『Warai Mirai Fes 2024~Road to EXPO 2025~』が 5月31日(金)~6月2日(日)の3日間、なんば周辺で開催されております。 本イベントは一般社団法人チーム関西の主催のもと、お笑い・スポーツ・音楽 遊んで学べるワークショップ、シンポジウムなど多彩なプログラムを実施します。 さらに会場では未来を変える17の目標SDGs(読み:エスディージーズ)を様々な形で発信しています。
初日となる5月31日(金)には、なんばグランド花月の「なんば寄席2024〜豪華新喜劇と爆笑漫才〜」に多くの芸人、新喜劇座員が登場。会場が爆笑に包まれました。
まず前説で『Warai Mirai Fes 2024』についての説明、2日目以降のプログラム紹介などが行われたほか、本公演の新喜劇中にSDGsの達成を目指す未来へ向けた取り組み内容が紹介されることなどを告知。その詳しい取り組み内容については、なんばグランド花月2階ロビーにパネル展示されていることも伝えられました。
まず人気コンビによる漫才からスタート!
いよいよイベントがスタート。まずは漫才の時間。ダブルヒガシ(大東翔生、東良介)、銀シャリ(鰻和弘、橋本直)、ラニーノーズ(洲崎貴郁、山田健人)、祇園(木﨑太郎、櫻井健一朗)、ロザン(菅広文、宇治原史規)が次々にステージへ。それぞれが爆笑ネタで大いに会場を沸かせました。
新喜劇は4座長が揃い踏み!
休憩のあとは新喜劇です。冒頭に改めて劇中にSDGsを意識した、未来に向けた取り組みをストーリーに組み込んでいることが伝えられると、出演するすっちー、吉田裕、アキ、酒井藍の4座長を始めとする新喜劇座員の名前が発表されました。
物語の舞台はSDGsに積極的に取り組んでいる温泉街、花月町。そこでSDGsの具体的な開発目標のひとつ、「気候変動に具体的な対策を」をテーマに、出し物を披露する演劇祭が開かれます。優勝賞金100万円を目指し、いくつかのグループに分かれ、演劇祭に取り組む街の住人たち。結婚や借金も絡みあったドタバタのストーリーは、まさかの展開を迎えます。
SDGsの目標が盛り込まれたストーリー
ストーリーにはSDGsに関する取り組みがふんだんに登場。花月町では、新聞や郵便の配達にEVバイクやEVカーを使っていて、(EVバイクで配達/(株)日本経済新聞社)、(EVカーで配達/日本郵便(株)近畿支社)将来は電車も水素燃料になるかもしれないこと(水素燃料の車両/西日本旅客鉄道㈱)、CO2が出ない水素発電で電力をまかなっていること、(ゼロカーボン/関西電力㈱)
そしてうどん屋台の屋根にも最新の塗る太陽電池を取り付けていること(塗る太陽電池/パナソニックホールディングス㈱)や、エンタメとSDGsを合わせたイベントが行われていること(「子どもたちに未来をつなぐ取り組み」、カンテレSDGs授業/関西テレビ放送㈱)、エンタメを観て生きる活力を得てもらい、SDGsの達成に向けた取り組みを実施していること(2030年を笑顔であふれる世界に!/吉本興業株式会社)、有名アナウンサーがSDGsに関して学べるイベントを無料で開催していること(エビシー教室/朝日放送テレビ㈱)などが明かされます。
ほかにも、耕作放棄された大阪の畑で作られたぶどうを使ったワイン(㈱毎日放送/耕作放棄された畑でつくったワイン)や本来捨てるおからを使ったクッキー(一般社団法人滋慶学園グループ/廃棄おからを使った、おからデザート。)、着なくなったスポーツウェアからリサイクルして作るエコバッグ(グリーンバッグプロジェクト/㈱アシックス)、CO2削減のためにバナナの繊維で作られた靴下(バナナ繊維を使ったリサイクル製品/三井物産㈱)、捨てられる野菜使った缶詰(売り物にならない食材を缶詰に/㈱JTB)などについても紹介。
さらにうなぎが完全養殖できること(養殖うなぎ/学校法人近畿大学)、雨が森で育まれて地下水になり、飲める水になるまで20年という歳月がかかること(水源確保のため森を育てる/サントリー㈱)、今使われているガスが将来的にCO2から作られるe-メタンに替えられていくこと(e-メタン/大阪ガス㈱)などに加え、将来は大容量データ通信が使われる(大用容量データ通信/西日本電信電話㈱)ことなど、「社団法人チーム関西」の各企業が取り組んでいる内容がしっかりと盛り込まれていました。
もちろん、笑いも満載。すっちーの飴まき、森田まりこのゴリラネタ、島田珠代とアキのパンティテックス、吉田裕の乳首ドリルなど、若手からベテランまで、お馴染みのギャグが次々に飛び出すと、会場は爆笑に包まれました。
SDGs新喜劇のさらなる進化に期待!
終演後には、川畑泰史、アキ、すっちー、吉田裕、酒井藍、島田珠代が囲み取材に応じました。
川畑はSDGsを扱うからといってお客さんが堅苦しくなったら困ると話し、今回真剣に聞いてほしいところは真剣に、笑うところは笑ってくれて、お客さんに助けられたと振り返りました。台本をいただいて、わからないところがあったと正直に吐露したのはアキ。
参加することで普段意識していないことに気付かされたそうで、これをきっかけに勉強しようと思う、もっとわかりやすい表現の仕方もできるのでは、と話しました。島田と初めてパンティテックスを披露したことについては「めちゃくちゃ緊張した、本番ギリギリまで答えが見えなかった」と話すと、舞台でも「ワケわからずやってた」。台本を担当した川畑からは、役どころをわかりやすく書いているにも関わらず、「どういうことですか?」と質問にきたという裏話も明かされました。
酒井は台本について「これだけわかりやすく楽しく伝えられるのはすごい!」と川畑を絶賛。しかしすぐに「普段は尊敬してないけど」とコボすと、すかさずすっちーが「みんな思った!」とツッコミ。
改めて酒井は「出させていただくことで毎回勉強になる」と話します。そのすっちーは、多分自分が西日本で一番SDGsを意識していると告白すると「その私がこんなに上手に台本を作ったのはすごいと思う」とやはり川畑を称賛。そしてお客さんにもピンときてない人がいると思う、だからもっとわかりやすく皆さんにお届けできるようにしたい、一番力を入れているのでもどかしい、とSDGsへの熱量をアピールしますが、酒井から「もし台本をお願いされたら?」と質問されると「SDGsて何ですか?」からスタートする、と笑わせました。
次回以降はさらにSDGs関連の内容が盛り込まれる!?
吉田は「自身もお客さんも学ぶことのできるすごい舞台」と話しました。島田は自分のギャグに絡めて「常にパンティを履いてないのでSDGs」と明かすと「トイレでも紙は使いません」とボケます。
メンバーから台本をホメられた川畑は、台本作成について「入る(SDGs関連の)文言の数がエゲツない」と笑わせますが、「新喜劇はすごい、みなさんとやって改めてそう思った、この倍くらい(の文言も)いけるかなと思う」と次回以降を期待させる発言も飛び出します。
SDGsに関して何か取り組んでいる・心がけていることはという質問には、ゴミを出さない、服を買わない、人より洗濯する、とアキ。酒井は「意外にも」と前置きしてから、米粒一つ残さないフードロスを実践していることを告白。
すっちーは冷蔵庫を開けた分だけ電力を消費するということで、冷蔵庫のどこに何があるか頭に入っていると豪語し、冷蔵庫から物を取り出す際の様子を実演します。さらに強靭なエコバッグを持っていることもアピール。
吉田は資源を大切にすることを心がけて、容器を再利用していると話しますが、川畑から「見たことない」、すっちーからは「今日写真に撮って送るように」とツッコミが入ります。島田は吉本興業がSDGsを謳い出してからパンティを履かなくなった、使い捨ての割り箸にパンティを巻きつけて掃除に使っていると話し、笑いを誘っていました。
一般社団法人チーム関西とは、大阪・関西を国際的な文化芸術・エンターテインメント・スポーツ都市として発展させることを目指し、 参画メンバーが持つリソースを掛け合わせ、さまざまなイベント、プロジェクトを継続的に実施していきます。 また、2025年大阪・関西万博がめざす、2030年を目標達成年次とするSDGsの推進にも積極的に取り組んで参ります。
【構成社員】 ※50音順 朝日放送テレビ(株)/(株)アシックス/大阪ガス(株)/関西テレビ放送(株)/関西電力(株)/学校法人近畿大学/サントリー(株)/(株)JTB/(一社)滋慶学園グループ/西日本電信電話(株)/西日本旅客鉄道(株) (株)日本経済新聞社 大阪本社/日本郵便(株) 近畿支社/パナソニックホールディングス(株)/(株)毎日放送/三井物産(株)/吉本興業(株)
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