島田珠代が縦型ショートドラマで初主演…55歳・ワンオペ主婦の“たま子”がダンスに挑戦!?「主婦の方、このドラマを見て“自分を好きになる作業”に励んでください」

吉本新喜劇の島田珠代が初めて主演したドラマ『踊るたま子〜私が踊れば世界も笑う〜』が、9月11日(水)から縦型ショートドラマ配信サービス「FANY :D(ファニーディー)」で配信スタートしました。配信直前に“ヒロイン”である珠代が取材会を実施。主人公である“山田たま子”への思いや、撮影秘話などをたっぷりと語りました。

出典: FANY マガジン
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相手役の多和田任益に「本当に恋してました」!?

今回、珠代が演じるのは、家族のために自分のことはいつも後回し……という働くオカン・山田たま子55歳。ある日、ダンス教室の若きインストラクター・RYOと偶然に出会ったことから30年ぶりにダンスへの再挑戦を決意、個性豊かな仲間とともにステージに立つことを夢見て動き始めます。

娘との衝突、仲間からの反発、年齢にまつわる葛藤──数々の壁にぶつかりながら、コケて笑って涙して“なりたい自分”と向き合うたま子の姿に、老若男女を問わず共感必至のストーリーです。ダンスエンターテインメント集団「梅棒」の多和田任益、少女歌劇団ミモザーヌ出身のちばひなの、吉本新喜劇の湯澤花梨らが脇を固めます。

主人公・たま子と同じく一人娘と暮らしている珠代は、「本当に家で娘と接する母親、という感じで取り組みました。だから演じるとかじゃなくて、わりと素の部分が出てると思います」と撮影を振り返りました。

ただし珠代は、自分が出演しているテレビ番組について「しっかり見られなくて……」と語ります。今回も、手で顔を隠して、指の隙間から見たとか。それでも新喜劇の舞台同様、「全部一生懸命、フルでやったつもりです」と胸を張りました。

出典: FANY マガジン
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撮影は7月の酷暑のなかで行われたため、屋外のシーンはとくに大変だったそう。共演者とのエピソードを聞かれた珠代は、たま子の相手役ともいえるダンスインストラクター役の多和田について、「本当に恋してました」と語ります。

男らしいタイプが苦手だという珠代は、「多和田くんは、(新喜劇で名コンビとなった)タカシ・フジイ(藤井隆)みたいにちょっと中性的な色気があったので、逆にじっと目を見つめて演技できました」と相性の良さをアピール。

娘役のちばとのシーンも印象に残っていて、珠代はこう振り返ります。

「(自分の娘と)ダブって、ケンカするシーンはなんかすごいリアルでした。娘と泣くシーンは8回ぐらいやったんですけど、毎回、大号泣で涙が止まりませんでした」

出典: FANY マガジン
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主人公と自分が「めちゃくちゃ重なった」

設定に共通点の多いたま子というキャラクターは「自分とめちゃくちゃ重なった」という珠代。

「いま(家事が)ワンオペで、帰ったら洗濯物を取り入れて夜食作ったり……それでも、『あ、明日は座王(千原ジュニアがMCを務めるお笑い番組)だ』ってプレッシャーと戦ったりとか。洗濯機を回して猫のトイレをきれいにしながら、『ああ、絶対にいいことある!』とかつぶやいて(笑)。すごく一緒でした」

珠代は定番ギャグ「パンティーテックス」の次の段階を目指して葛藤しているときに、今回の役の話が来たそうです。その“運命的”な巡り合わせについて熱く語りました。

「たま子を演じたときに、闇の中で迷ってる場合じゃないんだ、抜け出さなきゃって思ったんです。幸せのものさしは自分の中にあるから、自分次第でもっと前向きになれるんだなっていうのが、このドラマを通じてわかりました」

出典: FANY マガジン
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そして、実際に珠代が高校生のときに心斎橋筋2丁目劇場でやっていた“1人コント”への再チャレンジや、『R-1グランプリ』や『THE W』に出る意欲も出てきたとか。珠代は「どこか小さな劇場で自分だけのイベントができれば。そして、男でも女でも芸人でもない、島田珠代の世界を作り出さないとなって思ってます」と意欲を燃やしました。

目標とする女優について珠代は、樹木希林と小林聡美の名前を上げて、次のように語りました。

「小林聡美さんの、心がふわっとなるような……ああいうお芝居ができたらいいなぁって。樹木希林さんはもう叶わないですが、いつか小林さんとご一緒してお芝居に出られたらっていうのが夢です」

“たま子”と同じ主婦の皆さんに見て欲しい!

今回のドラマについて、珠代はこう話します。

「たくさんの人に見てほしいというのが、やっぱり本音。『うわー、島田珠代めちゃくちゃ大根役者やん』とか文句言いながら見てくれてもいいので、とにかく1回のぞいてください。すごく前向きになれるので、(気分が)落ちてる人に見てもらいたいです。あとは、変顔がいっぱい見られますし、かなりブサイクに仕上がってる」

出典: FANY マガジン
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そして、たま子と同じ主婦にも見てほしい、と力を込めます。

「専業主婦の方って、本当にいちばん尊敬しています。花ちゃん(山田花子)も私も、本公演の3回目、4回目の間にボーッとしているときがあるんですけど、お互い夜の献立を考えてたことがあって(笑)。そんなふうに毎日、同じ作業なんだけど、ちょっとずつ工夫して変えたり……それがいちばん大変なことなんじゃないかな」

ちなみに、花子と珠代は、先日開票された『吉本新喜劇座員総選挙』で、それぞれ1位と2位でした。珠代は花子が1位をとったことについて、「ちょっと悔しいなぁって思えた」といいます。

「花ちゃんはすごいです。花ちゃんが一生懸命ああやって(YouTubeやブログで)発信しているのをずっと見てきたけど、私はしてなかった。次は『SNSは苦手』とか言い訳せずに頑張りたいです」

とにかく見どころたくさんの今回のドラマ。珠代は、改めてこうアピールしました。

「自分を好きになれることが、いちばん人間として素晴らしいこと。私も『踊るたま子』と出会うまでは自分に自信がなくて、自分が大嫌いだった。でも、ちょっと自分のこと好きになれたときに、人のことが気にならなくなったというか。主婦の方も毎日すごく大変だと思うんですけど、このドラマを見て“自分を好きになる作業”に励んでください」

出典: FANY マガジン
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作品概要

「踊るたま子~私が踊れば世界も笑う~」
配信先:FANY 😀
配信開始:9月11日(木)12:00~
話数: 全32話(各話 約2分)
視聴形式:第1〜5話 無料配信、第6話以降 有料配信
主なキャスト:島田珠代、多和田任益、ちばひなの、アワビアキラ、大和きりん、大西由恵、湯澤花梨、山中菜々子、上薗知佳、永津真奈、北斗、高阪勝之、森乃石松、華井二等兵、笑福亭風喬、池田楓雅
監督:西村美保
製作著作:FANYStudio
制作スタジオ:吉本興業株式会社/株式会社MBS企画
ハッシュタグ:#踊るたま子

「踊るたま子」Instagram:https://www.instagram.com/odoru_tamako/
「踊るたま子」TikTok:https://www.tiktok.com/@odoru_tamako

【FANY :Dとは】
縦型ショートドラマアプリ「FANY :D」は1話1~3分程度で、冒頭数話が無料視聴できる縦型ショートドラマアプリです。「人間の欲望を解放するショートドラマアプリ」をコンセプトに、初期は復讐、裏切りやどろどろな恋愛系などを中心に、吉本興業所属芸人やタレントが多数出演しています。

FANY:D公式サイト:https://fany-d.com/

【アプリダウンロード】
iOS(12歳以上の利用を推奨)https://apps.apple.com/jp/app/fany-d/id6737249902
Google Play(16歳以上の利用を推奨)https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.fany.fany_d

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