結成16年以上の芸人たちが、渾身のネタでしのぎを削るお笑い賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』。5月18日(土)にはいよいよ、「ノックアウトステージ」での激戦を勝ち抜いた8組の芸人による「グランプリファイナル」(フジテレビ系で生放送)が開催されます。4月25日(木)、この最終決戦のトーナメント組み合わせ抽選会と記者会見が東京・お台場のフジテレビで行われ、出場者が熱い意気込みを語りました。
トップバッターのハンジロウをくるまがフォロー
今回、抽選会のMCを務めたのは、令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)とフジテレビアナウンサーの宮司愛海。この大会を愛する自称“セカオジ”(『SECOND』大好きおじさん)のくるまも冒頭から大興奮するなか、組み合わせを決めるくじが引かれていきました。
【第1試合】
ハンジロウ(たーにー、しゅうごパーク)VS金属バット(小林圭輔、友保隼平)
抽選順2番目でトップバッターを引いてしまったハンジロウ。落ち込む2人に、くるまは「トップバッター不利というのは、(1番手でM-1グランプリ2023優勝を果たした)われわれが終わらせましたんで」とフォローを入れます。たーにーは気を取り直して、「トップバッターとして大会を盛り上げたいですね」と意気込みました。
しゅうごも「決勝のメンバーで、お笑いだけでごはんを食べられていないのは僕らだけ。ここでひっくり返したい」と野望を語ります。彼らがトップを引いたことで、ほかの挑戦者は肩の荷が降りたようで、「もうどこでもいい」「適当でいい」と声が挙がりました。
金属バットの2人は、なんだかんだと理由をつけて抽選を引けないと言い張り、先輩のガクテンソク・よじょうに抽選を引かせる暴挙に! ハンジロウに次ぐ2番手を引いてしまったことで2人からクレームが入ると、よじょうは「なんで怒られなアカンねん!」と嘆いていました。
決勝について、小林は「非常に喫煙率が高いので、当日を無事に迎えられるように(体調管理を)頑張りましょう」と決勝メンバーに声をかけます。友保は「(タバコは)舞台袖でも吸えるようにお願いします」と言いつつ、最後に「吉本興業、(ギャラの)単価上げてください!」と頭を下げました。
よじょうを都心に引っ越させたい!
【第2試合】
ラフ次元(空道太郎、梅村賢太郎)VSガクテンソク(よじょう、奥田修二)
過去に大阪の劇場でよく共演していたことから、視聴者から「大阪ダービー2024やないか」とのコメントも飛んだ2組の対決。昨年はガクテンソクとともに惜しくも予選で負けたことから、「ベストバウトにしたい」と梅村。このキーワードに感動したくるまが「これは見出しになりますね!」と声をかけますが、「見出しになっても恥ずかしいし、ならんかっても恥ずかしい」と返しました。
空は予選前、海原やすよ ともこに「パワーをください!」とお願いしたところ、熱のこもった漫才をステージで見せてくれたと振り返ります。「『あんたらのために頑張ったで』と言ってくださったので、その思いを背負って、ベストパフォーマンスができたら」と語りました。
ちなみにこの枠は、全8組中6組が抽選を終えた時点で余った枠。つまり、2組の対決はくじを引く前から決定していました。奥田は「もっとドキドキしたかったって! 先攻か後攻か決めるだけやん」とクレームを入れました。
ガクテンソクは昨年上京。しかし、よじょうが都心から離れた東京都国分寺市に住んでいるため、ネタ合わせが現在もリモートとのこと。優勝して都心に近づけさせたい、という話になると、よじょうが「都やから!」と主張。奥田はすぐさま「都やけど市やねん!」と切り返し、笑いを起こしました。
「仮に負けても全力で応援できる人」
【第3試合】
ななまがり(森下直人、初瀬悠太)VSタモンズ(大波康平、安部浩章)
抽選に登場した森下は「私、パラレルワールドから来ました。海砂利水魚の有田です! ……あのとき、くりぃむしちゅーに改名していれば!」と、大会のハイパーゼネラルマネージャーを務める有田哲平の名前を出して笑いを誘います。くじを引く過程でもボケまくり、会場を爆笑の渦に巻き込みました。
賞金の使い道を聞かれた初瀬は「リアルに引っ越したい」と本気の回答。タモンズとの対戦については、「しびれるな~。同期対決です。大宮(大宮ラクーンよしもと劇場)でずっと一緒で、ライブで切磋琢磨してきた仲」と紹介しました。
そのタモンズは、8組中いちばん先に抽選を引いていました。あとの組の分まで笑いを取り尽くすような“抽選ボケ”を連続で繰り出す安部に「営業じゃないから!」と、ライバルたちからヤジが飛びました。
そんな安部はLINEのIDを公開しているとのこと。決勝進出決定後、見知らぬ人からメッセージが何十件も届いたと明かし、「迷惑しています!」と完全に“自業自得”な被害を訴えました。
一方、対戦相手のななまがりについて、大波は「優勝したいですけど、仮に負けても全力で応援できる人」と印象を告白。2組は劇場もある「スーパーオートバックス大宮バイパス店」のイベントにも定期的に出演していて、「店長のおかげでこのマッチメイクができました!」と感謝しました。
病床のハチミツ二郎から「頼むぞ」
【第4試合】
タイムマシーン3号(山本浩司、関太)VSザ・パンチ(パンチ浜崎、ノーパンチ松尾)
タイムマシーン3号は仕事の都合で欠席。まずは山本から抽選前に次のようなコメントが届きました。
「誰が相手でも精一杯頑張ります。そして令和ロマン。MCお疲れさまです。27年目のマシンガンズよりはるかに落ち着いていて、ずっと見ていられます」
抽選後には関のコメントも到着しました。
「今回、唯一芸歴が上のザ・パンチさん。お互いの芸歴だけ見たら、いちばん『THE SECOND』らしい対戦になるはず。ワクワクします」
ザ・パンチはM-1グランプリ2008のファイナリストで、賞レース決勝はそれ以来となる16年ぶり。松尾は「うちのエースの浜崎さんが(当時)ガチガチに緊張していたんで、それだけが心配ですね。ファーストチャンスで鮮やかに散った」と振り返ります。
また、ノックアウトステージで対戦した東京ダイナマイトのハチミツ二郎からは「頼むぞ」と声をかけられたと告白。現在、二郎は入院中のため、2人で見舞いに行ってアドバイスももらったとのことで、「喜んでいただきたい」と思いを語りました。
5月18日(土)の「グランプリファイナル」で頂点に立ち、熱い思いをかなえるのは誰か――!? 最終的なトーナメント表は以下のとおりです。
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