『Warai Mirai Fes 2024』フィナーレは、よしもと漫才劇場にて「未来」「優しさ」をテーマにしたイベントを開催!

『Warai Mirai Fes 2024~Road to EXPO 2025~』が 5月31日(金)~6月2日(日)の3日間、なんば周辺で開催されました。 本イベントは一般社団法人チーム関西の主催のもと、お笑い・スポーツ・音楽 遊んで学べるワークショップ、シンポジウムなど多彩なプログラムを実施します。さらに会場では未来を変える17の目標SDGs(読み:エスディージーズ)を様々な形で発信しました。

6月2日(日)によしもと漫才劇場でおこなわれた『Warai Mirai Fes2024』のプログラムのうち、『翔・全員ライブ120!!!』と『優しさライブ~誰も傷つけない世界一優しいネタと優しさコーナー~』の模様をレポートします。

未来のお笑い界を席巻する若手芸人たちが躍動!

23組の翔メンバーが出演した『翔・全員ライブ120!!!』は、「未来フェス」をテーマに、様々なコーナーを繰り広げました。さらに、100年後の22世紀にやっていそうなネタで競う『未来-1グランプリ』も開催。6組が出場し、未来のお笑いを堂々披露しました。優勝は観客投票で決定、果たして誰がグランプリになったのでしょうか。

イベントのMCを担ったのはぎょうぶ・澤畑。出演者は赤チームと青チームに別れ、客席通路を通って入場、オープニングから盛り上げました。「イベント中は発言にも注意してほしい」と早々から釘を刺す澤畑。「前向きな発言は加点、後ろ向きな発言は減点」というルールで始まりました。

出典: FANY マガジン
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「覚えて当然!SDGs クイズ!」では、両チームから代表4人が「世界の気温上昇を止めるために私たちが出来る10の行動」を1分で覚え、虫食い状態になった10の行動のパネルを見ながら正しい内容を答えていくというもの。「SDGsはご存じですか?」と澤畑が尋ねる「もちろん!」という声があちこちから上がりました。赤チームからはジョックロック・ゆうじろー、例えば炎・田上らが、青チームからはタチマチ・胡内、タイムキーパー・ひできらが代表で登場。各チームともなかなか正解が出ない中、はるかぜに告ぐ・とんずが抜群の記憶力で次々と正解を出しました。ですが、勝ったのは赤チームでした。

出典: FANY マガジン
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AIが考えた大喜利に答え、その良し悪しをAIが判定するコーナーもありました。まずは赤チームからチャレンジ。ジョックロック・福本は2問連続OKとヒットを飛ばします。その勢いに乗って「一言余計やな。宇宙旅行のパイロットのアナウンスとは?」というお題に答えると、それまでの騒ぎが嘘のように静寂が訪れ、場内は真空状態に。AIもダメ判定し、あえなく敗退。「あんな静かになることあるの!?」と澤畑、これも一つのミラクルでした。青チームはトップバッターから不穏な空気に。ごぞうろっぷ・ゆうは1問目のお題「ドラえもん史上最低の秘密道具、どんなの?」に「三本箸」と答えてガッツポーズ。ですがAI判定はダメ。納得がいかず澤畑に抗議する一幕もありました。さらにcacao・浦田が何か発するたびに空気がひりつくという“お約束”も発生しました。

出典: FANY マガジン
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100年後にやっていそうなネタを6組が披露する「未来-1グランプリ」では、赤チームからごぞうろっぷ、山椒魚、とくいちが、青チームから例えば炎、タチマチ、ライムギが出場しました。意気込みを聞かれると、「あさやまんちゃんランドは、ほんまにタイムスリップしたことがある」ととくいち・大野。あさやまんちゃんランドによれば「ごぞうろっぷが『M-1』決勝の舞台でめっちゃスベってましたわ!」とのこと。ゆうは「めっちゃうれしいですわ」とニコニコでした。

出典: FANY マガジン
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優勝するのはどのコンビ・トリオか、芸人予想では赤チームがタチマチ、青チームがとくいちの名前が挙がりました。ネタはタチマチから。100年後には「ツッコミ」という芸はなくなっているという漫才を。ライムギは難解な不条理漫才を披露、お笑の進化を見ました。とくいちはコント「愛とは何だろう」を。猫と思って見ていた動物が実は全く違っていて…。褌一丁で応援団風の10回クイズをネタにしたのはごぞうろっぷ。息ぴったりの掛け合いでも魅せました。山椒魚はフィジカル北岡が大暴走。オチでは北岡の正体が明かされました。最後は、例えば炎によるコント「面白いコント」を。100年後の日常を描いたもので、二段落ちという仕掛けもありました。そして観客投票の結果、シュールなコントを披露したとくいちが優勝しました。

出典: FANY マガジン
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最後は未来に関するアンケート結果を各チームで予想しました。アンケートの中には「お客さんに聞いた『10年後に一番売れてなさそうなのは誰?』」という辛辣なものもあり、うただ・一石が「わし、こんなアンケーと一番きらいやねん!! 人を傷つけて何がおもしろいのかわからない!」と訴える場面も。さて、そのアンケートの結果ですが、芸人予想では、赤チームがエナマキシマ・坂田、青チームが三遊間・稲継をピックアップ。坂田は2位にランクインしていました。気になる1位は…とくいちのあさやまんちゃんランドでした! その理由として「嘘つき」「嘘つきすぎて10年後は周りが冷めていそう」「体力の限界」といったコメントが。「全員の顔を暗記してやる!」と恨み節を叫ぶあさやまんちゃんランドですが、芸人たちからは「嘘をつくのはやめなさい!とたしなめられ、エンディングを迎えました。

『Warai Mirai Fes2024』フィナーレは優しさに包まれて…

21時からはイベント『優しさライブ~誰も傷つけない世界一優しいネタと優しさコーナー~』が行われました。こちらは、よしもと漫才劇場の人気企画である「やさしさライブ」を『Warai Mirai Fes』バージョンで開催。優しさ溢れる芸人による優しいネタと、誰も傷つけない、地球にも優しい「シゲカズ考案優しさ企画」をお届けしました。

出演は、MCのシゲカズですに、滝音、シンクロニシティ、黒帯、ドーナツ・ピーナツ、天才ピアニスト。シゲカズが「これが『Warai Mirai Fes』のフィナーレです。出演者も優しいコンビ上位5組に入る人達。普段の企画では誰かが傷つくこともあるけど、今日はそんなことありません。まずはネタで優しい気持ちになってほしいです」と宣言して、イベントスタートしました。

出典: FANY マガジン
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まずはネタを披露。コントや漫才で沸かせました。そして優しいBGMが流れる中、「優しさクイズ」から「うたた寝中に毛布をかけてくれたのは誰だ?」を。文字通り、机に突っ伏してうたた寝している挑戦者に、優しく毛布を掛けたのは人は誰かを当てるというものです。まずは天才ピアニスト・竹内がチャレンジ。シンクロニシティ・西野が気配を消してそっと毛布を掛けたのですが、間髪入れずに「(滝音・)さすけさん!?」と答える竹内。毛布の掛け方に父性を感じたようでした。

「挑戦者は、勘が鋭い人がいいのでは?」と盛り上がる中、ドーナツ・ピーナツのドーナツが立候補。「うたた寝したのは勉強中」という設定からか、「学生時代に(シンクロニシティ・)よしおかちゃんみたいな子から嫌われてきた」と明かすドーナツ。そして、机に顔を突っ伏す中、投げるように毛布を掛けられたにも関わらず、「よしおかちゃん!」と間髪入れずに即答。投げたのは黒帯・てらうちで、ドーナツの「よしおかのような女の子から毛布をかけてもらいたい」という願望は惜しくも成就せずでした。

出典: FANY マガジン
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JTB提供の「SDGs二択クイズ」もありました。「レストランなどの飲食店で出る食品ロスの原因で、一番多いのはどっち?」という問いの答えを、「Aたべのこし」か「Bつくりすぎ」から選ぶというもの。回答者はシンクロニシティが担当。「レストランでバイト経験があるので答えを知っている!」と自信満々のドーナツはよしおかに「Bを選択」と吹き込みます。対する西野は先に選択の余地がなく「A」を選ばざるを得ませんでしたが、正解は「A」。ドーナツに非難が集中しました。

出典: FANY マガジン
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最後は「ハッピーすごろく」を。ゴール以外のマスに止まった場合は、そのマスに書いてあるハッピーな事が起こるというもので、マスには「ハッピーコメント」や「ハッピーよしよし」などが書かれています。黒帯・大西率いる青チームと、てらうち率いる赤チームですごろくスタート。「ハッピーコメント」のマスに当たると、「今日のネタ、一番おもしろかったで」や「『M-1』決勝、行けそうやな」など、芸人なら誰しも言われて嬉しい一言が劇場スタッフから発せられました。そうして、ほぼ全員がホクホクした気持になってイベントを終えました。

一般社団法人チーム関西とは 大阪・関西を国際的な文化芸術・エンターテインメント・スポーツ都市として発展させることを目指し、 参画メンバーが持つリソースを掛け合わせ、さまざまなイベント、プロジェクトを継続的に実施していきます。 また、2025年大阪・関西万博がめざす、2030年を目標達成年次とするSDGsの推進にも積極的に取り組んで参ります。

【構成社員】  ※50音順 朝日放送テレビ(株)/(株)アシックス/大阪ガス(株)/関西テレビ放送(株)/関西電力(株)/学校法人近畿大学/サントリー(株)/(株)JTB/(一社)滋慶学園グループ/西日本電信電話(株)/西日本旅客鉄道(株) (株)日本経済新聞社 大阪本社/日本郵便(株) 近畿支社/パナソニックホールディングス(株)/(株)毎日放送/三井物産(株)/吉本興業(株)

【公式HP】 https://teamkansai.or.jp

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