ボランティアの魅力を発信し、活動への“はじめの一歩”を後押しするための東京都主催のイベント『つながる!!Tokyoボランティアフェスタ2025』が、2月24日(月)に東京国際フォーラム で開催されました。当日は、銀シャリ(鰻和弘、橋本直)やガクテンソク(よじょう、奥田修二)、紅しょうが(熊元プロレス、稲田美紀)、エバース(佐々木隆史、町田和樹)ら総勢19組もの芸人やタレントが出演。漫才やコント、クイズといった盛りだくさんのプログラムを通じて、ボランティアについて啓発活動を行いました。

熊元プロレス「帰ったら42℃の風呂入りや~」
イベント会場では、吉本興業の協力でお笑い芸人やボーイズグループが出演するステージ企画があったほか、ボランティア団体・企業の交流・体験ブースなどが並びました。
最初のステージは「レイザーラモンRGのボランティアあるあるクイズ!」のコーナーです。この日の参加団体や、ボランティア経験のある芸人から聞いた、ボランティアに関する“あるある”をクイズ形式で出題。正解は、RGが歌に乗せて発表します。
解答者は、銀シャリ、バンビーノ(藤田ユウキ、石山タオル)、おかずクラブ(オカリナ、ゆいP)、紅しょうが、かけおち(青木マッチョ、赤木細マッチョ)の5組。少し肌寒い会場に登場した紅しょうが・熊元プロレスは「女子〜! ちょっと寒すぎんで〜! 帰ったら42℃の風呂入りや〜!」とアドバイスして、会場を沸かせました。
“スティーブ・ジョブズ”のモノマネ姿で登場したRGは、円広志やX JAPANの名曲にのせて“あるある”を熱唱! 「初めてのボランティアあるある」として“事前に近くのトイレ探しがち”や、「ボランティア活動後あるある」の“楽しくて帰るタイミング見失いがち”といったエピソードを紹介しました。
途中、かけおち・赤木から「本日付けで赤木細マッチョに改名します!」というサプライズがありつつ、大いに盛り上がったクイズイベントでした。


吉本興業「手話ブ!」がレクチャー
続く「災害時支援ボランティア体験講座」には、ガクテンソク、石井ブレンド、ヨネダ2000(誠、愛)、ボーイズグループ・OCTPATHの西島蓮汰と四谷真佑、タレントのハシヤスメ・アツコが登場。ここでは「傷病者の搬送」や「包帯法」「AR訓練機器体験」を紹介します。
出演者は、東京消防庁の職員や東京消防庁災害時支援ボランティアのレクチャーを受けながら、「2人吊り上げ搬送法」を体験。また包帯(三角巾)を頭に巻いたり、ARゴーグルを装着して炎や煙が再現された臨場感のある「初期消火」に挑戦したりしました。


「楽しく学ぶ手話講座」のコーナーでは、吉本興業の「手話ブ!」のメンバーから“部長”のカエルサークル・ソイのほか、麒麟・田村裕、チーモンチョーチュウ・菊地浩輔、ピン芸人の上河内貴人が登場して、来場者に手話をレクチャー。手話に初挑戦するかけおちの2人も、お客さんと一緒に学びます。
手話を交えたショートコントで笑わせたり、手話で表現された短文の意味を当てるクイズをしたり――。初心者でもわかりやすく学べるため、小さな子どもたちも積極的に参加して、会場は和気あいあいとした空気に包まれました。

「ボラ-1グランプリ」優勝はエバース!
この日最後の企画は、芸人たちがボランティアをお題にしたネタを披露し、お客さんの投票で1位を決める「ボラ-1グランプリ」です。ナイチンゲールダンス(中野なかるてぃん、ヤス)、ヨネダ2000、おかずクラブ、中村ひでゆき、エバースの5組が、この日だけのスペシャルなネタを披露しました。
お客さんによる投票の結果、優勝したのはエバース! すると、高齢者にお弁当を届けるボランティア活動をしている中村が、納得できない様子で「誰だよ主催者?」とボヤきます。MCのガクテンソク・奥田が「東京都ですよ」と教えると、中村は「 相手がデカすぎるわ……すみませんでした」と態度を一変させ、笑いを誘っていました。

そのほか、会場内には「やさしい日本語講座」「手話勉強会」などのワークショップや、「公益財団法人 東京都つながり創生財団」など13の団体のブースが出展。
東京都の国際スポーツ事業部によるブースでは、2025年に東京で開催される2つの国際スポーツ大会(東京2025世界陸上、東京2025デフリンピック)の応援メッセージを募集していたほか、「淑徳高等学校 社会福祉部」は高校生ならではのボランティア活動内容を紹介するなど、各団体が工夫をこらして取り組みを紹介しました。
おかずクラブやガクテンソクも、来場者と一緒にブースを見学し、楽しみながらボランティア活動について学んでいました。
