“結成30周年”ガレッジセールが沖縄で記念ライブ! 川田が初めてつくった漫才に会場感動、ゴリはモジモジ「恥ずかしい」

お笑いコンビのガレッジセール(ゴリ、川田)による結成30周年記念ライブ『みんなでグスージサビラ!in沖縄』が、5月6日(水・振)に沖縄県浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで開催されました。〝グスージサビラ〟とは沖縄の方言で「お祝いしましょう」いう意味。そのタイトル通り、沖縄ゆかりの芸人たちも大勢お祝いに駆けつけ、最後にはここでしか見られないガレッジセールによるスペシャル漫才も披露されて、超満員の会場は笑いの渦に包まれました。その様子を、沖縄よしもとに所属するピン芸人の又吉ごはんが精一杯、お伝えします!

出典: FANY マガジン
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珠玉のコントと“キャラ”で大笑い

沖縄感漂うBGMのなか、会場のお客さんはガレッジセールの登場を今か今かと待ちわびます。そして、BGMが消え、まずはオープニングコントから――。

ゴリが登場すると、会場からあふれんばかりの大きな拍手が沸き起こります。しかし、ゴリは何やらモジモジしてトイレをガマンしている様子です。

本番直前でトイレに行きたくなったという、舞台の裏側を見ているような臨場感のある設定。オープニングだからこそ活きるコントで、観ていてとてもワクワクします。さらに同じくトイレをガマンしている川田が登場し、便器をなかなか譲らないゴリに対して絶叫。尿意をガマンしているコミカルな演技に、客席からの笑いが絶えませんでした。

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2本目のネタは、東京から転勤で沖縄に単身赴任でやってきたゴリが、部屋を借りるために“沖縄色”強めの不動産屋にやってきます。その不動産屋ではお祝いの場の定番、カチャーシーを踊ったり、紹介された物件に米兵がいたりとハチャメチャ!

2人のテンポのいい掛け合いと沖縄をふんだんに盛り込んだコントで、会場を爆笑の渦に巻き込みました。

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続く3本目は、発声練習をしている川田のもとに発声の先生に扮するゴリがやってきます。もうすでに登場から異様な雰囲気を醸し出しているその先生は案の定、発声法も独特。「ドレミファソラシド」を発声しているだけで、これほど面白いコントに仕上がるのは脱帽です。

ゴリのセリフが、どこまでが台本でどこまでがアドリブなのかわかりませんが、思わず川田が「お前、台本通りにやれよ!」と嘆く一幕も。終始、お客さんの笑い声は止まらず、なにより2人がいちばん楽しんでいるように感じました。

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4本目は、“ユタ”という沖縄にいる霊能者のネタ。沖縄では、相談事をユタにする人も多いのです。ゴリが、そんなユタに相談に来たシーンから幕開け。川田扮するユタの見当違いの回答に、ゴリも怪訝な表情でしたが、次第にその力を信じるようになっていきます。

川田のマイペースなユタと、どこか陰のある相談者ゴリ。一つひとつのボケが繋がり、最後にまさかの展開が……! 僕を含めて会場のお客さんも、その世界に引き込まれていました。

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「オレ、さんまさん持ち上げるから盛り上げて」

ゲストの沖縄芸人たちも漫才を披露! トップバッターは、昨年のM-1グランプリで準々決勝まで勝ち進み、沖縄でもっとも勢いのある漫才師・カシスオレンジ(ポッポ、仲本新)です。

社員に「お疲れさまでした」と言ったら、「カツカレー」とダジャレで返されたというネタを、独特のテンポで進めます。斬新な切り口と安定の掛け合いで、会場を大いに盛り上げました!!

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続いて、沖縄では知らない人はいない、ありんくりん(ひがりゅうた、クリス)が登場。ありんくりんは、舞台に出てくるだけですごく華やかになります。

「月に行ってみたい」と言い出すクリスが月面に着陸すると、そこには何故か沖縄人(ウチナーンチュ)がいて……。ひがから繰り出される突飛なボケと沖縄方言、クリスの耳に心地良いツッコミがお客さんを自然と笑わせます。

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紅いもタルトと同じ配色の衣装を身にまとい、指笛を吹きながら登場したのは、2020年に東京から移籍したオリオンリーグ(剛くん、玉代勢直)の2人。現在は沖縄を中心に活動し、“組踊漫才”やバルーンアートショーなどその活動の場を広げています。

剛くんが「沖縄が舞台のサスペンスドラマ、いいと思う」と言い出すところがからネタが始まりますが、いつまでたってもサスペンスになりません。2人の安定感のある喋りと、玉代勢のキレのあるツッコミが笑いを誘いました。

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トークコーナーでは、沖縄芸人たちが「ガレッジセールに聞きたいこと」を質問します。「幽霊見たことありますか?」という軽い質問から、「最高月収は?」という生々しいものまで様々。

「いちばん緊張した仕事は?」という質問に川田は「さんまのまんま!」と即答します。番組本番直前に、爪痕を残したいと思ったゴリから、「オレ、さんまさん持ち上げるから盛り上げて」と言われたそうで、川田は「できるかー!!」とその当時の思いを叫びました。

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「いままでで、いちばんの大ゲンカは?」という質問に対してゴリは、一緒に住んでいたストレスもあり、とあるライブで川田と大ゲンカしたことを告白。お互いに胸ぐらをつかんで沖縄方言で罵り合う様子を見て、一緒にいたはりけ~んず・前田登が2人をビンタして仲裁してくれたそうです。

その後、前田から「お前ら、なにゆうてるかわからへん!」と怒られたらしく、聞いていた沖縄芸人からは「(ケンカじゃなくて)そっち!!?」と驚きの声が上がりました。

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川田が初めて作ったネタにどよめく会場

楽しい時間は過ぎるのが早いもので、あっという間にエンディングを迎えてしました。ここでゴリが手を挙げて「ちょっと驚くことがありまして」と語り出すと、まわりの沖縄芸人たちが神妙な面持ちで次の言葉を待ちます。

「今年で30周年。ネタはずっと僕が書いてきたんですよね。でも、何故か川田さんが『オレ、漫才やりたいから初めてネタ書いたんだよね』って持ってきたんです」

沖縄芸人たちが驚くなか、「いまからそのネタやってもいいですか?」というゴリの言葉に、会場のボルテージは最高潮に!! すぐさまセンターマイクが置かれ、このライブでしか観られないガレッジセールによるスペシャル漫才が披露されました。

ネタは、川田が“娘が反抗期”という悩みを打ち明けるところからスタート。「家族ってなんなのかな~」「世の中で、いちばん大切なものってなんだと思う?」と呟く川田に、ゴリが「大切なものって言ったら、家族とか友だち」と返すと、「家族とか友だちは“もの”なのか!」といきなり大激怒!?

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そんな漫才は、川田が終始怒り狂い、ゴリがそれを制すかたちで進み、僕もいつしか自然と“漫才師”ガレッジセールに見入っていました。結成30年で初めて川田が作ったというガレッジセールの漫才は会場を魅了し、その完成度の高さから終了時には客席からどよめきが起きました。

大きな拍手に包まれながら終えたガレッジセールの漫才。その想いを嬉々として語る川田でしたが、ゴリは「恥ずかしい」とモジモジしていました。

出典: FANY マガジン
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名残惜しくも、いよいよ本当にエンディングのお時間です。ここで2人にサプライズとして、沖縄よしもとの芸人と事務所から2人がデコレーションされた特大ケーキと琉球泡盛「松藤」の30年古酒がプレゼントされました! これにはガレッジセールの2人も驚きを隠せない様子。

最後にゴリが「この泡盛がメルカリに売られていたら僕です」と話して大きな笑いに包まれたまま、記念ライブは終幕となりました。

出典: FANY マガジン
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会場には多くのお客さんがご来場くださり、また差し入れやお祝いのスタンド花を見ても、ガレッジセールがたくさんの人に愛されている芸人だということがわかります。結成30年が経ったいまなお新ネタを作り、活動の場を広げ、成長を止めないその姿は、ガレッジセールが沖縄芸人のトップランカーである所以なのかもしれません。

ガレッジセールさん、30周年おめでとうございます!!!

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