『Warai Mirai Fes 2024~Road to EXPO 2025~』が 5月31日(金)~6月2日(日)の3日間、なんば周辺で開催されております。 本イベントは一般社団法人チーム関西の主催のもと、お笑い・スポーツ・音楽 遊んで学べるワークショップ、シンポジウムなど多彩なプログラムを実施します。 さらに会場では未来を変える17の目標SDGs(読み:エスディージーズ)を様々な形で発信しています。
5月31日(金)には、大阪ビジネスパークにある松下IMPホールにて、『OWV×WaraiMiraiFes LIVE supported by DAIWA』が開催されました。2023年から、グローブライド株式会社と一緒になって取り組む「漁網アップサイクルプロジェクト」をはじめ、サステナブルな活動にも精力的に取り組んできたOWV(中川勝就、本田康祐、佐野文哉、浦野秀太)。巷ではステナブルアイドル=サスドルとも呼ばれる彼らと、“公式お兄ちゃん”として交流の深いニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)がタッグを組み、エンターテインメントとサステナブルが融合する新感覚のライブを届けました。
OWVは「SDGsの申し子」屋敷が驚き
開演を前に囲み会見が行われ、OWVとニューヨークがそれぞれ意気込みを語りました。昨年の『Warai Mirai Fes 2023』のライブでは、終演後に来場者から不要な衣類1,127点を回収し、グローブライド株式会社のフィッシングブランド・DAIWAが取り組む『BE EARTH-FRIENDLY RECYCLEプロジェクト』とコラボレーションしたオリジナルTシャツを制作するなど、サステナブルな活動に力を入れてきたOWV。
中川は「この1年を通じて、歌やダンスとの相乗効果でSDGsを知らない方にも訴求できた」と手応えを語ります。本田も「今日はライブを通して、SDGsをみんなで体験していけたら」とやる気十分。「サスドルの名に恥じないよう、これからもメッセージをたくさん届けたい」と言うのは佐野。浦野は昨年、QWV(OWVのファンネーム)から集まった衣類が想像以上に多かったことに感動したそうで、「サステナブルの心がけが、ファンの方へつながっているのがうれしかった」と笑顔です。
4人のコメントを聞いていた屋敷は、「こんなにSDGsの申し子みたいになっているとは。とんでもなくしっかりしている」と驚きを隠せません。そんな屋敷は過去2回の『Warai Mirai Fes』で天候に泣かされたことを振り返り、「初めて屋根のある場所でやれるのでよかった」と笑いを交えてコメント。嶋佐は「お客さんにはただただ楽しんでもらえる内容になっている。僕たちも学びながら楽しくやりたい」と話しました。
SDGsへの取り組みを聞かれると、浦野は「家で豆苗やローリエを育てている」と胸を張りますが、「実家なので、お母さんが」とおまけのひとこと。屋敷はクーラーが苦手なため「なるべくうちわでしのぐ」、嶋佐は「ウーバーイーツを利用する時、カトラリーを希望しない」と、自分なりのSDGsを紹介しました。
また、来年に迫った2025年大阪・関西万博への期待も。吉本興業の企業パビリオンでどんなものが見られるのか興味津々の屋敷に対し、嶋佐は「とんでもない発明品が見たいよね。タイムマシーンとかできてないのかな」と少年のように夢を広げます。本田はサスドルとしての活動を万博でもやれたら、と熱望しました。
コラボレーションTシャツは、4人それぞれが手掛けたビジュアルの中から、QWVの投票で本田と浦野のデザインが選ばれました。古着好きの本田は、このTシャツもヴィンテージとなり受け継がれていけば……という願いを込めたビジュアルに。浦野はサステナブルからの発想で、ゴミを散りばめたデザインを考案しましたが、形にしたのは実はプロのデザイナーだと告白。おかげで「マジで俺だけ完成度の高いTシャツに仕上がってしまった」と笑いを誘っていました。
サステナブルクイズでボケ倒し!?
19時、いよいよライブがスタート。冒頭のオープニングトークでは、コラボレーションTシャツや「漁網アップサイクルプロジェクト」で制作した衣装など、これまでのサステナブルな活動を発表して沸かせます。Tシャツの売り上げの一部を日本財団「海と日本PROJECT」に寄付することが告げられると、客席から大きな拍手が!
「ほんとにサステナブルしてるよね」と自画自賛する4人でしたが、ここでニューヨークが登場し、「OWVは真のサスドルなのか?」を試すと宣言。「サスドル王バトル」と題し、屋敷が環境問題にまつわるクイズを出題していくことに……。
第一問は、サステナブルファッションについて。日本では1年間に作られる約29億着の衣服のうち、なんと約15億着が売れ残り、多くが新品のまま廃棄されているとのこと。これら廃棄物を減らす対策として重要とされる「4R」とは? という問題です。OWVの4人はそのサービス精神ゆえ、ついボケたくなってしまうようで、「リデュース、リユース、リサイクル、リゼロ」とアニメのタイトルをからめる中川、「リデュース、リユース、リサイクル、リップスライム」と音楽ネタで決めた浦野、「ルーラ」などRPGの呪文でまとめた佐野、「1レース……」とまさかのギャンブルワードを繰り出した本田と、まるで大喜利大会の様相に。正解は「リフューズ(ゴミの発生源を断つ)、リデュース(ゴミを減らす)、リユース(ものを繰り返し使う)、リサイクル(再生資源に戻す)」。それぞれの意味を屋敷が改めて解説すると、「なるほど!」と真剣に聞き入っていました。
その後も、節水や食品ロス、地球温暖化に絡めたクイズに全力で挑戦。優勝は浦野、最下位は本田という結果に。サスドルとしての道はまだ始まったばかり、「もっともっと勉強していきたい」と決意を新たにするOWVでした。
熱いライブに客席のテンションMAX!
後半は、打って変わってアーティスト全開でQWVをときめかせた4人。1曲目の『Get Away』からいきなり総立ちとなった客席を、歌とダンスでどんどん煽ります。MCコーナーでは、「今日、何が聴きたくて来た?」などファンとコミュニケーションをとりながらトーク。さらに、中川の「急にキツいトレーニングをしたら両肘に水がたまった」という衝撃の告白など、さまざまな話題をイジったりツッコんだりしながら繰り出しました。
『twilight』をエモーショナルに歌い上げたかと思えば、『Sound the Alarm』ではキレキレのダンスが炸裂。1曲ごとに新たな魅力を見せる4人に、QWVもコール&レスポンスやシャウトで応えます。『BREMEN』、そして最後を飾った『LOVE BANDITZ』まで、客席は途切れることなくテンションMAX! まるでフェスのような熱気に包まれながら、全13曲のライブは幕となりました。
一般社団法人チーム関西とは、大阪・関西を国際的な文化芸術・エンターテインメント・スポーツ都市として発展させることを目指し、 参画メンバーが持つリソースを掛け合わせ、さまざまなイベント、プロジェクトを継続的に実施していきます。 また、2025年大阪・関西万博がめざす、2030年を目標達成年次とするSDGsの推進にも積極的に取り組んで参ります。
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