“ピン芸日本一”を決める『R-1グランプリ』の決勝が、いよいよ3月8日(土)に開催されます。今回、決勝の舞台にコマを進めたのは、さや香 新山、田津原理音、チャンス大城、友田オレ、ハギノリザードマン、ヒロ・オクムラ、マツモトクラブ、ルシファー吉岡、吉住の9人。2月2日(日)に都内で開かれたファイナリスト会見では、決勝を前にそれぞれが熱い気持ちをぶつけました。
霜降り・せいや「すごい大会だからもっと広まってほしい」
この日は、決勝でMCを務める霜降り明星(粗品、せいや)と、カンテレの谷元星奈アナウンサーが司会・進行を担当。せいやは、R-1についてこう熱弁します。
「『R-1グランプリ』は数ある賞レースでもいちばん難しい。1人でネタをやることが、いかに難しいことか……。もっと広まってほしい。すごい大会ですから!」
今回のエントリー総数は過去最多の5511人。「(前回より)54人増えています!」と明かす粗品に対し、せいやは「少ない!」「お前、言うな!」と反応して笑わせました。
また、この日の決勝進出発表会見で行われた抽選によって、出番順が決定。決勝当日のネタ順に、意気込みを語ってもらいました。
2023年の王者が再度参戦!
【1】ヒロ・オクムラ
『M-1グランプリ2024』では、ユニット・今夜も星が綺麗でセミファイナリストとなり、一気に知名度を上げたオクムラが初の決勝へ。
M-1の敗者復活戦でのネタ披露後、相方の三福エンターテイメントが「俳優の西島秀俊に似ている」と話題になったことから、ちょっとした迷惑を被っているのだとか。「ピン芸人で初の“じゃないほう”と言われているんです」。とは言いつつも、「ちょっとでも追いつけられたら!」と前向きな姿勢を見せました。
【2】チャンス大城
ディープなエピソードを多数持っている大城が決勝の舞台に初見参! 自身について、「靴擦れしているお客さんは受付で申告したらタダになる『靴擦れ寄席』(に出たり)とか、『挙動不審寄席』でMCをしたときも、アンケートで『MCも挙動不審やから、イジらずイジられず、美味しい食材が目の前で腐っていってる』って書かれたりとか、『ああなったら芸人終わりや』と言われていた」と振り返りながら、「いい結果を出して、(世話になっている)千原兄弟さんにプレゼントしたい」と語りました。
【3】田津原理音
『R-1グランプリ2023』王者の田津原が2回目の優勝を狙う! 昨年は不参加だった田津原ですが、「R-1めっちゃ楽しい! 去年も出ておいたらよかった」と笑顔で語ります。
田津原がピン芸人になる決意をしたのは、芸歴2年目のときにルシファーらがR-1で爆笑をとっているのを見てから。「『この大会で勝ちたい!』と思ってピン芸人になったので、念願が叶った。やっと(ルシファーを)ぶっ潰せますね!」と目標だった芸人に牙をむきました。
吉住「いろんな変形のメンズをぶっ潰せそう」!?
【4】ハギノリザードマン
2023年7月の『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)で優勝し、勢いに乗るハギノが決勝のメンバーに名を連ねました。
昨年の2回戦敗退後、1年間研究を続けたというハギノは「携帯の待ち受けを(昨年王者の)街裏ぴんくにしているんですよ。いちばん可愛い顔のやつを! (それほど)1年間かけてきましたから」と喜びもひとしお。優勝賞金については、「去年の11月に結婚したんですけど、まだ奥さんに指輪を買えてない。高い指輪を買いたいです」と語りました。
【5】ルシファー吉岡
今回で7回目の決勝進出となったルシファー。昨年はファイナルステージで敗退し、あと一歩のところで涙を飲みました。
昨年の決勝で、街裏、吉住と3人で並んだ際、吉住が「髪多い-1グランプリなら優勝だった」と語って会場を盛り上げていたと振り返ります。「そのとき、前に出て『そんな大会にエントリーしたつもりはないけどね!』って、ツッコミでもなんでもない、ただの頑固を出して……あれが悔しい」と振り返って笑わせます。ルシファーは彼らしく終始、下ネタを連発。会場を盛り上げていました。
【6】吉住
『女芸人No.1決定戦 THE W』王者の吉住がR-1の頂点も目指す! 今回のメンバーについて、吉住は「いろんな姿形のメンズたちをぶっ潰せそうで楽しみです」と笑いを誘います。
「今回も坊主のおじさまが2人いらっしゃるので、絶対に負けたくない……」「(昨年は街裏ぴんくが優勝したため)坊主のおじさんにはもう負けたくない!」とコメント。昨年はあと1票で優勝を逃したことから、「優勝してよくない?」と客席に訴えます。
優勝できたあかつきには、「(人生順調に思われがちだが)人生は下積み。本当に人生を豊かにしたい!」と切なる思いを語りました。
「M-1には悪夢もある」
【7】さや香 新山
M-1準優勝経験者の新山がR-1でも決勝へ。新山は登場するなり、「石井やったで~!」とガッツポーズ。トーク中にも「石井にいますぐ電話をかけたい」「(賞金で)石井と旅行に行きたい」と不仲で知られる相方への“愛”を叫んで、会場を盛り上げます。
そんな新山は「時代はR-1です!」と言いつつ、「M-1には夢があるとか、R-1には夢がないとか言いますよね。M-1は夢もありますけど、悪夢もあるんですよ。嫌な夢もたくさんある!」と熱弁。経験者ならではの思いを語って笑わせました。
【8】友田オレ
大学時代から頭角を現し、25歳以下限定の賞レース『UNDER25 OWARAI CHAMPIONSHIP』や『ABCお笑いグランプリ』ファイナリストなど、数々の成績を残す友田が、念願の初決勝進出。
この日の準決勝で、音響オペレーターを用意するのを忘れてしまったという友田は「『今日、落ちたわ』って1回、声に出したんですよ。言ったことで逆にリセットされて、そこから踏ん張れた」とのこと。賞金の使い道については、「でっかい犬を飼いたい」と明かしました。
【9】マツモトクラブ
敗者復活戦からの決勝勝ち上がりを含めると、7回目のファイナリストとなったマツモト。似ていると言われることが多いという人気ドラマ『地面師たち』(Netflix)の豊川悦司演じるハリソン山中スタイルで登場しました。
これまでストレートで決勝に残ったのは、今回を除くと1回のみ。「ストレートで行けた人は、会見のときにタキシードを着させてもらえると思っていたら……。今日、着させてくれないんですか?」と訴えていました。
『R-1グランプリ2025』は、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで3月8日(土)18:30から生放送されます(一部地域を除く)。過去最多エントリーの頂点に立つのは果たして――!?
大会概要
『R-1グランプリ2025』
■決勝
放送日時:3月8日(土)18:30~20:54 ※生放送
放送:カンテレ・フジテレビ系全国ネット
MC:霜降り明星(せいや、粗品)、広瀬アリス
■準決勝
日程:2月2日(日)13:00~
会場:NEW PIER HALL
(東京都港区海岸1丁目11−1 ニューピア竹芝ノースタワー)
MC:はりけ~んず、濱田祐太郎
芸人審査員:なだぎ武、街裏ぴんく
出演:準決勝進出者34人
(ヒロ・オクムラ、苺ちゃん、真輝志、ZAZY、ホロッコこまり、ハギノリザードマン、須藤ジム、カシ、田津原理音、トンツカタン お抹茶、kento fukaya、友田オレ、金澤TKCファクトリー、岡野陽一、チャンス大城、ソマオ・ミートボール、中野なかるてぃん、ヒューマン中村、ななまがり 初瀬、かが屋 賀屋、かが屋 加賀、キンタロー。、ルシファー吉岡、今井らいぱち、紺野ぶるま、ふかわりょう、どんぐりたけし、ヤナギブソン、さや香 新山、ウエストランド 井口、こたけ正義感、マツモトクラブ、ヒコロヒー、吉住)※エントリー番号順
配信チケット:3,500円
配信チケット販売サイト:FANY Online Ticket
配信チケット販売期間:2月4日(火)8:00まで
見逃し視聴:2月4日(火)12:00まで
『R-1グランプリ2025』公式サイトはこちらから。