“音楽と笑いの融合”をテーマにした吉本新喜劇・小籔千豊主宰のフェス『KOYABU SONIC』(コヤソニ)。2019年以降、コロナ禍で中断されていたこの一大イベントが、9月16日(土)、17日(日)、18(月・祝)にインテックス大阪4号館、5号館で、4年ぶりに開催されます。ここまで超豪華なアーティストや芸人の出演者が続々と発表されてきましたが、7月24日(月)にその第3弾となる追加出演者が発表されました。注目のアーティスト3組、芸人3組とは!?
荒川が感激「大先輩たちが青春している!」
「本当にみなさんのおかげで、チケットもいい感じに売れておりまして。『今年、赤字やったら、もう来年からはできない』という覚悟でやっておりましたが、なんとかいけそうな雰囲気になっております。楽しみです!」
久しぶりの開催となるコヤソニに、小籔も手ごたえを感じている様子でこう語ります。ここまで発表された出演者は、小籔が所属するバンド・ジェニーハイに加え、ゲスの極み乙女、クリープハイプ、サンボマスター、きゃりーぱみゅぱみゅ、yama、ちゃんみな、アイナ・ジ・エンド、新しい学校のリーダーズ、Awichなどのアーティストのほか、千鳥、かまいたち、見取り図など人気芸人たちがズラリ。
この日、都内で開かれた会見のMCをつとめた“コヤソニアンバサダー”のエルフ・荒川も、「コヤソニしか勝たん! ハッシュターグ!」と意気込みます。
会見には、小籔も参加するバンド「バレンシアガ」のメンバーの千原ジュニア(千原兄弟)、フットボールアワー(岩尾望、後藤輝基)も登場。バンドは、彼らがコラボするYouTubeチャンネル「ざっくりYouTube」をきっかけに結成され、最終日(18日)のオープニングアクトを飾ります。
もっとも、ドラムスの小籔、ヴォーカルの後藤はともかく、エレキギターのジュニア、ベースの岩尾は1回、東京・ルミネtheよしもとのステージで演奏を披露しただけの、ほぼ素人。岩尾が「プロには、テクニックで勝てないと思いますが、(自分たちの)初期衝動みたいな……ボヤボヤしてたら食われちゃうんじゃないかなって……」と意気込みを語っていると、ジュニアが「なにを言うてんねん。“古い学校の番長ズ”が」と出演アーティストの“新しい学校のリーダーズ”にかけてヤジります。
気を取り直して、「ただのおじさんのコピーバンドでしかないんですけど、それ以上のものを感じてもらえる演奏ができたら」と力を込める岩尾に、荒川は「私からしたら大先輩の皆さまが、逆にいま青春!」と感動していました。
まさかの川畑泰史登場で大爆笑
そして、注目の第3弾アーティスト3組の発表へ。追加アーティストは、「ちゅ、多様性。」「スマイルあげない」などヒット曲を連発する“あのちゃん”ことano、「ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル」に登場する“6000年に1人のアジア・スター”の異名を持つペリー・キー。
そして、最後の3人目はこの会見の場に登場する、と“前フリ”があって発表されたのは……吉本新喜劇の川畑泰史! おなじみの登場ギャグ「カーッ!」を披露しながら、コヤソニにかける思いを熱く語ります。
「若いときから、切磋琢磨しながらともに成長してきた小籔くんのビッグイベントです。小籔くんがいなかったら、いまの僕もないんじゃないかと思える存在です。思い切ってやらせていただきます。よろしくお願いします!」
川畑はそう言うと、用意されたイスには座らず、すぐに退席。「時間あるでしょ」と後藤がツッコめば、ジュニアも「イスを置いて座れへんって、陣内(智則)の離婚会見以来ちゃう?」とコメントして笑いを誘います。
続いて、追加出演芸人3組の発表です。金属バット、そいつどいつに次ぐ最後の追加芸人は会見場に登場するとのこと。そして、ここで登場したのは……2度目の川畑!
川畑は同じ登場ギャグと同じ挨拶をして、今回も椅子に座らずに退席。ジュニアも再び「椅子を置いて座れへんって……」とコメントすると、後藤が「そこまでがセットなん?」とツッコんでいました。
また今回は、小籔がライフワークにしているオンラインゲーム「フォートナイト」エリアが設けられ、有名ゲーマーたちが参戦予定になっています。そして、そこに参加する芸人が会見場に登場しますが……その名も川畑泰史! またしても同じ登場ギャグ、同じコメントを残して椅子に着席せずに退席しましたが、ジュニアのコメントは「会見、椅子、陣内やで」と大幅に簡略化され、大笑いとなりました。
「コヤソニが薄なるって!」
会見では、バレンシアガの“仕上がり具合”も話題に。当日は、BLANKEY JET CITYの『PUNKY BAD HIP』を演奏予定の彼らですが、その練習状況について聞かれた小籔は、ジェニーハイのツアーも抱えているため、「パンパンですね」とポツリ。それでも「(ここからは)『PUNKY BAD HIP』に集中したいと思います!」を意気込みます。
ジュニアは、ギターの先生に週1回、教えてもらいながら練習していると明かし、「めちゃくちゃ難しいですけど、もうやるしかないな、と思ってやっております」とコメントしました。
一方、YouTube番組でたびたび“心が折れた”発言をしていた岩尾は、「あまりにも目標が高すぎて、そのレベルにまで達していないので、なるべく頑張りますけど、当日はサポートベーシストが横に……(いてほしい)」と本音を漏らしながら、「8月2日に(岩尾のソロイベント)『一人フット』があって……それはコヤソニの前哨戦。コヤソニの3デイズと合わせて4デイズのつもりで頑張ります!」とちゃっかり宣伝。後藤から「告知すなよ!」とツッコまれていました。
そんな後藤が、ヴォーカル練習の進捗を語りながら、衝撃告白を!
「家で曲をかけて歌ったりするんですよ。家族がおるもんで……(妻に)怒られたりしながら。最近、赤ちゃんが生まれまして、それで『起きたから』って怒られましたね」
相方の岩尾にも、YouTube仲間のざっくりメンバーにも、そして世間にも公表していなかった双子誕生をサラッと明かし、会見場と出演者を騒然とさせます。
想定外の重大報告に、ジュニアも思わず「ちょっと待って……。コヤソニが薄なるって!」とツッコミを入れていました。
『KOYABU SONIC 2023』公式サイトはこちらから。