今年も “日本一のコント師”を決める『カーネクストPresentsキングオブコント2024』の開催が決定し、5月16日(木)からエントリーが始まりました。それに先駆けて開かれたエントリー表明会見では、前回大会チャンピオンのサルゴリラ(赤羽健壱、児玉智洋)に加えて、今回の大会で優勝を目指す人気芸人5組が集結。それぞれ意気込みを語りました。
優勝のサルゴリラよりもオファーがあったのは!?
会見に登場したのは、2024大会の出場を表明したカゲヤマ(タバやん。、益田康平)、ロングコートダディ(堂前透、兎)、ダウ90000(蓮見翔、上原佑太、中島百依子、道上珠妃、忽那文香、飯原僚也、園田祥太、吉原怜那)、ななまがり(森下直人、初瀬悠太)、ザ・マミィ(林田洋平、酒井貴士)の5組。
そこに、チャンピオンのジャケットを羽織っているのに「あまりオーラがない!」とイジられながら、前回大会で歴代最高得点・最年長優勝を果たしたサルゴリラが登場します。
赤羽は、優勝後に一晩で50件以上のオファーがあったと明かしつつ、「44年間、実家暮らしだったんですけど、優勝を機にひとり暮らしを始められました。みんな夢あるよ!」と出場予定者たちに呼びかけますが、まわりから「たいしたことない!」とのツッコミが……。
さっそく、今回の大会に出場する芸人たちが熱い気持ちを語っていきます。
まずは、前回大会でトップバッターとして登場しながら準優勝という好成績を残したカゲヤマ。ネタ終了後に残り9組を暫定席から見ていたときの気持ちを、タバやん。が振り返ります。
「気が気じゃなかったです。僕らずっと1位の位置にいて、(ファイナルステージに出るために)着替えて戻ってきたら、サルゴリラさんが1位の席にいたのでパニックでした」
あと一歩のところで涙を飲んだカゲヤマも、サルゴリラ同様に芸人人生が一変! 益田が「決勝が終わって60件以上のオファーがあって……」と明かすと、サルゴリラが「チャンピオンを超えるな!」「カッコ悪いじゃねーか!」とツッコみました。
ロングコートダディ“前回欠場”の驚きの理由は…!?
ロングコートダディは前回の準決勝を欠場し、悔しい思いをしました。堂前は「今年は絶対に歯医者の予約を入れないようにします!」と、まさかの欠場の理由(!?)を告白します。
一方の兎は、3月まで放送されたドラマ『さよならマエストロ』(TBS系)に出演したことが話題に。もっとも、自分のセリフがわずか1行で、台本も3行分しかもらえなかったことを明かしながら、「現場に入って20分で帰りました。(衣装に)着替えただけです」と語って笑いを起こしました。
2021年の準優勝以来、ファイナリストから遠ざかっているザ・マミィ。林田は「準優勝させていただいたとき、酒井から『夢は叶った。これからは余生だ』と言われたんですけど、そこから苦しみました」と苦笑いで話しました。
「(準優勝後に)やっぱり2回負けると悔しい」と林田がもらすと、酒井も「準優勝の残り香でここまで来たんですけど、その匂いもなくなってきました」と寂しそう。
ななまがりは、おなじみの“自己紹介”でアピール。サングラスをかけた森下が「私、パラレルワールドから来ましたあべこうじです」と準決勝に欠かせないMC・あべの名前を出します。さらに、回転する不思議な人形を手にしながら、「これはパラレルワールドの(あべの妻)高橋愛です」と“紹介”して、会場を困惑&爆笑に巻き込みました。
ななまがりは『THE SECOND~漫才トーナメント~』のグランプリファイナル(5月18日開催)にも残っているだけに、初瀬は「18日にセカンドのグランプリファイナルに出て、いまキングオブコントの記者会見に出ているので、めっちゃ浮気している気分です。背徳感が半端ない!」と興奮気味に語りました。
「優勝しても最高得点だけは抜かないように」
「単独ライブのチケットは即完売。注目度No.1の8人組!」と紹介されたのはダウ90000。これに蓮見は「やめてください! 8人組だと、ほかに和楽器バンドしかいないから!」とクレームをつけます。
昨年は各賞レースに参加したものの、決勝に出られたのは『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』だけだったとのこと。「いまの勝負ネタが『バーガー&ポテトお届け大作戦』という仮装大賞でやったものしかない」と語って笑いを誘いました。
出場表明をした5組に「出場者の中でライバルは?」との質問が投げかけられると、カゲヤマ・益田はカッコよく「過去の自分たち」と回答。すると堂前が「僕は過去のカゲヤマですね」と重ねたうえで、「カゲヤマとは同期で、メガネとデブ(のコンビ)でカブッている」と話しますが、まわりから「ぜんぜん違う!」とヤジが飛びました。
ダウ90000・吉原は「元カレに似ている」という理由からザ・マミィの林田を名指し。林田は「(自分は)全女性の元カレに似ていると言われる顔らしい」と返します。
一方、ななまがり・森下は「ダウ90000の忽那のみ!」ときっぱり。お互いファイティングポーズをとって、取っ組み合いのノリになると思いきや……。何も生まれないと悟ったのか、森下は「……やめとこうか」と踵を返していました。
最後に出場者に向かってエールを求められたチャンピオンのサルゴリラ・児玉は「優勝していただいてもいいんですが、歴代最高得点だけは塗り替えないように!」と呼びかけると、「優勝しても気を抜かないでください。決勝後、裏に連れて行かれると、(『情報7daysニュースキャスター』に生出演している)三谷幸喜さんにインタビューされます」と話して笑いを誘いました。