たむらけんじの冠イベント『ちゃ~ズモール』が、11月16日(日)に大阪・もりのみやキューズモールBASEで開催されました。2023年から活動拠点をアメリカに移したたむけんが、このイベントのために一時帰国し、“1日総支配人”のタスキをつけて登場。さわやかな秋空の下、30人以上の芸人やアスリート仲間が集まり、2万人以上の来場者たちと一緒にスポーツと笑いをテーマにしたイベントで盛り上がりました。

「あべのと森ノ宮の2会場で5万人いきたい」
メイン会場となるBASEパークで行われたオープニングセレモニーで、たむけんが、さっそくおなじみのギャグ「ちゃ~」を発動させて、お客さんは大喜び。続いてこの日、参加する芸人たちがステージに全員集合しました。
今年の『ちゃ~ズモール』は初の2会場開催。この日に先駆けて、11月8日(土)に初めて大阪・あべのキューズモールで開催されました。「(あべのと森ノ宮の)2会場で5万人いけたらいいなと思って」とコメントするたむけんに、ミサイルマン・西代洋が「あべのは5万6000人の方が来られました」と報告し、会場は早くも盛り上がります。
その後、バイク川崎バイクによる“BKBコール”や、サバンナ・八木真澄の「ブラジルの人、聞こえますかー!」、さらには藤崎マーケット(トキ、田崎佑一)が大阪・関西万博で披露していた盆踊りを始めるなど、イベント冒頭から大騒ぎです。

最後にたむけんが「天気も最高。ちゃ~ズモールを楽しんでいってください!」と挨拶しますが、うまく言葉がまとまらず、スマイル・ウーイェイよしたかに「アメリカ帰れ!」とツッコまれる一幕もあり、大笑いの幕開けとなりました。
初の女子フットサル大会に赤ちゃんの「ハイハイレース」も
大勢の人が詰めかけたのは、たむけん主催のフットサル大会「第14回たむけんCUP」です。今回はU-7と、女子U-12の2部門が開催されました。
U-7の開会式では、選手代表によるセレモニー“始シュート式”が行われ、子どもたちも「がんばります!」と気合十分。「優勝するぞー!」と元気いっぱいの掛け声を合図に、試合が始まりました。
女子U-12の開会式にも芸人が大集合。「たむけんCUP」で女子だけの大会を実施するのは今回が初めてとあって、注目が集まります。どのチームもはつらつとし、全員が勝利に向かって戦う姿にサバンナ・八木や藤崎マーケット、スマイルらも「めちゃレベル高い!」と驚きを隠せません。

熱戦の結果、U-7部門は「ペンサールフットサルスクール」、女子U-12は「山田くらぶ」が優勝し、トロフィーやチャンピオンTシャツ、「もりのみやキューズモールBASE」の商品券、ローストビーフなど豪華賞品が贈られました。
このほかフットサルコートでは、赤ちゃんを対象とした「ハイハイレース」も行われました。これは、現在2歳の子どもを育てるミサイルマン・西代が企画したもの。ハイハイ中に初めて立ち上がる赤ちゃんもいるそうで、西代は「途中で立つと失格になるんですが、その瞬間、立ち上がった赤ちゃんの成長をみんなでお祝いしましょう!」と呼びかけました。
参加した25人の赤ちゃんが4組に分かれて3メートル先のゴールを目指してレース。予選を勝ち上がった4人が決勝戦へ進みます。パパやママは、赤ちゃんのそばでぬいぐるみやおもちゃを使って誘導。ファンファーレと熱狂(奥慎太郎、こうちゃん)、“ラグビー芸人”のしんやも赤ちゃんに声をかけてレースを盛り上げます。
順調に前進していたのに突然、急カーブする子、途中で泣き出しちゃう赤ちゃんなど、ほのぼのとした空気に満ちたレースを、たむけんたちが優しく見守りました。

かけっこ、ラグビー、ダブルダッチ…スポーツ教室も充実
メインステージでは、子どもたちが参加できるスポーツ教室が随時開催され、終日多くの人で賑わいました。まずは、タイムキーパー(ひでき、まついあきら)とダブルダッチ・チーム「CLユナイテッド」とによるダブルダッチ教室。
span!(マコト、水本健一)、らいおんうどん(しげみうどん、ガオ〜ちゃん)と近畿大学の学生が考えた新感覚スポーツに挑戦する「笑ぅスポーツ」では、ペアになって、広げたタオルを使ってボールを投げたり受けたりする「タオルバレー」に挑戦しました。
このほか、ファンファーレと熱狂と、YUKI SPRINT CLUB代表・山本慎吾さんによる「かけっこ教室」や、しんやが講師を務める「ラグビー教室」も人気。マットに突っ込むダイナミックなトライの練習では「ナイストラ~イ!」という声が会場に響き渡りました。
合間にはお笑いステージも行われ、スマイル、藤崎マーケット、タレンチ(芝田大輝、コバタユウ)、タイムキーパーの珠玉のネタに、集まった人たちは大笑いでした。


このほか会場内には、芸人とスポーツやアトラクションを楽しめるブースが盛りだくさん。ひときわ人気を集めていたのは、バイク川崎バイクと対決できる「卓球チャレンジ」です。また、たむけんが持ち込んだ、全米で大人気だという「コーンホール」や、ライオンうどんが大きなシャボン玉を作るブース、麒麟・田村裕の「バスケットシュートチャレンジ」などで来場者の笑顔があふれていました。
また、屋上のエアトラックでは十手(十田卓、エナジー西手)による「150m障害物チャレンジ」、まちライブラリーでは女と男・ワダちゃんのお気に入りの本を紹介する「『本』とおしゃべりサロン」を実施。
スポーツクラブ&サウナスパ ルネサンスでは、ミサイルマン・西代とチャイルドプリンス・北山水泳、アテネオリンピック200m バタフライ銀メダリストの中西悠子がレクチャーする「笑スポ! 水泳クリニック」が開催され、スポーツとカルチャーが満喫できる1日になりました。



「若手の芸人もみんながんばってくれた」
ワークショップも大盛況。span!・マコトの「折り紙ワークショップ」では子どもたちはサンタの折り紙に挑戦。2年半前からアメリカで暮らすたむけんによる「英会話ワークショップ」は、女と男やミサイルマン・西代も加わって英会話レッスン。女と男・ワダちゃんは「プラ板ワークショップ」も開催しました。
サバンナ・八木が考案した未知の生きものを紹介する『未確認生物図鑑』(ヨシモトブックス)のワークショップ」も開催。子どもたちがそれぞれ自分で考えた「未確認生物」を描いて発表会します。「うさパンダ」や「天使モルモット」などアイデアいっぱいの未確認生物が生み出され、サバンナ・八木も太鼓判。完成したイラストはラミネート加工してプレゼントされました。


閉会式には、残っていたメンバーが総出演。たむけんは「若手の芸人もみんな頑張ってくれた」とねぎらいの言葉をかけます。ラグビー教室について、たむけんは「しんやも頑張ったけど、いちばん頑張ってたのは(タレンチ)芝田。ずっと子どものタックルを受けてた」と若手の貢献を称える一幕もありました。
麒麟・田村は「たくさんシュート打っていただいて、バスケを楽しく体験していただいた。才能ある子もめちゃめちゃいました」と笑顔。
常に行列で大人気だった「卓球チャレンジ」を担当したバイク川崎バイクは、ステージ上から来場者を見渡しながら、「ほとんどの人とやったんちゃいますか? みんな見覚えあるもん」と語りました。
最後には豪華賞品が当たるじゃんけん大会が行われ、『ちゃ~ズモール』は大盛況で幕を下ろしました。

たむけんCUP米国開催に麒麟・田村「深夜バスで行きますよ」
イベント終了後、たむけん、サバンナ・八木、ミサイルマン・西代、麒麟・田村が囲み取材に応じました。この日は大阪府内のあちこちで家族向けのイベントが開催されていたこともあり、たむけんは「完全に客層がカブるのでやばいなと思った」と気を揉んでいたそう。
「でも結果、2万1000人も来ていただきました。去年の2万5000人は出来すぎやったんで。2万人超えて大満足です」
また、空模様も気がかりだったようで、「アメリカは天気の心配がないので、(日本の)天気が心配やったんですけど、ほんま晴天で。僕、これまで野外イベントを開催して雨降ったことがないんですよ。それだけで大成功です」と自信をのぞかせました。
ファイナンシャルプランナー1級の資格を持つサバンナ・八木は「2万人超えということで、いまちょっと手元に電卓がないんですけど、暗算でざっと経済効果を計算すると……20億円です!」と言い出し、麒麟・田村に「バカ計算やな~」とツッコまれていました。

たむけんは、LAで流行っている「ピックルボール」にはかなり力を入れている様子。「テニスとバドミントンと卓球をミックスしたようなスポーツなんですけど、競技人口が増えていて、いま世界中で1200万人がやってるんです」と力説します。
すでにLAで4回、テキサスで1回、「たむけんCUP」としてピックルボールのトーナメントを開催し、100人以上が集まったとか。すると芸人たちは「たむけんCUPといえば、フットサルじゃないんですか!」「呼んでくださいよ!」と大騒ぎ。麒麟・田村は「僕ら、深夜バスで行きますよ!」と意気込みますが、たむけんから「走ってないねん!」と即座にツッコまれていました。
