女性芸人の中から“笑いの女王”を決める『女芸人No.1決定戦 THE W2020』(日本テレビ系)のファイナリスト発表会見が、10月29日(木)にオンラインで開催されました。決勝に残ったのは10組。12月14日(月)に生放送される決勝に向けて、それぞれのキャラたっぷりに、意気込みを語りました。
『THE W』は、今年で4回目の開催。プロ・アマチュア、芸歴、芸風、人数など一切問わず、純粋にネタの面白さで、女性芸人日本一の座と優勝賞金1,000万円をかけて争う“異種格闘技戦”です。
今回、過去最多の646組がエントリーした中でファイナリストになったのは、Aマッソ(村上、加納)、オダウエダ(小田結希、植田紫帆)、スパイク(松浦志穂、小川暖奈)、TEAM BANANA(藤本友美、山田愛実)、にぼしいわし(にぼし、いわし)、はなしょー(杵渕はな、山田しょうこ)、紅しょうが(熊元プロレス、稲田美紀)、ぼる塾(あんり、きりやはるか、田辺智加)、ゆりやんレトリィバァ、吉住の10組。
MCは、フットボールアワー・後藤輝基と日本テレビアナウンサーの水卜麻美。大会サポーターは、EXIT(りんたろー。、兼近大樹)とモデルの生見愛瑠(めるる)が務めます。
初出場組が牙を剥くか!?
昨年の優勝者、3時のヒロイン(福田麻貴、ゆめっち、かなで)がテレビなどで引っ張りだこになるなど、賞レースとしての存在感がますます高まっている『THE W』。
今回、初出場となったぼる塾は、そんな3時のヒロインを意識。あんりとはるかは、かなでとNSC(吉本総合芸能学院)の同期ということから、「続けて私たちも優勝したいですね」とあんり。はるかも「優勝したいです!」と繰り返します。
MCから「緊張しているんですか?」とツッコミが入ると、はるかは「まったくしていないでーす」といつも通りのマイペースさを見せました。
また、「この場を借りてどうしても伝えたいことはありますか?」という質問に、「KAT-TUNの亀梨(和也)さんの20年のファンをしているんですけど」と田辺。「私の輝く姿を、ぜひ亀梨さんに観ていただきたいです!」と訴えました。
初出場で気合いたっぷりなのはオダウエダ。「まだ信じられていないですね」「嬉しいです」と安堵感たっぷりにコメントします。先輩でお世話になっているというピン芸人・三浦マイルドにはすでに報告していて、「ろくでもない先輩ですけど、大好きです。『良かったね!』と言ってくれたのですが、(あまり響いていないため)またあとで強めに言っておこうと思います」とのこと。
一方、13年目のTEAM BANANAも初出場。山田がこう語ります。
「1回目から参加はしているんですけど、ずっと準決勝で敗退していまして……。(後輩が売れてきているため)どんどんみんなが気まずそうな顔をするんですよ。これ以上そんな顔をさせたくない」
すると、藤本も「本当に泥水すすっている芸人がいっていない(優勝していない)」と一言。「劇場で頑張っている芸人に夢を与えないと」と意気込みました。
TEAM BANANAと若手時代からライブをともにしたと言うのは、こちらも初出場のスパイク。小川は「2組とも、1年目のときから『ネクストブレイク』って13回(芸歴分)言われていますから!」と嘆きます。後輩がどんどん売れていく状況に、松浦も「飛び込み・飛び出し(ライブ直前まで別仕事をして、ライブ終了後すぐに別仕事に向かうこと)もせず、入り時間にちゃんと入っていた。私たちも飛び込み・飛び出しをしたい!」と切に願っていました。
初代女王ゆりやんはボケまくり
2年ぶり2度目の決勝進出の紅しょうがは、ハイヒール・リンゴから「アンタら今年アカンかったら、もう無理やで」と尻を叩かれたと言い、熊元は「ほんまに行けてよかったなと。『ざまぁみろ!』って思います」とポツリ。周囲から言葉遣いについてツッコまれると「語尾間違えました!」と“訂正”して笑いを誘いました。
一方、賞金の使い道について訊ねられた稲田は「リンゴ姉さんが最近、猫を飼われたので、エサくらいはおごろうかな」と話していました。
THE W初代王者のゆりやんは、自分のペースを崩すことなくボケ倒し。ライバルを「マイケル・J・フォックス」と言ったり、キャラになりきって受け答えしたりとやりたい放題です。
思わずスパイク・松浦から「ゆりやんってさ、いつ本当のこと聞けるの? 一度も本当のこと聞いたことないんだけど!」とツッコミが入りますが、賞金の使い道を聞かれても、「やはり、育てていただいたので、親に……見せます」と本気のような、いい加減のような。さらに前回の賞金の使い道を聞かれると、「月並みなんですけど、ぜんぶ鼻に詰めました」と、結局、ゆりやんワールド全開でした。
会見では、決勝のブロック分け抽選も実施。決勝では、それぞれのブロックで順番にネタを見せていき、勝ち残り方式で上位1位を決めます。そして、A・Bブロックの1位同士が決勝で戦い、“新女王”が決定します。
【Aブロック】
A-1 TEAM BANANA
A-2 オダウエダ
A-3 にぼしいわし
A-4 紅しょうが
A-5 スパイク
【Bブロック】
B-1 Aマッソ
B-2 ゆりやんレトリィバァ
B-3 吉住
B-4 はなしょー
B-5 ぼる塾
『女芸人No.1決定戦 THE W2020』は12月14日(月)20:00~3時間番組で生放送。
公式サイトはこちらから。