マヂラブの“サイコ”な願望に東野が電話ガチャ切り!? 爆笑の2021年を振り返る『FANYアワード』開催

吉本興業のエンターテインメント統合サービス・FANYで2021年にもっとも愛された芸人を表彰する『FANYアワード』が1月8日（土）に開催され、その模様がオンラインで配信されました。東野幸治、南海キャンディーズ・山里亮太、ぼる塾・あんりら豪華MC陣に加え、賞レースのファイナリストや、各劇場を盛り上げた人気芸人たちが続々出演！　芸人たちの2021年の知られざる活動記録や、密かに起こっていた珍事件も掘り起こされ、爆笑エピソード満載の3時間となりました。

見取り図・盛山に東野がムチャぶり！

イベントでは、MCの東野、山里、あんりの3 人が「配信チケット売上枚数ランキング」「FANYチャンネル部門視聴時間ランキング」など、各賞のランキングを発表していきます。

そんななか、会場には「FANYクラウドファンディング」のサポーター数ランキングで2位となった天竺鼠・川原克己が登場。昨年１月に開催予定だった東京・ルミネtheよしもとの単独ライブがコロナ禍の影響で中止になり、急遽、クラウドファンディングサイトで「緊急事態宣言で中止になった単独ライブを無観客無配信で開催したい」と題して支援を募集しました。川原は、無事に行われた「無観客・無配信」ライブをこう振り返ります。

「ルミネtheよしもとという素晴らしい劇場で1時間半の予定だったんですけど、僕が楽しくなっちゃって、2時間40分やってました。だれも見ていないのに、その時期、いちばん忙しかったミルクボーイ（駒場孝、内海崇）をゲストに呼びました」

文字通り、本当にだれも観ていない「無観客・無配信」をやってのけた彼らですが、さらなる野望が……。「いま構想中なんですけど、“配信あり、お客さんあり、演者なし”のライブをやりたいです。僕のなかでは新ネタを作って、それをやらない」と言う川原の自由奔放ぶりに、会場は大爆笑となりました。

「FANYチケット部門先行販売抽選受付数ランキング」で3位と5位にランクインした見取り図・盛山晋太郎には、電話で祝福することに。この1年、大忙しだった見取り図は昨年、東京・大阪間を290回ほど往復したといいます。東野から「3、4月くらいから、ネタになると思って（往復数を）数えてたんでしょ？」と吹っ掛けられた盛山は、「そんなんやめてくださいよ！」と言いつつ、最終的には一昨年の11月から数えていたと白状していました。

その後も盛山イジリは止まらず、ラップが得意な彼に3つのお題で「即興ラップ」をムチャぶりする一幕もありました。

マヂラブ村上が掲げる「FANYカジノ」構想

2021年、FANYでもっとも輝かしい功績を収めた「最優秀芸人賞」を受賞したのは、マヂカルラブリー・野田クリスタルでした。FANYクラウドファンディングで募った「世界中とオンラインで遊べる超面白『スーパー野田ゲーWORLD』をみんなで作りたい」企画の成功、芸人が指導するという前代未聞のトレーニングジム「クリスタルジム」（東京都新宿区）のオープンなど、FANYの広がる可能性を示したことが受賞へとつながりました。

電話で胸中を問われた野田は、「獲るべくして獲った賞。手応えしかありませんでした」とコメント。さらに、2020年のM-1優勝で“環境”が激変したと語ります。

「社長に『ジムを作りたいんですけど』って言ったら3カ月後にできて、ゲームも数年前から作りたいって言ってたんですよね。チャンピオンになって（夢が）すんなり叶うようになったんで、M-1ってスゴいんだなって」

野田は、最優秀賞受賞の特典として「FANYで夢叶えたる権」を獲得。さっそく、なにをやりたいか聞かれますが、その中身に東野が途中で電話を切る事態に！　そのあまりに“サイコ”な願望とは――。

「闘技場に売れていない芸人を2人ほど呼んで、好きな武器をとらせて、殺し合いをしてもらう『FANYコロシアム』というのを考えてるんですけど……」

隣にいた村上にも一応、と“願い”を聞いてみると、こちらもこちらで「『FANYカジノ』をやりたいです。花札、トランプ、サイコロとか」と熱弁し始めます。「法律に違反するバクチですか？」と確認する東野に「そうです！」と即答したところで通話終了。山里が慌てて、「電波のほうが混線しておりまして……」とフォローしていました。