音楽とお笑いが融合した新時代フェス『DAIENKAI 2025』が7月19日(土)、20日(日)の2日間にわたって東京・有明の東京ガーデンシアターにて開催されました。吉本興業の主催で今年が3回目の開催となったこのイベントは、アーティストの音楽ライブにお笑い芸人が乱入したり、アーティストがネタで芸人とコラボしたりと、他のフェスでは観ることのできないアクト満載の大宴会! 大盛況で幕を閉じた2日間の模様をお届けします。

血湧き肉躍る“開会宣言”に観客熱狂
初日のオープニングでは、「KAMPAI ACT」として芸人代表のニューヨーク(屋敷裕政、嶋佐和也)と、アーティスト代表のBLUE ENCOUNT・田邊駿一(Vo・Gt)が登場。シークレットゲストとして登場したダンビラムーチョ・大原優一扮する冨安四発太鼓保存会会長・武内重夫の血湧き肉躍るパフォーマンスに拍手と笑いが起きると、「ミュージシャンだから出来るでしょ?」というニューヨークの無茶振りに、田邊も四発太鼓に挑戦。
さっそく『DAIENKAI』ならではの芸人×ミュージシャンのコラボに会場が沸く中、みんなで「乾杯!」の声を合わせて、開会を宣言しました。




【現地集合の回】
初日の幕開けを飾った「現地集合の回」。ナイチンゲールダンス(ヤス、中野なかるてぃん)、金属バット(小林圭輔、友保隼平)の漫才で始まると、メンバー全員が芸人で構成された、笑いと音楽の二足の草鞋を履く6人組パーティーバンド・ジュースごくごく倶楽部がライブアクトで登場。
ジンジャエール阪本(Vo)の片乳首が見えるカットオフTシャツがビジョンに映り、くすくすと笑いが起きる中、「盛り上がっていくで!」と阪本がかっこつけ、「がっちんこ」で勢いよくライブがスタートしました。


愛コーラ(Vo)の美声で始まった「インフィールドスパゲッティフライ」には、金属バット・小林が飛び入り。会場中が楽しく振り付けを合わせた「ぐるぐるトルネード」では、阪本が歌いながら客席を練り歩き、「ジリリリラララ」では女装したナイチンゲールダンス・中野なかるてぃんがオチとして登場と、歌や演奏はもちろん、コラボやパフォーマンスも見どころ満載のこの回。
ラスト「入玉したいよ」では、楽曲にちなんだ将棋の駒のかぶりものをしたナイチンゲールダンスと金属バットが登場し、キャッチーなサビのフレーズを観客とシンガロング。客席には観客の笑顔が溢れました。





【とりあえず生の回】
バイク川崎バイクのネタでブンブンと始まった「とりあえず生の回」は、BKBに扮したグッドモーニングアメリカのたなしん(Ba)が客席から登場。ステージ上で合流した、たなしんとBKBがコラボネタで沸かせてアクセル全開にしたところで、「初めて観る人も心を開け! 一緒に音楽楽しんでいこうぜ!」と、グドモのライブが始まりました。

「コピペ」、「キャッチアンドリリース」と、序盤からアッパーな曲を連発して客席を沸かすと、「BKBさんのおかげで温まってます!」と興奮気味のメンバー。
MCではTシャツを脱ぎ捨て、星条旗柄の水着姿になったたなしんの合図で「ファイヤー!」と会場中が声を合わせて一体感を生み、「言葉にならない」で始まる中盤戦を駆け抜けたグドモ。「拝啓、ツラツストラ」で観客と歌声を重ねて、「そして今宵は語り合おう」で金廣真悟(Vo・Gt)が胸締めつけるエモーショナルな歌声を聴かせました。
ラストはニューヨークがステージに登場し、Green Dayのビリーに扮した嶋佐がボーカル、屋敷がギターを担当し、「American Idiot」のカバーを披露。



続いて、ニューヨークが漫才で沸かすと、コットン(西村真二、きょん)のコントに、金廣とたなしんがガッツリ参加。「ぶっつけ本番だった」というコントでしたが、金廣の演技やたなしんのアドリブもいい味を出していて、「いいコントだった!」と芸人からも大絶賛となりました。



【温玉シーザーサラダの回】
コロコロチキチキペッパーズ・西野創人の「次に出てくるバンド、ミキの亜生のバンドやと聞いてますけど」という紹介から、BLUE ENCOUNTのライブで始まった「温玉シーザーサラダの回」。「2年ぶりに帰って来ました!」と田邊が挨拶すると、「BLADE」、「バッドパラドックス」と続き、ジャンプを合わせる観客で会場を揺らします。

MCでは「すごいな、亜生!」とコロチキが乱入。「いや、亜生ちゃうやないか!」と責めるナダルに、「いや亜生ですよ」と言い張る田邊。その証拠にと話し始めた暴露話にナダルが焦りを見せる中、「今日は亜生のまま行きます(笑)」と「LIVER」に突入します。
間奏部分では、再びステージに現れたコロチキと共に観客にタオル回しを煽り、客席に突風を吹かせたブルエン。後半戦は「VS」、「ポラリス」と人気曲を畳みかけ、ラストは「もっと光を」で眩い光と希望を放ちました。




コロコロチキチキペッパーズの漫才で始まったネタコーナーでは、マユリカ(阪本、中谷)の漫才に田邊が飛び入り参加。「当たり前やけどBLUE ENCOUNTのライブ、ジュースごくごく倶楽部の10倍くらい盛り上がってましたね」とライブの感想を語る中谷に、阪本が本気のビンタを放ちます。
フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)はコロチキ、マユリカを呼び込み、即興ギャグを強制して困惑させると、田邊まで呼び出して即興ギャグを強制。すると持ち前の芸達者ぶりで、まさかの大爆笑を生んだ田邊。その活躍に観客から拍手が起きると、「亜生よりオモロいわ!」とナダルを感心させました。



日本を代表するコメディエンヌ・島田珠代が大暴れ!
【カラッと!天麩羅盛合せの回】
エバース(佐々木隆史、町田和樹)、紅しょうが(熊元プロレス、稲田美紀)、囲碁将棋(文田大介、根建太一)のネタの盛り合わせで始まった「カラッと!天麩羅盛合せの回」。ネタコーナーに四星球のライブが続く予定が、「四星球がいなくなっちゃいまして……」とステージに現れたのは、ななまがり・初瀬悠太。

すると、「またこの世界線か……」と、初瀬に続いてステージに現れたのはパラレルワールドのタモリ(ななまがり・森下直人)。タモリの司会でパラレルワールドの「ミュージックステーション」が始まると、タモリの呼び込みでおかしな格好をしたパラレルワールドの四星球が登場。
さらにパラレルワールドの四星球のメンバーだという、島田珠代がレオタード姿で登場するというデタラメな展開から、ようやく四星球のライブがスタートします。1曲目は珠代がメインボーカルとなる、「パンティーテックス」。四星球の演奏で熱唱&踊りまくる珠代に、大きな歓声と爆笑が起きました。



「ちょんまげマン」ではちょんまげウーマンとして大暴れ、「UMA WITH A MISSION」では一緒に振りを合わせてと、もはや本当のメンバーのように四星球のライブで大活躍した珠代。北島康雄(Vo)はその雄姿に敬意を表して、「日本を代表するコメディエンヌに贈ります!」と、バラードソング「君はオバさんにならない」を気持ちを込めて歌います。
ライブ終盤、彼らの代表曲「クラーク博士と僕」に観客がピースマークを掲げて大合唱。最高潮の盛り上がりを見せると、続く「なんでもかんでもランキング」では囲碁将棋が「勝手にシンドバッド」、紅しょうがが「夏祭り」と“夏に聴きたい曲”をメドレー形式で熱唱し、エバースが歌う「夏色」にパラレルワールドのゆず(ななまがり)も登場。ラストは再び珠代が登場し、「ふたりの愛ランド」を北島とデュエットし、明るく楽しくフィニッシュしました。




【永遠に続けばいいのにの回】
バッテリィズ(エース、寺家)、金属バット、ギャロップ(林健、毛利大亮)と漫才の猛者が揃った「永遠に続けばいいのにの回」。THE BAWDIES・ROY(Vo・Ba)とのコラボが実現した金属バットの漫才は、ライブ前のROYに歌を歌わせたり、犬の真似をさせたりとやりたい放題です。

続くライブアクトは、THE BAWDIES。スーツ姿で颯爽と登場するや、シャウトで気合いを見せたROYが、「ロックンロール界のお祭り番長、THE BAWDIESです!」と挨拶。「IT’S TOO LATE」の極上なロックンロールサウンドとキャッチーなメロディで、観客の心を掴みます。
「ウチの曲は初めて観る人でも1番をしっかり聴いてくれたら、2番から歌えるシステムです」とROYが告げ、「LET’S GO BACK」、「GIMME GIMME」と続くと、たくさんの観客がビートに乗せて身体を揺らし、掛け声を合わせます。
MCでは金属バットとの漫才を振り返り、「去年はくっきー!さんとやって、今年は金属バットとやって。吉本の人はなんで狂犬みたいな人と僕を当てたがるの?」とROYが苦笑い。
彼らの代表曲「HOT DOG」では、「『HOT DOGって何?』というテーマをミュージカル形式でやらせていただきます」と、バッテリィズとコント。レストランを舞台にしたコントで、ホットドッグを手にしたエースが「やったー!」と叫んだのを合図に「HOT DOG」を披露。エネルギッシュな演奏に、ライブがさらに勢いを増していきます。


ライブ終盤、「ポップコーンのように弾け飛べますか?」の煽りに会場中がジャンプを合わせて、クラップを合わせた「POPCORN」で大いに盛り上げ、ステージを去った4人。
ライブは終わりと思いきや、再びライトが照らすステージにDJ KELLY(ギャロップ毛利)が登場。巧みなDJプレイで鳴らすダンス・エレクトロで観客を魅了して、客席をダンスフロアに変えると、ステージにはTHE BAWDIESが再び登場。THE BAWDIES☓DJ KELLYのコラボで、本当のラストソングとなる「JUST BE COOL feat. DJ KELLY」を披露。会場中を踊らせて、最高潮の盛り上がりでライブを締めくくりました。




【中締めの回】
「DAIENKAI」2日目に向けて、いったん中締めとなる「中締めの回」。ジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)が演じた、福徳率いるウルフルズそっくりの音楽グループ・ウルトラズ(アイロンヘッド・辻井亮平、クロスバー直撃・渡邊センス)のコントには、なんとトータス松本(Vo)が降臨! 観客のボルテージも高まったところで、初日のライブアクトのトリを務める、ウルフルズのライブが始まります。

1曲目「バカサバイバー」のグルーヴィーな演奏とトータス松本の求心力あるソウルフルな歌声で観る者の心をガッツリ掴むと、「大阪ストラット」で踊らせて、「笑えれば」で涙させてと、ライブ序盤で観客の心を完全掌握したウルフルズ。
星のようにきらめくミラーボールの光の下、歌と演奏で壮大な楽曲世界を描いた「暴れだす」は、『M-1グランプリ2022』のテーマ曲でもある楽曲。芸人やお笑いファンにとって思い入れの強い曲が聴く者に強烈なインパクトを残し、前半戦のライブは終了しました。
続くネタコーナーでは、ウルフルズのライブの余韻が残るステージで、しっかり笑いを取っていたさや香(新山、石井)、ロングコートダディ(堂前透、兎)。そして、初日の大トリとなる銀シャリ(鰻和弘、橋本直)が圧倒的な漫才でネタコーナーを締めくくり、再びウルフルズのライブへ。
ライブの繋ぎ役として再び登場した、ジャルジャルとウルトラズ。ウルフルズのジョン・Bと顔が似ているクロスバー直撃・渡邊が、本人と入れ替わり、そのままライブが始まりそうになるという、無茶なボケにも快く付き合ってくれたウルフルズ。「ガッツだぜ!!」でライブが始まると一瞬で会場の空気が変わり、客席から一緒に歌う声と熱気が上がります。



さらに「借金大王」、「バンザイ~好きでよかった~」と続き、誰もが知っている大名曲で聴く者の魂を揺さぶると、「最後はみんなと一緒に歌いたいと思います」とさや香、ロングコートダディ、銀シャリ、そしてジャルジャル&ウルトラズを呼び込んだトータス。
ワンフレーズごとにマイクを回して、みんなで「ええねん」を大熱唱。さらに「ええねん!」のフレーズを会場中の観客が合わせるという、美しく幸福感溢れる光景の中でエンディングを迎えた初日。最後は一本締めで締めくくり、2日目へバトンを渡しました。






6,500人と誓った「絶対に成功させようね」
2日目のオープニングは、「KAMPAI ACT」として登場したのは、芸人代表のガクテンソク(よじょう、奥田修二)と、アーティスト代表のセントチヒロ・チッチ(CENT)。シークレットゲストとしてヨネダ2000(誠、愛)が登場し、円陣を組んだ5人が、「絶対に成功させようね」と唱えます。
続く餅つきの儀式では、客席は拳を上げて大盛り上がり。オープニングから「DAIENKAI」ならではの空気で一体感が生まれる中、ガクテンソクの音頭で「乾杯!」のかけ声を合わせて、明るく賑やかに2日目の幕が上がりました。



【二次会カラオケの回】
この日のトップバッターとなったライブアクトは、超能力戦士ドリアン。メンバーと共に3体の恐竜がステージに登場して、観客のど肝を抜いた彼ら。1曲目「恐竜博士は恐竜見たことないでしょ」に合わせてパラパラを踊ったり、のそのそと歩き回る恐竜。中から出てきたのはおーちくん(Vo)と、ネタを終えたばかりのオズワルド(畠中悠、伊藤俊介)。

“とにかく入り乱れるということ”をテーマに、気合い十分で『DAIENKAI』のステージに挑んだという彼ら。この日のために作った新曲「DAIENKAI2025(天保山)」では芸人と観客を巻き込んで、“#DAIENKAI”の人文字を作る演出で大盛り上がり。
さらに「チャーハンパラパラパラダイス」でステージ上ではエルフ(荒川、はる)が踊ったり、「いきものがかりと同じ編成」では、芸人の巨大写真パネルをリレー形式で運ぶレースで観客同士が競ったりと、まさに全員が入り乱れて作り上げていったドリアンのライブ。
最後は「焼肉屋さんの看板で牛さんが笑っているのおかしいね」で大騒ぎし、2日目のトップバッターにふさわしい、楽しく賑やかなステージとなりました。





【無制限飲み放題の回】
しずる(池田一真、純)、ヨネダ2000、ジェラードン(かみちぃ、アタック西本)、ガクテンソクと、個性派芸人たちの独創的なネタで爆笑を生んだ「無制限飲み放題の回」。
しずるの“素人さんクイズ選手権”のコントでは、客席に潜んでいたチッチが池田の妻役で登場。ジェラードンの“満員電車”のコントでは、二人にギュウギュウに挟まれたチッチが、アタック西本のTシャツの中に頭を突っ込まれてと、体を張ってコラボに挑む彼女の姿に、客席から拍手と大爆笑が起きます。
ネタコーナーの後は、「アゲて行きましょう!」と「堂々らぶそんぐ」でテンション高く始まった、CENTのライブ。MCでは「CENTらしく、精一杯届けていきたいので、よろしくお願いします」と意気込みを語ったチッチ。「夕焼けBabyblue」、「百日草」とミディアムテンポの曲が続き、キュートで温かみのある歌とパフォーマンスで観客を魅了します。

続いて、「Tenugui Galaxy!?」を曲紹介すると、しずる、ヨネダ2000、ジェラードン、ガクテンソクをステージに呼び込み、みんなで手ぬぐいを回したり、背中を擦る振りのあるライブ演出に、会場中が笑顔で参加。
そんな光景を見ながら「ハッピーになれる気を感じてます。私にもパワーをくれますか?」と笑顔で問いかけ、「向日葵」で始まった終盤戦。ラストは「決心」のエネルギッシュな歌と演奏で、堂々フィニッシュ。ライブ後はジェラードンの型抜きのネタに自主的に参加し、コントの時ともライブの時とも異なる、チッチの無邪気な笑顔が輝きました。





天才に憧れる天才アーティストはコントでも大活躍
【タンバリンとマラカスの回】
これでもかと言うくらい、岡崎体育と芸人のコラボが繰り広げられた「タンバリンとマラカスの回」。マヂカルラブリーのネタでは、ロケットランチャーで撃たれ、ビスケットブラザーズのネタでは、タキシード姿で求婚し、ニッポンの社長のネタでは、甲子園の審判に間違えられて、阪神タイガース90周年記念公式マスコットソング「V!V!Victory」を歌って大活躍を見せた岡崎体育。
ライブではゲーム性のある「あてはまRing Rin」で観客の心をガッツリ掴むと、マペットのてっくんに脳と身体を支配されたマヂカルラブリーが登場したホラー展開の「FRIENDS」で笑わせます。

ライブ中盤、「カッコいい歌も歌っていいですか?」と甘い歌声を聴かせたバラードソング「Voice of Heart2」ではビスケットブラザーズに邪魔され、芸人と一緒にライブの世界観を作り上げた岡崎。
ラストは「エクレア」でアーティストとしての誇りや覚悟を歌い、ライブを終えました。アーティストと芸人の魅力を最大限に引き出す、まさに『DAIENKAI』と言えるコラボとなりました。





【盛々パーティープレートの回】
ミキ(昴生、亜生)、ダンビラムーチョ、ジョックロック(福本ユウショウ、ゆうじろー)、蛙亭(中野周平、イワクラ)とバラエティ豊かな芸人が続くネタコーナーで沸かせた後は、神聖かまってちゃんのメンバーmono(Key)、みさこ(Dr)、ユウノスケ(Ba)の3人が登場。
冨安四発太鼓保存会会長の武内重夫(ダンビラムーチョ・大原)の鳴らす太鼓で“だるまさんが転んだ”をする「冨安四発太鼓が転んだ」に挑戦。会長は太鼓の打ち手をみさこ(Dr)と交代し、結果会長があっさり勝利するという大人げない結果でゲームは終了。最後はmonoから「こういう形で出してもらえてよかったです」と感想が語られました。




続いてオズワルドが出囃子で使用する「これさえあれば」で始まったT字路sのライブ。伊東妙子(Vo・Gt)の力強くブルージーな歌声が、圧倒的求心力をもって観客を魅了します。
1曲歌い終えると、拍手と歓声が鳴りやまない会場に登場したオズワルド。「せっかくだから畠中悠の曲、一緒にやりましょうよ」という伊東の誘いに畠中が恐縮しながらギターを担ぎ、畠中作詞作曲の曲「コンビニエンスマン」をコラボで披露。

その後は、オズワルドがMVに出演する「美しき人」から、「マイ・ウェイ」「新しい町」のカバーを披露、ラストはたっぷり気持ちを込めた情感溢れる歌と演奏で「泪橋」を披露。聴く者に勇気や希望を与えてくれる、音楽の力を強く感じさせてくれるライブとなりました。



【大合唱の回】
いよいよ、『DAIENKAI』も終盤に突入。シシガシラ(浜中英昌、脇田)、ロングコートダディ、アインシュタイン(稲田直樹、河井ゆずる)と芸人たちのネタが続き、3年連続出演となるキュウソネコカミのコラボが生みだす奇跡のハーモニーに期待が高まった「大合唱の回」。
ライブは1曲目から芸人を呼び込み、写真をテーマとした楽曲にちなんで“ステージ撮影OK”の撮影タイムがスタート。

芸人とのコラボは、メンバーが互いのいいところを褒め合うアドリブパートがある「ただしイケメンに限らない」にロングコートダディが登場。照れながら互いを褒め合ったり、“嘘つき”を歌った「記憶にございません」にシシガシラが登場して、「嘘つき」と呼ばれないように、脇田が絶対に失敗出来ない雰囲気の中で自分の特技に挑戦したりと、楽曲の面白さを引き立たせました。
宇宙を題材とした「GALAXY」で観客がスマホの光で星空を作ると、アインシュタイン・稲田が星型のヘアスタイルで星空を彩ります。2度目の「ただしイケメンに限らない」では、シークレットゲストとしてしずるが登場。池田のいところを頑張って見つける純と、純からの褒め言葉を求めるばかりの池田に会場が爆笑。
ライブ終盤、「音楽と笑いの共通点はみんなの笑顔が見たいこと。ちょっとポンコツでも笑顔があればいい。このフェスのテーマ曲みたいな曲をやります」とヨコタシンノスケ(Key)が語り、「ハッピーポンコツ」を高らかに歌い上げたキュウソ。


ラストは「お願いシェンロン」で芸人がステージに集合。一緒に歌って踊ってかめはめ波のポーズを決めて、大団円かと思いきや。カットインしてきた映像は、なぜかニッポンの社長・ケツの生い立ちを振り返る感動的な映像。ステージ上には筋斗雲(お神輿)に乗せられたケツの姿。3回目の出演となる今年も、いつもと同じ初出演時からのお約束のエンディングで幕を閉じました。





【また会う日までの回】
2日間にわたって行われてきた『DAIENKAI 2025』もいよいよラスト。「また会う日までの回」は、まだまだ元気な観客とのコール&レスポンスで始まったマユリカの漫才から、ぶっ飛んだヤバイ世界観にヤバイTシャツ屋さんが降臨するななまがりとのコラボコントへ。

ライブアクトの大トリを務めたのは、3年連続大トリとなるヤバイTシャツ屋さん。
過去何かと揃うことが叶わなかったミルクボーイが3年目にして2人そろって『DAIENKAI』のステージに立つと、「おかんが好きな駅があるらしいんやけど、その名前をちょっと忘れたらしくて……」と始まった漫才から、「喜志駅周辺なんもない」で、ライブが勢いよくスタート。
ライブ序盤から彼らの代表曲であり、キラーチューンである「あつまれ!パーティーピーポー」を放つと、ハイテンションな歌と演奏でアッパーな曲を連続投下し、客席の熱量もぐんぐん上がっていきます。
その後のステージに登場したのは、ななまがり・初瀬。「キモお兄さんと遊ぼう!」と観客に呼びかけ、キモお兄さん(ななまがり・森下)を召喚すると、追加のキモお兄さん2人(マユリカ)も登場。悲鳴と笑い声が会場に響く中、大爆笑するこやまが「キモではなくヤバやけど」と曲紹介して、「ヤバみ」に突入。楽曲ラストには、マユリカ・中谷がキモお兄さんの格好のままバック転を決めて、客席に向かって決め顔を披露しました。


続いて「ええがな」、「無線LANばり便利」でブチアゲると、見取り図(盛山晋太郎、リリー)扮する南大阪のカスカップルがヤバTに絡んできます。「ありぼぼちゃんの子の名前付けたるわ」と“美味草(セブンスター)”などのキラキラネームを強要した力也(盛山)が「なんか結婚したくなってきたな」と綾(リリー)に告げながらステージを去ると、2人に贈るように「ハッピーウェディング前ソング」を披露。


「3年連続大トリを務めさせていただいてありがとうございました。音楽好きとお笑い好きがこの規模で集まれるのは、当たり前のことじゃなくて。こんなお祭りの場を、作ってもらえることが本当に嬉しいです。皆勤賞で出たい!」とこやまが少し真面目に語ると、「みんな集まれ~!」と出演者全員をステージに呼んで「かわE」を披露。ラストは「また来年会おうぜ!」とこやまが告げ、全員でジャンプを合わせてフィニッシュ。



2日で総動員数約13,000人、参加アーティスト12組、芸人45組の大盛り上がりの『DAIENKAI 2025』は楽しくに賑やかなステージで大エンディングを迎えました。

そして、早くも『DAIENKAI 2026』の開催が決定!
4年目となる『DAIENKAI 2026』は、東京ガーデンシアターにて、2026年7月31日(金)、8月1日(土)、8月2日(日) にわたって、開催史上最大規模となる3日間の開催に挑戦します。
出演アーティスト・芸人などの詳細は後日発表されるので、続報にご期待ください。
公演概要
DAIENKAI 2026
日程:2026年7月31日(金)、8月1日(土)、8月2日(日)
会場:東京ガーデンシアター
(東京都江東区有明2丁目1-6)
・公式ホームページ(https://daienkai.com/)
・公式X(https://x.com/daibakushow_y)
・公式Instagram(https://www.instagram.com/daibakushow_y)