オズワルドチームがゆにばーすチームを撃破して“3位決定戦”へ! 早くも来年に向けて作戦会議「ほんまに、このリーグのファンを増やしたい」【関東よしもと漫才リーグ第11戦】

お笑い界の新たなスターを発掘する漫才団体戦『よしもと漫才リーグ2025』は9月以降、関東、関西の2リーグがそれぞれ2回の総当たり戦(それぞれ12戦)で対決してきました。そのリーグ戦もいよいよ終盤、来年1月23日(金)には両リーグの1位同士が東京・ルミネ the よしもとで行われる「決勝戦」で対決します。

すでにエバースチームの優勝が決まった関東リーグでは、12月15日(月)に千葉・よしもと幕張イオンモール劇場で第11戦が行われ、オズワルド(畠中悠、伊藤俊介)率いるチーム「飛龍」と、ゆにばーす(はら、川瀬名人)がキャプテンを務めるチーム「結果じゃねーぜ!!必笑DASH組4649☆」が激突! 2位と3位の直接対決のため、この試合で勝ったチームが、決勝戦と同日に大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場で行われる「3位決定戦」へ進出できます。

撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ

試合終了後には両チームのキャプテン、オズワルドとゆにばーすが漫才リーグについて語ってくれました。撮影は、芸人カメラマン・とものかつみが担当しました!

勝った方が3位決定戦への切符をゲット

オープニングでは、オズワルドチームが「勝てば、みんなで大阪に行ける」と気持ちをひとつにします。オズワルド・伊藤が「もし行けるとなった場合、若手を行かせてあげたい」とオーダー構想を語ると、チームの中では先輩の囲碁将棋とタモンズが「オレら、行けないの?」と反発し、試合前から“内紛”が勃発しました。

一方、ゆにばーす・川瀬は、負けが込んでいるにもかかわらず3位につけている状況に「意味がわからない」とポツリ。それでも、芸歴2年目で大阪に行ったことがないというマシン語感のためにも、全力を尽くすことを誓いました。

撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ

この日の両チームのオーダーは以下の通りです。

【飛龍】
ツーナッカン/オズワルド/タモンズ/囲碁将棋/アメリカンBBチキン
リザーブ:ナユタ/ド桜/素敵じゃないか

【結果じゃねーぜ!!必笑DASH組4649☆】
鶴亀/ウルトラスーパーコバタナックス/LLR/マシン語感/ゆにばーす
リザーブ:パピヨン/官兵衛/小虎

囲碁将棋・文田大介は、マシン語感がNSC(吉本総合芸能学院)に通っていた当時、講師を務めていたそうで、「こいつら本当にクソオモロいから、チームに入れるの辞めてほしい。2年目に負けたら、オレらのプライドがズタボロになる」と警戒します。

米シアトル育ちのマシン語感・アトランティス郷は、「囲碁将棋さんと戦いたい」と強気に語り、銃で撃つジェスチャーで挑発。これに文田が「上等じゃねえか! “恐れ多くて戦えません”って言えー!」と叫び出し、周囲から「先生、落ち着いて!」と制止される一幕もありました。

マシン語感の対戦後のコメントにホッコリ!

そして……対戦結果は以下の通りです!

第一試合 ◯ツーナッカンvs鶴亀✕
第二試合 ◯オズワルドvsウルトラスーパーコバタナックス✕
第三試合 ◯タモンズvs LLR✕
第四試合 ◯囲碁将棋vsマシン語感✕
第五試合 ✕アメリカンBBチキンvsゆにばーす◯

4勝1敗で、オズワルドチームが勝利! この結果、オズワルドチームが関東リーグの2位を確定させ、関西リーグ2位の黒帯チームと対決する「3位決定戦」への進出を決めました。

撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ

試合前にひと悶着あった第四試合は、囲碁将棋が先輩の意地を見せつけて勝利。敗北したマシン語感・アトランティス郷は、会場に母親が見に来ていたことを明かし、「勝ってお母さんを大阪に連れて行きたかったです」と悔しがって会場をホッコリさせました。

撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ

オズワルドチームの勝算は…?

試合終了後、オズワルドとゆにばーすを直撃しました。

――お疲れさまでした! 大事な2位決定戦でしたが、今日の試合の感想を教えてください。

伊藤 いやー、一生懸命テンションを上げてやりましたけど、やっぱり優勝は(エバースチームに)決まってましたからね。

一同 (笑)

川瀬 でも、アメリカンBBチキンとかからしたら、大阪に行けるのが決まって嬉しいんちゃう? オレらは大阪に仕事でけっこう行くけど。

畠中 確かに。(アメリカンBBチキンの)2人は大阪から上京してますしね。

伊藤 素敵じゃないかも、アメリカンBBチキンも、ド桜の村田(大樹)も、みんな大阪から来てるんで。

川瀬 じゃあ、凱旋できるわけですね。

伊藤 もうとにかく大阪に泊まらしてほしい。我々からはそれだけです。楽しみですね。

撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ

――ちなみに関西の2位は黒帯チームになったようですが、勝算はいかがでしょう。

伊藤 黒帯チームって誰がいるんですか?

――カベポスターさんと……。

川瀬 あ、あっちの2勝が確定した。黒帯とカベポスターで。

伊藤 大阪で大人気ですからね。

川瀬 アメリカンBBチキンが大阪で何票取れんねん(笑)。

伊藤 いやいや! 大阪はホームですから、あいつらは。

畠中 実家があるというホーム(笑)。

伊藤 改めて相手のメンツを、全部教えてもらってもいいですか。

――黒帯、カベポスター、三遊間、20世紀、ミステリーハンター、牛ぺぺ、祇園、ヘッドライトです。

伊藤 あ、終了です。

はら お疲れさまでした。

一同 (笑)

川瀬 でも勝ってほしいけどね。せっかくここまで来たらね。

伊藤 まあ大阪勢はホームですし、勢いはありますけどね。でも行くからには、頑張りたいと思います。これぐらいは言わないと話にならないんで(笑)。

撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ

来年の漫才リーグはチーム数を増やす?

――9月から4カ月間戦ってきた「漫才リーグ」の感想を教えてください。

川瀬 全体的に課題の残るリーグ運営になりましたね。若手とベテランを混ぜてやるのは素晴らしいんですが、おじさんが孤立する(笑)。兄さんらにとってもメリットのある大会にできればと思います。

あと、僕は若手チーム・中堅チーム・ベテランチームで、2チームずつ作ったらいいと思う。合計6チームぐらいあるほうが盛り上がるかな。

伊藤 チームは増やしてもいいですよね。やっぱり4チームだと優勝が決まるまでが早すぎる。もっとチームがあったほうが盛り上がりそう。

川瀬 来年は(M-1グランプリの決勝に進出した)ドンデコルテチームとめぞんチームが増えてるでしょうね。

畠中 確かにね。人気のダイタクチームとか、ダンビラムーチョチームとかも入れて。

川瀬 それ、オモロいな。

撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ

――もし来年の開催が決定した際は、またキャプテンをやりますか?

川瀬 それは幕張(劇場)次第ですけど、正直、もう荷が重いかなって。

伊藤 やっぱり2番手ぐらいが性に合ってる。

畠中 もう2シーズンもリーダーをやっていますからね。リーダーも新鮮にしたいですね。

川瀬 だから、旧・幕張漫才リーグチームでいいよな。俺ら、タモンズ、囲碁将棋、オズワルド、エバースでチームになる。

伊藤 もう、べらぼうに老害チームですね。

はら フレッシュさはないよね。

一同 (笑)

撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ

「皆さんがもっと応援しやすいかたちを考えたい」

――このリーグがあって良かったと思うのはどんな点ですか。

川瀬 これがあって良かったのは、イオンモール幕張新都心のフードコートが夜9時ぐらいまで開いてるんで、ライブ後にみんなで食べるリンガーハットが美味しかったです。

一同 (笑)

川瀬 あとマシン語感とか、あの辺の若手をみんなに知ってもらえたのは良かったですね。ウルトラスーパーコバタナックスとか。

はら そうそう。

伊藤 うちのチームも仲良くなって、みんなで終わりで飲みに行って。ナユタなんかまだ1年目じゃないですか。ホリコシがタバコをちらちら見てきたんで、「吸えるようになりたいのか?」って聞いたら、「はい!」っていうんで。僕、いまホリコシにタバコの吸い方を教えています。

一同 (笑)

伊藤 そういう本当に下の世代と絡める。マシン語感もそうですけどね。

川瀬 そうやな。ほんまに感覚が違うんでね。オレ、2年目のとき、囲碁将棋さんにこれ(銃で撃つポーズ)できへんもん(笑)。

伊藤 できないっすよ(笑)。

畠中 マシン語感と僕らは、今日のライブで初めて会ったんですよね。それでさっき、びっくりしたんですけど、楽屋に戻ったら2人が「すいません、ご挨拶よろしいでしょうか」って。

伊藤 おせえな(笑)。

一同 (笑)

はら そういう驚きもあるから、若手とやりたいのはありますけどね。お母さんを呼んでたりとかね(笑)。

撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ

――若手とベテランが混ざったチーム戦の漫才は、本当にここでしか見られません。

伊藤 そうですね。チーム戦で負けると、やっぱりめちゃくちゃむかつくんでね。

川瀬 そう。負けるとね、ちゃんと帰りの京葉線がツラい。

畠中 京葉線は長いからツラいですよね。

伊藤 あと負けると、M-1に本当に響く。

川瀬 金魚番長とか、ちょっとフォームを崩してましたよ。

一同 (笑)

――それでは最後に、漫才リーグを見守ってくれたファンに向けてメッセージをお願いします!

川瀬 もし来年もあるのであれば、皆さんがもっと応援しやすいかたちを考えたいと思ってます。ふだんは劇場に来られなくても、こういうライブがあると通いやすいじゃないですか。そういうライブになればいいと思いますね。

畠中 確かに! ライブのファンになってくれたらいいですよね。

川瀬 ほんまに、このリーグのファンを増やしたいです。

伊藤 来年からは、“イロモネア方式”を導入しましょう。誰の票が入るかわからない状態。これがいちばんフェアですから。はっきり決めました、いま。

川瀬 できんことはなさそうですけどね(笑)。

はら あと、よく来てくれるお客さんは1回交通費無料とかにしたいね。

川瀬 ケチいな!(笑)。Tシャツとかあげろよ。

一同 (笑)

撮影:とものかつみ
撮影:とものかつみ

公演概要

『よしもと漫才リーグ2025 決勝戦』
会場:ルミネ the よしもと
日程:2026年1月23日(金)
時間:18:30開場/19:00開演/20:30終演予定
料金:前売4,000円/当日4,500円/配信1,500円
※未就学児入場不可
出演:エバースチーム【国立エレファントボイーズ】 VS. ダブルヒガシチーム【笑勝show】

■『よしもと漫才リーグ2025 3位決定戦』
会場:森ノ宮よしもと漫才劇場
日程:2026年1月23日(金)
時間:18:45開場/19:00開演/20:30終演予定
料金:前売3,500円/当日3,800円/配信1,500円
出演:黒帯チーム【漫人】 VS. オズワルドチーム【飛龍】

※各チームのキャプテン以外の出演者の詳細は、追ってよしもと漫才リーグホームページにて発表します。

よしもと漫才リーグ公式サイト:https://www.manzai-league.com/

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