

出典: FANY マガジン
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「デザインがとっても素敵!」と言う横澤に、KAORUKOは「江戸時代の浴衣の柄をモチーフにしました。伝統的な柄を使いつつ、金と銀を入れることでポップに表現できたなと思っています」と、そのこだわりを語りました。

一方、料理本を何冊も出版している関は、「有田焼というとちょっと高級で、料理に使うというより飾らせてもらうイメージなんですが、ふだん使いできるのがすごくうれしいですね」と、その使い勝手にも着目。

KAORUKOが「もう1つ、めちゃくちゃアメージングなポイントがあって、金と銀を使っているけど、電子レンジで使えるんです!」と明かすと、関は「すごい! 素敵だけど、金や銀が入っているからレンジは使えないと思っていたんです」と驚いていました。

香蘭社の深川敏孝取締役は、デザイン面での汎用性の高さに触れながら、「和洋折衷のデザインだなと思います。和食も洋食も中華もいけます」と大満足の様子でした。

出典: FANY マガジン
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「歴史のある老舗とコラボできて光栄」

今回の作品ができあがるまでに「1年半くらいかかった」というKAORUKOは、完成までの道のりをこう明かします。

「工場を見学させていただいて、何がいちばん使い勝手がいいかを研究して。ママ友などいろいろな方を呼んでシミュレーションをして、やっとできあがりました」

関は、「深さや幅は、実際に料理を作って、盛ってみて、つくりあげた感じだなというのはすごくわかります。このオーバルボウルも、デザインがすごくおしゃれなんですけど、こんなふうにちょうどいい大きさって、すごく難しくて」と料理芸人としての目線でうなずいていました。

出典: FANY マガジン
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深川取締役によると、今回のコラボのきっかけは「何十年もニューヨークに住んでいる共通の知り合いの方から、KAORUKOさんをご紹介いただいた」とのこと。KAORUKOは「伝統工芸とのコラボを夢見ていたので、それが現実になりました。こんなに歴史のある老舗とコラボできるなんて光栄です」と喜びを伝えました。

また、「海外でPRしたり、販売したいという思いは?」と聞かれると、KAORUKOは「めちゃくちゃ狙っています!」と即答。

「あちらのお皿や器は、サイズが大きいんですよ。がっつり入る大きさのものが日常的に使われているので、大きめサイズのものは視野に入れています。ニューヨークの人たちは、すごく喜んで使ってくれるんじゃないかな」と、海外展開への意欲を見せました。


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