“ピン芸日本一”を決める『R-1グランプリ2023』のファイナリストが、今年も決まりました。今回、エントリー総数3537人のなかから勝ち残ったのは、サツマカワRPG、寺田寛明、Yes!アキト、ラパルフェ・都留拓也、コットン・きょん、カベポスター・永見大吾、田津原理音の7人。さらに復活ステージ1人の計8人が、3月4日(土)に行われる優勝を目指して激突します。アインシュタイン(稲田直樹、河井ゆずる)がMCを務めた2月11日(土)の発表会見では、それぞれが熱い気持ちをぶつけました。
トップバッターのYes!アキトの反応は!?
決勝は、7人+復活ステージの1人によって1stステージが行われ、5人の審査員の合計得点が高い2人がFinalステージへと進出します。抽選によって決まった決勝当日のネタ順は以下の通りです。
【1】Yes!アキト
トップバッターを引き、「最悪ですよ〜!」と嘆いたアキト。決勝への気持ちを問われると、彼らしくギャグを連発。
「(名前を)呼ばれたときはソーシャルディスタンスバンザイって感じだったんですけど、感動でピエン通り越してジエン(ド)って感じでしたね!」
そんなアキトは昨年、復活ステージから決勝へ進出しました。今回、復活ステージに挑むライバルに対しては、「負けずに戦ってほしい。(気持ちが)すごくわかります」とエールを送りました。
【2】寺田寛明
3年連続決勝進出と、今年こそ優勝したい寺田。「平場のトーク能力が本当になくて。過去のR-1のネタ終わりのトークでも、(決勝MCの)霜降り明星さんに迷惑をかけている」とコメント。「ネタだけ頑張り、ま、す」と言葉に詰まると、MCのアインシュタイン・河井がすかさず「電波悪いな……。寺田だけ、フリーのWi-Fi拾ってる?」と、相変わらずの様子にツッコミを入れました。
ライバルについては、見た目が似ているという理由からカベポスター・永見の名をあげ、「同時に決勝に上げてもらえると思っていなかったんで、視聴者の皆さんに区別をつけてもらえるように頑張ります!」と話しました。
【3】ラパルフェ・都留拓也
阿部寛、森泉、大泉洋、アニメーション映画『トイ・ストーリー』のウッディのモノマネでおなじみの都留。決勝は初出場となります。そんな都留は「いろんな人にお礼を言わなきゃいけなくなると思うのですが……出せるものを、ぜんぶ出したい」と意気込みを語りました。
続けて、「『トイ・ストーリー5』の制作が決まったらしいので、(結果が悪くても)最悪大丈夫!」と語って、会場の笑いを誘いました。
カベポスター永見「オール84点を取りたい」
【4】サツマカワRPG
2年連続出場のサツマカワは「ラストイヤー制度を撤廃していただきたい!」と吠えます。同じラストイヤーであるコットン・きょんとアキトを見ながら、「まずオレが優勝します。そして、きょんとアキトがめちゃめちゃに爪痕を残します」と挑発。そんな2人には、関係者に「来年もラストイヤー組を見たい!」と思わせられるように頑張ってほしい、と託しました。
出場できない「11年目以上」のピン芸人たちの想いのたけを伝えたサツマカワですが、河井から「僕にはなんの権限もないけど、言わせていただいていいですか? (ルール撤廃は)無理です!」と切り捨てられていました。
【5】カベポスター・永見大吾
昨年末の『M-1グランプリ2022』でカベポスターとして、トップバッターながら強烈なインパクトを残した永見が初の決勝へ。
本職はコンビですが、R-1に挑戦し続けていて念願のファイナリストだったとのこと。思いを語るなかで「M-1のほうでなしえなかった、審査員さんからオール84点を取りたい」とコメント。M-1で話題となった、自分たちの点数を引き合いに出しつつ笑いを誘うと、河井から「その件はお収めいただけないでしょうか?」と声をかけられていました。
【6】敗者復活枠
今年は、3月3日(金)に復活ステージの様子を民放公式テレビ配信サービス「TVer Special Live」で無料生配信。視聴者のインターネット投票で、 決勝への切符を手にする最後の1人が決定します。
想いを背負った「元気玉」みたいなネタ
【7】田津原理音
大阪の「よしもと漫才劇場」で実力を磨いてきた田津原が初の決勝へ。今回のネタは、劇場のメンバーとともにつくり上げたと言います。
「10カ月前から、今回のネタをやり続けているんですよ。僕のライブを観に来てくれていたお客さんは、(同じネタをやり続けるため)、寄席に来なくなりました!」と苦笑い。そんななか、毎回、出番が終わるたびに劇場の仲間たちがアドバイスをくれたと振り返り、河井は「みんなの想いを背負っている。(ドラゴンボールの)『元気玉』みたいなネタ」とたとえました。
【8】コットン・きょん
『キングオブコント2022』準優勝で波に乗っているきょん。「優勝して、R-1には夢があるんだぞと証明します!」と、話題となったM-1王者・ウエストランドのネタに触れつつ、力強く宣言しました。
そんななか、相方の西村真二が会場にかけつけていることが明かされると、客席で見ていた西村が席を立って「ヒューヒューだよ!」と応援。河井から「お座りください!」と注意を受ける一幕も。
決勝当日の出番順は8番。横にすると「∞」に。きょんは「(所属している)『ヨシモト∞ホール』を背負って戦えそうです!」とポーズを決めていました。
『R-1グランプリ2023』は、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで3月4日(土)19:00から生放送されます(一部地域を除く)。
開催概要
■『R-1グランプリ2023』復活ステージ
日程:3月3日(金) 開場17:45 / 開演18:30(予定)
会場:時事通信ホール(東京)
※チケット情報など詳細は後日公式HPにて発表します。
番組概要
『コーエーテクモゲームス PRESENTS R-1グランプリ2023』
放送日時:3月4日(土)19:00~20:54
放送:カンテレ・フジテレビ系全国ネットにて生放送(一部地域除く)
MC:霜降り明星、広瀬アリス
『R-1グランプリ2023』公式サイトはこちらから。