激戦の末、ガクテンソクが王者となったベテラン芸人たちによる賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』(5月18日開催)。その興奮も冷めやらぬなか、大会のグランプリファイナル、ノックアウトステージで活躍した漫才師たちが集結した『THE SECOND ライブツアー’23-24~今、全盛期の漫才師達~』が、5月26日(日)に東京・有楽町よみうりホールで開催されました。今後、大阪、福岡とまわるツアー初日の様子をレポートします!
本番とはまったく違う雰囲気でファン魅了
当日は、出演メンバーが異なる2回の公演が開催されました。その2回目のステージには、2024年王者のガクテンソクをはじめ、グランプリファイナルに進出したザ・パンチ、金属バット、ななまがり、初代王者のギャロップ、昨年ファイナリストの囲碁将棋、マシンガンズ、ランジャタイ、さらには今年のノックアウトステージに進出したショウショウ、リニアが登場(1回目のステージには、タモンズ、超新塾、かもめんたる、ロビンフットが出演しました)。
それぞれが熟練の漫才を披露するだけでなく、ななまがりの自己紹介ネタをザ・パンチやランジャタイがやったり、ガクテンソク・奥田修二がザ・パンチのパンチ浜崎の登場ものまねを演じたりと、緊張感あふれる『THE SECOND』本番の真剣勝負とは打って変わったムードで、ファンを喜ばせます。
自撮りで盛り上がるマシンガンズ・滝沢
また、ネタだけでなく、2組に分かれて「来場者からの質問・要望に芸人たちが答える」というトークコーナーも行われました。
前半は、囲碁将棋、ショウショウ、ギャロップ、マシンガンズ、ななまがりの5組が登場。
まずは、昨年準優勝のマシンガンズ・滝沢秀一が広めた「自撮りおじさん」が話題に。おじさん芸人がSNSに“自撮り”をアップするというものですが、一時はX(旧Twitter)で「#自撮りおじさん」がトレンド入りするほどに。「みんなにやってほしくて!」と大興奮の滝沢は、ショウショウらとともに写真撮影をして客席を湧かせました。
客席から「自己紹介が苦手」という声があった際には、ななまがり・森下直人が返答。「私は……」とお手本を披露して爆笑をさらったり、ショウショウが『THE SECOND』に出場した理由はマネージャーからの土下座がきっかけだった!?という話が浮上したり、いろいろな芸人を『THE SECOND』に誘っている囲碁将棋に「来年は誰を誘うのか?」という質問が出たりと、大盛り上がりでした。
ランジャタイのような人生を生きるには…
後半のメンバーは、ランジャタイ、ザ・パンチ、ガクテンソク、金属バット、リニアの5組です。冒頭では、金属バット・小林圭輔とリニア・しょうへいの「デカ坊主」コンビが並んで爆笑を起こします。
「ランジャタイのような人生を生きるにはどうしたらいいのか?」という質問には、国崎和也が答えます。「食レポでディレクターに顔ギリギリまで近づけられて『絶対に食べてください』と言われても、『絶対に食べません』って(返す)」と自己を貫き通す大切さ(!?)を説きました。
このほか、「しょうへいの衣装の種類がわからない」という疑問が投げかけられたり、「16年前のM-1グランプリで披露したザ・パンチのネタの一部が聞きたい」というリクエストが出たりと、客席からはさまざまな声が飛んできました。
エンディングでは、滝沢の自撮り棒を使い、出演者と客席を入れて記念撮影。大盛り上がりのなか、ベテラン芸人が繰り広げたライブは幕を閉じました。
公演概要
THE SECOND ライブツアー‘23-24〜今、全盛期の漫才師達〜
【大阪公演】
日時:6月23日(日)
①12:45開場/13:30開演
出演:囲碁将棋、 金属バット、ギャロップ、ザ・ぼんち、母心、ハンジロウ、マシンガンズ、モンスターエンジン、ヤング、ラフ次元(※五十音順)
②16:15開場/17:00開演
出演:囲碁将棋、 金属バット、ギャロップ、ザ・ぼんち、タモンズ、ダブルアート、母心、ハンジロウ、マシンガンズ、ラフ次元(※五十音順)
場所:COOLJAPAN PARK WWホール
【福岡公演】
日程:7月15日(月祝)
①12:45開場/13:00開演
②15:15開場/15:30開演
③17:45開場/18:00開演
出演:囲碁将棋、 ガクテンソク、金属バット、ギャロップ、ザ・パンチ、シャンプーハット、タモンズ、流れ星☆、ななまがり、ヘンダーソン、マシンガンズ(※五十音順)
※タモンズは①のみ、ななまがりは②③の出演
場所:よしもと福岡 大和証券劇場
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