大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場を代表する、選ばれしイケメン芸人たちが集結する『超イケメン寄席～どう考えてもこの中で俺が一番イケメンなの、なぁぜなぁぜ？～』が、2月20日（火）にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで開催されました。今回は、いつものSSホールよりも大きな会場への特別出張公演！ 芸人たちもいつもの寄席とは一味違うイケメンパフォーマンスを繰り出し、まるでアイドルのコンサートのような盛り上がりを見せていました。
このイベントは、かつて森ノ宮よしもと漫才劇場で開催され、人気を集めた企画をパワーアップさせた超豪華版！ 芸人たちが、笑いの量よりも（！？）カッコよさやキラキラした魅力でお客さんを沸かせます。しかも会場には、お客さんは“推し”のコンビカラーのペンライト持ち込みや応援うちわの持参もOK！ という特別版です。
プロのヘアセットで全員がイケメンに変身！
MCの祇園（木﨑太郎・櫻井健一朗）がステージに姿を現したとたん、客席のペンライトが祇園のコンビカラーであるイエローに！ この様子を見て2人は大喜びです。この日は、特別にヘアスタイリストに入ってもらい、出演者全員がカッコよくヘアセット。木﨑も、髪にイエローを入れてイケメン度アップをはかっていました。
まずはネタのコーナーですが、ここでもいつもと違って、コンサートさながらに客席はオールスタンディング！ トップバッターを飾ったのは黒帯（大西進・てらうち）です。丁寧なヘアセットの効果もあって、キラキラ度がアップした2人に「キャー♡」と自然と黄色い声が。アイドルさながらの反応に大西が「36（歳）やで！？」とシブくツッコんでいました。
ダブルヒガシ（大東翔生、東良介）は、登場するやいなや舞台を右に左にと大きく使って、「俺たちが～！」（大東）、「ダブルヒガシ！」（東）とアイドルさながらの自己紹介。東は前髪を下ろしたヘアスタイルで「いいね～」と大東からも好評です。一方、大東もゴールドのメッシュが入った無造作ヘアでおしゃれ度アップ。
お次は隣人（中村遊直、橋本市民球場）です。ネタ中、客席に降りるという大サービスを繰り出した橋本。ファンだという女性ひとりをステージの階段に座らせ、目を見つめて尾崎豊の『I LOVE YOU』を熱唱するという、“夢のような”ひとときが流れました。
ツートライブ（たかのり、周平魂）も、ふだんよりシブさが増し増し。周平魂はボケるたびにイケメンの表情を客席に向け、たかのりはツッコむたびに切れ味のポーズを決めます。
そして前半のネタコーナーの最後を飾るのは、MCも務める祇園。客席まで降りてハイタッチに加え、久々に「木﨑ッス」も飛び出して、祇園ファンにはたまらないひとときになりました。
お姫様抱っこにイケメンワード連発！
企画コーナーでは、これからのイケメン芸人枠を担う若手芸人たちによる「NEXT イケメン コンビオーディション」が行われました。オーディション合格者は、後半のネタブロックに出演できるとあって力が入ります。
お題は「セルフナレ イケメンつかみ」。ネタで大切な“つかみ”で、いかにイケメン度をアピールできるかを競うというものです。
トップバッターの20世紀（しげ、木本悠斗）は、転んだしげを、スライディングで駆けつけた木本が助け、さらにしげをお姫様抱っこ。しげの「カッコいいよね～！」と惚れ惚れした様子に、思わず会場からは「キャー♡」という歓声が。
イチオク（タケヤ、けんしろを）は「惚れさせた女は1億人、惚れた女はただひとり」とシビれる決め台詞で高ポイントを狙います。空前メテオ（大門正尚、茶屋）は、素敵なファッションに身を包んでイケメンの空気を醸し出しますが、大門のサスペンダーの背中のバックルが外れてしまうというハプニングに見舞われ、大笑いが起きていました。
エナマキシマ（坂田浩輝、グレン世紀）は、グレン世紀がヘリコプターに乗ってさっそうと現れるという演出でイケメン度を上げていきます。ぎょうぶ（為国、澤畑健二）は、澤畑はメガネを外して登場。為国は、前髪で「髪ハート」をつくって客席にアピールです。
さらに、「関西きってのイケオジコンビ」とアピールしたのは牛ぺぺ（おねえちゃん、ゆたか）。華山（やすい、にこらす）は、「今日、来ていただいてキュンで～す！！」「ずっキュンだ～！！」と、にこらすがキュンを連発していました。
厳正なる審査の結果、後半のネタコーナーに出演できるのは20世紀に決定！ ここで木本が「いいよ！ 祇園さん、もう1本やって」とイケメン台詞を放ち、しげが「カッコいいよね～！！」とシビれていました。
あの芸人がローランドに変身！？
後半のネタコーナーのトップバッターはフースーヤ（田中ショータイム、谷口理）。中華コレクションをイケメンバージョンでお届けし、会場を沸かせます。ラニーノーズ（洲崎貴郁、山田健人）も、“アイドル”洲崎のイケメンぶりがじっくりと楽しめるコントで魅せました。
オリジナルソング『きみどり』のコール＆レスポンスで会場を大いに沸かせたのは、セルライトスパ（肥後裕之、大須賀健剛）。大須賀のセクシー＆ワイルドな衣装はひときわ輝いて見えました。
オーディションを勝ち抜いた次世代イケメンコンビ、20世紀は、壁ドンなど木本のイケメンぶりが詰め込まれたコントネタで、観客の心を鷲掴みに。滝音（さすけ、秋定遼太郎）は、さすけが裸にジャケット、秋定は胸元を大きく開けた白シャツでステージに現れドキドキ♡ 吉田たち（ゆうへい、こうへい）は、おそろいのシルバーのヘアスタイルに黒のスーツで、普段よりもクールな出で立ちで漫才を披露しました。
最後の企画コーナー「イケメン軍VS心イケメン軍！ かっこよすぎウォーズ！」でも、ネタで登場したイケメン芸人たちに加え、見た目がカッコいいイケメン芸人と、心優しい心イケメン芸人たちが勢ぞろい！
「イケメン軍」は、リーダーの令和喜多みな実・河野良祐を筆頭に、パーティーパーティー・きむきむ、豪快キャプテン・べーやん、 武者武者・濱坂恭平、生ファラオ・東武志、cacao・浦田スタークが登場。
「心イケメン軍」は、ダブルアート・タグをリーダーに、パーティーパーティー・ひらかわ、デルマパンゲ・迫田篤、 鬼としみちゃむ・ 鬼沢さん、マイスイートメモリーズ・花谷豊、豪快キャプテン・山下ギャンブルゴリラたちがステージに。
「心イケメン軍」の花谷は、いつものハットを脱ぎ捨てて、豊かな人工毛をたっぷりと頭頂部にセットして挑んでいました。鬼としみちゃむ・鬼沢さんはヘアセットの際に「（ホストの）ローランドさんみたいにしてください、と伝えた」とのことで、見事、イケメンに変身！ 会場を沸かせていました。
