小籔千豊が主宰するフェス「KOYABU SONIC 2023」が9月16日(土)～18日(月・祝)の3日間、インテックス大阪で開催されています。４年ぶりとなる同フェスは、歌あり、笑いありの豪華パフォーマンスに加え、コヤソニ史上初のゲームエリア「フォートナイトエリア」も開設しました。
初日16日（土）、田津原理音、コットン、ZAZY、お見送り芸人しんいち、さや香、シャンプーハットが爆笑を巻き起こしたネタブロックの後に登場したのは、国内外で活躍するtricot。ジェニーハイでもヴォーカルをつとめる中嶋イッキュウ （Vo&Gt）、キダ モティフォ(Gt)、ヒロミ・ヒロヒロ（Ba）、吉田雄介（Dr）が白熱のライブを繰り広げました。
ライブ後に吉本新喜劇・池乃めだかが乱入！
tricotがステージ後、小籔と爆乳三姉妹とトークを楽しんでいるところに、「誰に断って大騒ぎしとんじゃ！」と下手から池乃めだかが乱入。「どこにおんねん！？」と小籔が見まわすと、みんなも姿が見えないめだかを探してキョロキョロ。めだかの「見下げてごらん～♪」が聴こえてくると、全員で「うわ～！！」と驚く新喜劇恒例のくだりが成功すると、会場は大爆笑となりました。
80歳を迎えた池乃めだかは、「身長は短いけど寿命は長いで！」と元気な姿を見せ、「tricotさんとコラボさせてくれたら許しといたろ！」と勢いのままに迫ります。過去のコヤソニでは、スチャダラパー、斉藤和義、チャットモンチー、yonigeなど毎回、コラボ相手の楽曲をマスターし、伝説のコラボステージを披露してきためだか。コヤソニを中止していた4年間で歳を重ね、歌詞が覚えられなくなったとのことで、めだかの十八番である橋幸夫「潮来笠」ならとコラボすることに。tricotのバンド演奏によるレアな「潮来笠」は、「もう二度とないかも！」と小籔もしっかりとステージを見守ります。
tricotをバックバンドに従えためだかは、スツールに手をかけ身体を支えながら、スタンドマイクで悠々と歌い上げます。伸びやかな歌声が会場に響き、観客も手拍子でサポート。キダのソリッドなギターソロもきまり、ロックサウンドのレアな「潮来笠」に、観客は大喜び。大きな拍手の中、めだかがハケたあともアウトロのセッションが続きました。
コヤソニはめだかの延命に効果!?
tricotメンバー、小籔千豊、池乃めだかがライブ後の囲み取材に応じました。池乃めだかは、tricotの演奏で歌った感想について「みなさんに伴奏をお願いして申し訳ない…。とても心地良く歌えました。ありがとうございました」と感謝を述べると、中嶋は「小さい頃からテレビで観てきためだかさんと一緒にステージに立ててグっときました」と応えます。吉田も「新喜劇の恒例の流れまでやらせてもらえて夢のようでした」感無量の表情。
囲み取材中、めだかがほぼ同じ身長のヒロミ・ヒロヒロに「親しみやすいわ～」と寄り添う場面も。ヒロミは「私も身長低いのに“見下げてごらん～♪”をやらせてもらえてうれしかった」と喜びました。tricot流にアレンジした潮来笠のギターソロを披露したキダは「演歌を演奏させてもらえる日が来るとは。自分の演奏でめだかさんに歌ってもらえるなんて！貴重な体験でした」と語ってくれました。
そして、「実は（2組が）会ったのも演奏を合わせたのも今日が初めてなんです」と小籔。tricotがスタジオで演奏した動画をめだかが見て、遠隔で練習をしたという裏話も。「ひとりで5回くらいカラオケに行って練習しました」とめだか。十八番といえど、舞台にまじめで、練習熱心なめだかの一面が垣間見えます。さらに、tricotの楽曲「爆裂パニエさん」を練習しようとしたこともあったがコロナ禍で実現できなかったという経緯も明かされました。
「たくさんのお客さんの前に（めだかさんを）出すことで、寿命も延びるのではないかと思っています」と小籔。「肉体的にはしんどいけど、やっぱりこれのために生きてる。（コラボの）声がかかったときに今年もがんばろう！とうれしい気持ちになるんです。とても充実感があります」とめだか。今年もステージを無事終えることができ、喜びたっぷりの笑顔を見せました。
小籔が最後に「来年もコヤソニができたら、宿題を提案させていただきますのでお願いします！」と早々にオファーをすると、めだかも「がんばっていきまっせ！」と意欲を見せました。来週からは“史上最年長”座長公演を控えているめだか。ぜひ、なんばグランド花月にて、レジェンドの生の舞台を体験してください！
開催概要
「KOYABU SONIC 2023」
日程：2023年9月16日（土）〜9月18日（月・祝）
会場：インテックス大阪4号館、5号館（大阪市住之江区南港北1-5-102）
KOYABUSONIC2023ホームページはこちら
